ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ギンチ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ギンチ

プレイヤー:ざると

種族
放浪種レプラカーン
年齢
10
性別
種族特徴
[暗視][見えざる手][姿消す職人]
生まれ
密偵
信仰
なし
ランク
穢れ
0
14
4
5
6
6
8
9
7
9
成長
1
成長
0
成長
1
成長
1
成長
0
成長
0
器用度
21
敏捷度
20
筋力
13
生命力
14
知力
12
精神力
14
増強
増強
増強
増強
増強
増強
器用度
3
敏捷度
3
筋力
2
生命力
2
知力
2
精神力
2
生命抵抗
4
精神抵抗
4
HP
20
MP
14
冒険者レベル
2

経験点

使用
5,000
残り
1,050
総計
6,050

技能

バトルダンサー
2
スカウト
2
バード
2

一般技能

ベガー(物乞い)
2
キースミス(鍵屋)
1

戦闘特技

  • 《囮攻撃Ⅰ》
  • 《特殊楽器習熟》

呪歌

  • 【モラル】
  • 【終律:春の強風】

判定パッケージ

スカウト技能レベル2 技巧 5
運動 5
観察 4
バード技能レベル2 見識 4
魔物知識
0
先制力
5
制限移動
3 m
移動力
20 m
全力移動
60 m

言語

会話読文
交易共通語
魔動機文明語
地方語(ブルライト)
汎用蛮族語

呪歌

奏力演奏
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
バード技能レベル2 呪歌 4 4 +0
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
バトルダンサー技能レベル2 13 5 4
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
[刃]ブージ 1H 11 5 16 11 4
明音のフルート 2H 0 0 0 0 0 呪歌の演奏判定時、巧奏値-1。
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
バトルダンサー技能レベル2 13 5
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
ポイントガード 1 1 0 グラップラー・バトルダンサー専用
合計: すべて 6 0
装飾品 専用 効果
背中 ロングマント(フード付き)
ベルト(良デザイン)
ロングブーツ
所持金
5,170 G
預金/借金
0 G / 0 G

所持品

■武具

ブージ
ポイントガード

■魔法媒体(装飾品含む)

明音のフルート

■技能補助系

スカウト用ツール

■一般装備品・消耗品

〇冒険者セット

冒険者セット(背負い袋、水袋、毛布、たいまつ×6、火口箱、ロープ10m、小型ナイフ)

〇袋類

〇キャンプ用品

〇照明器具

〇冒険用道具

〇衣類

着替えセット×07日分

〇荷役用動物

〇その他

■生活費・宿泊費など

〇生活費

〇宿泊費

〇食事

保存食×07日分

〇嗜好品

〇移動費用

■薬草・修理具

〇薬草

救命草×03

〇ポーション

ヒーリングポーション×01
アウェイクポーション×01

〇薬品

〇修理具

■冒険者技能用アイテム

〇冒険者技能用アイテム

〇特殊楽器

■ゴーレム作成・強化アイテム

■魔神召喚・召喚供物

■騎獣携行・再生・武装アイテム

■冒険道具類

〇非消耗品

〇消耗品

■装飾品

〇頭

〇顔

〇耳

〇首

〇背中

ロングマント(フード付き)

〇手

〇腰

ベルト(良デザイン)

〇足

ロングブーツ

〇任意

〇その他限定

名誉点
20
ランク

名誉アイテム

点数
冒険者ランク

容姿・経歴・その他メモ

冒険者を目指すまで

ギンチは元々、マカジャハット王国から少し離れたところにある村で産まれた。
国の城塞都市の特色で遠方から人々が集まる事の影響か、彼の村にも様々な種族が暮らしていた。
物心ついた時から少しして病にて両親を亡くしたものの。
周囲の人に助けられながら賑わいが満ちるこの村で暮らす事でその事に寂しさを感じる事も無くギンチは幸福な生活を送っていた。

問題は、都市に近いとはいえただの村に過ぎなかった点だろうか。
守りの剣が配置されていない村に、ある日何の予兆も無く魔物の襲撃があったのだ。
村の青年たちで結成された自警団が迎撃をしている間に、残る女子供や老人は守りの剣の影響圏───マカジャハットの城塞都市への避難に動いた。
しかし、パニックになった民衆は完全な統率が取る事ができず。
避難の道中に濃霧に見舞われた事も不運だった。
ギンチは共にいた村人たちと逸れてしまう。
時間が経過し段々と霧は晴れるも、周囲には自分の他に誰もいない。
途方に暮れ寂しさに涙を流しながらも、幼心ながらいつまでも立ち尽くしている訳にはいかないと考えギンチはただ一人歩き始めた。

