泣く子(分離した心)
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 言語
- 交易共通語、魔動機文明語、魔法文明語
- 生息地
- ----
- 知名度/弱点値
- 19/23
- 弱点
- 物理ダメージ+2点
- 先制値
- 19
- 移動速度
- 25(飛行)
- 生命抵抗力
- 15 (22)
- 精神抵抗力
- 16 (23)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
翼(目を隠した子) | 16 (23) | 2d6+20 | 16 (23) | 12 | 180 | 45 |
翼(耳を塞いだ子) | 16 (23) | 2d6+20 | 16 (23) | 12 | 180 | 45 |
翼(口を覆った子) | 16 (23) | 2d6+20 | 16 (23) | 12 | 180 | 45 |
特殊能力
このデータシートは複数のエネミーのデータの共通部分が多い為、統合しています。
実際にはそれぞれ別個体なので注意してください。
●全体
○分離した心
全ての子のHPが0になれば合体し、異なるエネミーになります。この追加のデータは、「泣く子(分離した心)」の魔物知識判定に成功していれば、その結果をこちらにも適応できます。https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=POQ8To
合体後、最もPC達から遠い座標に「泣く子」が出現し、手番の進行状態はそのままに戦闘が継続されます。
また、その時全てのPC側のキャラクターのHP、MPを「12」点回復します。
○飛行Ⅰ
●目を隠した子
○目を隠した子
このキャラクターが戦場に存在する間、泣く子の「弱点」が適応されません。
また、このキャラクターからの攻撃の回避判定に「-2」のペナルティ修正を受けます。
●耳を塞いだ子
○耳を塞いだ子
このキャラクターが戦場に存在する間、泣く子の「攻撃対象」を変更できません。
●口を覆った子
○口を覆った子
このキャラクターが戦場に存在する間、ランダムな敵1体に「行動不能:1」を付与します。
このキャラクターが戦場に存在する数だけ、この能力は複数回効果を発揮します。
戦利品
- 自動
- 大理石の心(1500G)
解説
人間の脳は幻覚と現実を区別できないときがある。ホラー映画を観れば虚構だということが分かっているのにもかかわらず恐怖を感じるよう、常に分別がつくわけではない。目の前で僕を叱責しながら罵倒を垂れている彼らを決して虚構とは考えることができないように。
でも……みんな死んだだろ。当たり前だが、本物であるわけはなかった。そうじゃなきゃ、どうして僕は彼らの言おうとしてること分かるんだ。彼らが先に僕へ言った話が事実な訳がない。でもこのすべてを知っている風に、僕は先輩が言おうとした言葉を塞いだ。僕を害することを口にすることで僕が何を得られただろうか。自己弁明?きっと僕を傷つける言葉だったけど、その反対に僕を守ってくれる言葉だった。こうしてまた、僕は真実から逃げている。他人を悪にする。そうすれば気分が少しマシになった。パメリの言う通り。結果に分かりやすい理由をこじつければそれで良かった。僕には間違っていない。相手が悪いから……。あんなに好きだった先輩と師匠だったけど、僕を守るためのエゴのせいでパッと手のひらを返すことになって本当に笑える。
真実を知るよりも美しいことはないので、偽りを認めるのよりも恥ずべきことはないだろう。きっと僕は僕の弱さを認めて受け入れたと思った。少しは不安定だったけど、今まで行ってきた偽りの行動に対する恥を感じ、また、僕だという理由であるがままの僕を大切にすることにした。そうしたつもりだった……。僕は話すことをやめた。僕はもはやどの言葉を口にして良いのか分別することができなくなった。
僕を害そうとする全てのものには目を隠せ。僕を間違ったところに導く話は聞くな。不必要な悪を口にするな。そして最後、行うな。そうして僕を幸せにしろ。
もう、僕は何も聞くことができなかった。