なんの因果かヴァルグに育てられていたエルフの男性。経緯は不明だが、乳飲み子の頃に森で雌のヴァルグ、リーチェ（桜：cherryのアナグラム）に拾われ、育てられる。名前はそのヴァルグから貰ったもので、ホロケウは自身を育ててくれたヴァルグを「おっ母」と呼んで慕っている。
　リーチェからは物心つき始めた頃に「お前はヒトであり、本来我々ヴァルグとは別の場所で生きる生き物だ」と教わっている（泉に映った顔を見るなどして己の姿を認識する）。その際、「例えこの先に何があっても、己の在り方を忘れてはならない」と母と約束をしている。また、リーチェは森羅魔法の使い手であり、ホロケウは森羅魔法の基礎を彼女から叩き込まれている（15話の雑談にて「それいいね」となったので後付け追記）。
　およそ5〜7歳の頃に母のヴァルグと共に魔神に襲われる。逃げ惑った先で偶然にも人族の旅人と出会い、致命傷を負っていた母は人族たちにホロケウを託して息を引き取る。母を失ったあの日の恐怖は今でも忘れられない。その頃のショックの影響か、髪の毛の一部が色素を失っている。

　人族に引き取られてから、ホロケウは“奈落の盾神”イーヴ神の神殿に預けられる。人族の中に、イーヴ神の神官がいたのだ。そこで成人するまで育てられる。普通の人族の言葉を喋られるようになり、ホロケウはそのまま神官としての訓練を受けるようになる。いつの間にか、イーヴ神から神託を受け、神聖魔法を扱えるようになっていた。
　成人した折に、「やっぱりおれは森の生活の方が合っている」と言って神殿を飛び出そうとする。最初は止められたものの、それでも森で暮らしたいと訴えたホロケウに対し、イーヴ神殿の人たちは森の中にあるもう使われていない小さな山小屋を与えてくれた。成人まで育ててくれた上に新しく住む場所を与えてくれた神殿の人たちへの恩返しとして、森の果実や草花で作った果実酒や香水を街に売りに行き、売り上げの一部を神殿に納める生活を始める。

　そんな生活を50年ほどしてから、ホロケウは時折旅をするようになる。旅先で神官として冒険者の手助けをしたり、新しい薬の調合を覚えたり、様々な経験をしてまた森に帰っては10年ほど引きこもる。そんな生活を200年ほど続けている。最近の旅で面白かったのは、ルーンフォークの里に赴いた際、なんか面白そうだったので血を提供したら、自分にそっくりのルーンフォークを精製されたこと。「アルメナス期の文明やばたん」と思ったらしい。

　と、こんな感じに過ごしているが、心の奥底にある本当の旅の目的は「母ヴァルグを殺した魔神探し」である。生きているかは分からない。が、あの時のことははっきりと覚えている。特徴がはっきりしているから、もしかすると倒された文献が残っているかもしれない。それを見つけるでもいいし、探し求めて自分が引導を渡すでも構わない。魔神の理はよく知らないが、もし子孫でもなんでも残っていれば殲滅してやると思っている。一人で生きられるようになってから森に戻ったのも、旅をしてはまた戻り、忘れられただろうころに旅にまた出るのを繰り返しているのも、この復讐は自身だけのものであり、他人を巻き込むことではないと思っているから。
　無意識下でそう考えているので、普段はそんな雰囲気を全く見せない。多分相対したときにブチ切れる系。

　母の墓前（桜の木の下に母の墓を作ってある）にて芽吹いていた桜のメリアの女の子を拾う。赤子の世話など勝手を知らない。当時森に引きこもっていたのだが、慌ててイーヴ神殿に駆け込み助力を乞うた。そのまま「お前もたまには誰かと長い期間暮らしてみなさい」と言われ、なし崩しに赤子の父代わりをする羽目に。仕方がないので「キルシュ（ドイツ語で桜）」と名前をつけて共に暮らすことに。10年ほど共にいる中で、ホロケウにとってキルシュは確かに大切な娘になっていた。大切にすればするだけ、今後の自分の復讐にキルシュを巻き込みたくないと思うようになっていた。
　そのため、キルシュをとあるメリアの里へ里子に出すことを決める。幸せになってほしいと願ってのことだったが、ひと月も経たずにその里は蛮族と魔神の群勢に焼かれるという知らせを受けた。跡地に向かうもキルシュの死体は見つからず、また逃げおおせた者たちともなんとか連絡を取ったが、キルシュを見たものはいなかった。こうして、また魔神によって家族を喪ったのだった。