何時間、あるいは何日か。
殆ど呑まず食わずで街道を歩き続けたギンチだったが、やがて体力の限界を迎えその場に倒れる。
飢餓感と疲労感が身体中を覆い、徐々に意識が薄れていく中で。
目が閉じる直前に誰かの声を聞いた気がした。
……目を開くと、視界には岩肌の天井が映っていた。
事態の把握に努めようと、首を横に振って周囲を見回すと隣に自分よりもやや年上に見える少年の寝顔があった。
自分の身じろぎに気付いたのか、少年が目を開く。
ギンチが目を覚ましている事を確認すると、ぱあっと笑顔を浮かべた。

少年───カナテと名乗る人物はギンチに食事を提供しながら状況の説明をしてくれた。
まず、ギンチは村人たちと逸れた後に進んでいた方向は全く真逆だったらしい。
今いる場所は導きの港ハーヴェス王国より徒歩で一日程度離れた場所にある洞窟との事。
近くの街道で行き倒れているギンチを見つけ、カナテがここまで連れて来た事。
……ここまでは良かったのだが、以降が不穏になった。
カナテは一家で盗賊家業を担っている事。
ギンチの身柄も人売りに渡して金に換えようとした所を、カナテが止めた事。
金を得り損ねたカナテの家族は、その分ギンチにも働かせるように言いつけカナテも渋々それを呑んだ事。
両方とも拒否してしまうと、自分が暴行された挙句ギンチが目を覚ます前に人売りの元へ連れていかれると思った上での判断だったとの事。
「家族」と称してはいる物の、カナテとカナテの一家との間に愛情と呼べるそれは見受けられない点をギンチは察した。

それからギンチはカナテの一家と共に暮らす奇妙な生活が始まった。
カナテの父と数人の兄は街に赴いては情報を集め、該当の日付に街道へ向かい人々から金品を奪い。
カナテはそれに同伴せず、ハーヴェスの街にてスリや盗みを行って金銭を稼いでくる。
ギンチは洞窟に残って彼らの身の回りの世話を行っていた。
カナテの家族は決してギンチに好意的な態度を示す事は無かったが、少なくとも余計な事をしなければ罵倒も暴力も飛んでこない。
逃亡防止の措置か、洞窟の外に出る事だけは禁止されたが、複数人が生活しても広々としている洞窟内を自由に歩き回れる許可も貰えていた。
何よりギンチ自身もまた、自らの手だけで生活を賄う事は難しい事もあって彼らに不満を告げる事も無かった。
カナテの存在が特別な事もあった。
家族からまともな愛情を受けてこなかった反動か、カナテはギンチを弟として扱い大事に想ってくれた。
ギンチもまたそんなカナテを実の兄の様に慕い、兄と呼称した。
彼の家族からの脅迫から生まれた歪な関係ではあったが、二人の絆は本物だった。

ある日カナテが高熱を出し"仕事"に出れなくなった。
彼の家族はカナテを心配する態度は一切見せず、"生活資金の足しになる存在"が"役立たず"に成り下がったと言い放つ。
看病を行わないのは勿論、その日からカナテとギンチには食事の提供も行われなくなった。
ギンチが食い下がると、
「それなら自分で日銭を稼いで来い。カナテはいつもお前の分と合わせてそうしていた。」
……その返答に、初めにカナテから説明を受けた時の事を思い出す。
元々人売りに渡される予定だった自分。
それが今もこの場にいられるのは、カナテがこの人でなしたちに対して対価を払っていたからなのだと…ようやく理解した。
これまで自分を助けてくれていた兄を見捨てる事などできはしない。
ギンチはその日からハーヴェスの街を往復する事になる。