　1年前のある日、いつものように酒や香水を売り捌きに街に赴いた際に、ルーンフォークの少女に声をかけられる。メイド姿の少女に対し「客引きか？」と思っていたら、どうも様子が違う。もしかするとあなたは私の血縁かもしれないとか言われた。えっ、おれは清き身体の独身だけど？？　と思っていたのだが、そこでジェネレーターに血液の提供をしていたことを思い出す。お　ま　え　か。
　そこからは流れるようにそのメイドちゃんの所属する冒険者ギルドに入ることに。まぁそろそろまた冒険者稼業に足を突っ込むかなと思っていたところなので、良しとした。
　突然孫娘ができました。結婚してないのに。

　最近ようやく「鬼滅の刃」にハマったので、好きなキャラの好きな要素を詰め込みました。
　・飯を美味い美味いと食べる：煉獄さん
　・野生児：伊之助
　・女の子好きだけど対応がぐだる：善逸
　・魔神絶対ぶっころムーブ：炭治郎
　・きっとイーヴさまは義勇さんだよ（義勇さんが一番好きです）
　名前については、2021年春から新版アニメが放映決定しているシャーマンキングの推しです。おめでとうございます。ちゃんとアイヌ語で「狼」を意味する言葉だからセーフ

　どういう因果かヒルデに恋をしてしまった模様です。歳の差240歳オーバーだぞ年齢考えろおっさん！
　いやだって、あの、3話のあのギャップ萌えでストレートに殴ってくるの卑怯（ほめてる）じゃないです？　かわいかった。
　意識してなかったつもりだったのに、6～8話でいちいち相手を気にするしヒルデが死にかけ（食いしばったよあのお嬢さん、ドラマ持ってる……）た時に息のんじゃうし、お揃いのMCCとかいうプレゼントをもらったらそれを入れるために袋の材料買っちゃいました（買わせました）。
　バレたら孫に心配されそうです。重い？　いやうん、私がPLの時点であきらめろホロケウ。私はこういうのが好きなんだ。だってFateのエミヤもペルソナ3の荒垣先輩もその辺やらかしそうだしな（荒垣先輩なんて後生大事に持っている懐中時計を見つけた女主人公に「お前に似合うと思って」って言いながら腕時計プレゼントしてその後の満月の日に贖罪のために死ぬんだぞ。そんなキャラが二次元の最推しとか言っているPLだぞ私は！！）。
　9話でノリでやった夜会話でヒルデに弱い部分を見せちゃったし頭撫でられるし自分から引き寄せるしなんなんだてめぇ……。自覚してしまいました恋心。果たしてどう転がるんだきみは……楽しみにしています。
　これに付き合ってくださるみなさんに感謝の意を添えつつ。

　まず養女のメリアであるキルシュが生きてました。ただ彼女は過去にホロケウの母を殺した魔神の手によって、魔神になっていました。悲しいなぁ（やったのはPLことGMですが）。ニルヴェールの故郷を滅ぼした原因の一人でもあった彼女は殺すしか助ける手立てもなく、みんなに協力してもらって「人として」死ぬことを果たせました……。
　その後、家を焼き払うことに。もともとそういう約束の元もらい受けていた場所だったし、「帰る場所」を決めたことで踏ん切りはついていました。今後はみんなと一緒に歩くことを決めたのですが……。
　そこでみんなにお膳立てされ、ヒルデと二人きりに！！　魔域にて半身がヒルデの首にキスなんてしてたものだから、それについて問い詰められてさぁ大変。逃げられないし逃げるわけにも……ということで遂に観念し、ヒルデに想いを伝えたところ、なんと、相思相愛でした……！　改めての告白と、口付けを交わしまして、いよいよ死ねなくなりました。でも復讐はまだ終わってません。キルシュが残してくれた大きな手掛かりを手に、復讐心という泥を濯ぎ落し、みんなとちゃんと未来を歩くための冒険が、やっと始まりました。