自分の様な子供に、あいつらが満足する額を稼げる日雇いの仕事は無い。
カナテが自分に零していた言葉が身に染みる。
ギンチ自身も金銭を稼ぐために取った行動は同じ───盗みだった。
カナテよりも技術に乏しい自分は、人気のない路地で体力に難のありそうな老人をターゲットにする事で辛うじてその行為に成功していた。
しかし、そんな都合のよい状況もそうそう揃いはしない。
二日が経ち、三日が経ち。
ギンチの稼いできた日単位の金額はカナテの半分にも満たないものだった。
カナテの熱も中々下がる事も無く、彼の朝晩の看病と昼は緊張感を持った犯罪行為とでギンチの身体は数日でふらふらになっていた。
四日目、カナテの看病を最低限済ませ街に向かおうとする際。
彼の家族の言葉が耳に入ってくる。

───カナテももう役に立たない───
───ギンチも稼ぎは大したことが無い───
───いっそ、二人とも売り払ってしまおうか───
───明日には奴隷商人と話ができる、必要ならその時に───

聞こえて来た言葉にギンチは焦りを募らせる。
自分と……何よりもカナテの安全の為に急いで街へと向かっていった。
だが、気力も体力も限界が近く焦っていた事もありこの日ギンチは大きく判断を違えた。ある意味では奇運だったが。
人気のない路地に入り込んだ人物から盗みを働く…ここまではいつもと同じだったが。
単独行動を取っている老人ではなく、二人組の青年に対して盗みを働こうとしたのだ。
そのうち、紅髪の青年の方からすれ違いざまに財布を抜き取り。
そのまま立ち去ろうとした所で腕を掴まれた。

よお、お前か?
最近ここらで盗みを働いてるガキってのは?

逃げた。
反射的に腕を掴んだ男性の腹部に渾身の頭突きを当て、怯んだ一瞬の隙を狙い腕を振りほどいた後に[姿消す職人]を用いて転移する。
移動範囲は短距離だが、相手の虚を突くのは充分だった。もう一人の獣耳の青年が何をしているかなんて気にしてる余裕は無かった。
走って、走って、走って───。
一目散に街を出て塒まで駆けてゆく。
酸素の行き渡らない頭で、己が失敗した結果の末に残っていたのはただただカナテの安否だけだった。
支離滅裂な思考の果てに、"カナテを連れてあの場を逃げよう。彼の家族からも、追手の存在するハーヴェスの街からも。"という結論だけが頭を埋め、街道から外れ道なき道を進んでいく。後ろを振り返る事なんてしなかった。

魔物に襲われ。
村の皆とはぐれ。
ならず者に脅される形で環境の変わった生活が始まり。
唯一の拠り所が倒れ苦しみ。
彼を助けようと奮闘したが上手くいかず。
幼いギンチには、もう限界が訪れていた。
唯一兄と慕ったカナテの存在だけが、今の彼の全てで。
彼を失う事だけは絶対にギンチの中であってはならない事だった。

戻ってきた洞窟は内部の明かりがついておらず、鉄錆の臭いが充満していた。

ぴちゃり、と進む足音に水音が混ざる。

様相の違う内部を、カナテを寝かせた部屋まで進んでいく。

その際、見覚えのある顔が虚ろな目でこちらを見ていた。随分と低い位置から(生首だけとなって)

木製の扉を開いて中を確認した。

ただそこにカナテがいてくれれば、こんな所さっさと抜け出して───

出立前に寝具に寝かせていたカナテは、いなくなっていた。
洞窟の中を一心不乱に探し回る。

その度にべちゃり、べちゃりと音が響くがそんな事はどうでも良くて。

どこを探してもカナテの姿は見つからなかった。

代わりにもならない、嫌いな存在の一部が動き回る度に自分にまとわりついて行く。

───兄ィ、どこにいるの。
極限状態に陥っていたギンチは肉体的にも精神的にも限界なんてとっくに超えていた。
最後の防波堤だったカナテの存在が消えてしまった事を頭が認識すると同時に全身の力が抜けて崩れ落ちていく。

べっちゃりとした臭い液体がクッションになって、身体が傷つく事は無かった。

意識を失う際にギンチが耳にしたのは覚えのない男の大きな声だった。

意識を取り戻したギンチは、ハーヴェスの街中にある医療機関のベッドで寝かされていた。
あの日、盗みを働いた男達が自分を尾行していたらしく洞窟に倒れた自分を見つけ連れて来たとの事だった。
その人物達は、最近街道で襲撃を繰り返す盗賊と街中で度々挙がる盗みを働く人物の風貌が近しいと目撃証言を耳にした事で、調査を行っている冒険者なのだと告げた。
街で盗みを働く少年───恐らく目撃情報があったのは自分ではなくカナテの事だった───にコンタクトを図り、追跡を行う事で盗賊団との関係性やアジトを突き止め逮捕に繋げるのが元々の意図だったのだそうだ。
しかし、ギンチを尾行した事で拠点を見つけることはできたものの中の様相は異常を極めており。
事件のあらましを確認する為の参考人としてギンチを一時保護したのだそうだ。
獣耳を生やした眼鏡の男性がゆっくりとギンチに質問をしていく。ギンチもそれに正直に回答した。

元々マカジャハット近くに住んでいたが、魔物の襲撃から逃げて盗賊団に拾われた事。
だが、兄と慕う人物以外からはギンチは物として扱われ待遇が良くなかった事。
そんな自分の面倒をカナテが見てくれていた事。
カナテが発熱し、"仕事"ができなくなったのでここ数日はギンチが代わりを務めていたが結果が著しくなかった事。
金銭を稼げなかった事で、盗賊団の連中が自分とカナテを売り払おうとしているのを耳にしていた事。
そこから焦りが募り……紅髪の男性に盗みを働き、それが失敗して───。

自分なりになんとか纏めたあらましを、男性はメモを取りながらきちんと聞いてくれた。
───ただ、熱を発したカナテの看病を行った時にそれまで見た事の無い刺青が身体に刻まれていた事を話すと眉根を寄せていた事がギンチの印象に残った。
聴取が終わり、ギンチの検診も済んだところで男性は述べる。
事情はわかったが、ギンチ自身が盗みを働いた事は事実。罪を償う為の行動は行って貰うと。
諸々の処理を済ませ彼に付き添って行くと辿り着いたのは監獄。
ガーロック監獄と呼ばれるその場所で、暫くギンチは過ごす事となった。
男性から経緯を聞いていたのだろうか、そこの看守の一人…角を生やした短髪の男性が自分の事をこまめに気にしてくれていた。
その態度がまるでカナテのようで、ギンチは嬉しさを感じつつも胸の痛みを同時に味わっていた。

事の経緯とギンチの年齢を加味し、更に盗賊団の事件に関して協力的な姿勢を見せた事もあって。
ギンチが服役した期間はとても短いものだった。獣耳の男性が司法取引に走ってくれた事をギンチは知らない。
看守には、ここから出たらどうするつもりなのかを聞かれ。
ギンチは鉄格子の中でずっと考えていた事を口にした。

───カナテ兄ィに、もう一度会いたい。会って話をしたいしまた一緒に暮らしたい。
その為にどうしたらいいのかはわからないけど、そうできるように頑張っていきたい。

その決意は果たして看守に届いたのか。
一瞬か、あるいは分単位の間見つめ合っていたのか。
看守はその場ではわかった、とだけ告げて後日出所したギンチの求める物を見つける為の足掛かりとなる場所に案内してくれた。

……月狼亭。
ハーヴェス王国内でも有数の冒険者ギルドで、複数の地方のギルドとも提携があり情報を集められる場所へと。

趣味・好物

【趣味】

・歌を歌う事
(村の皆やカナテ、監獄内でもそれなりに評判が良く自分もそれを嬉しく思っていた)

【好物】

・割と大味な味付けの食べ物
(みなしご育ち→盗賊団→監獄生活と繊細な味に触れる機会が無かったため)

経歴及び冒険に出た理由

【経歴】

・命を救われたことがある
・罪を犯したことがある
・大切な人と生き分かれている

【冒険に出た理由】

・探している人がいる

幕間の一時
イメージソング
キャラクターイメージ

履歴

冒険の道程
想い出の記憶

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
1 2/24 農地開墾のお手伝い 1,150 1,250 15 器用
たつや ゴーストオフェリアユージョンクルスティラ
2 4/1~4/11 外でまた出会う二人 1,100+800 1,100+800+2,000 5 筋力
生命
たつや ヘイタイ
取得総計 6,050 6,350 20 3

収支履歴

冒険者セット::-100
着替えセット::-10
保存食(1週間分)::-50
ロングマント(フード付き)::-50
ベルト(良デザイン)::-15
ロングブーツ::-25
明音のフルート::-200
ブージ::-240
ポイントガード::-100
スカウト用ツール::-100
救命草×3::-90
ヒーリングポーション::-100
アウェイクポーション::-100

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