メティスが物心つく前、とある魔神教団によって誘拐され、家族と生き別れてしまう。
その魔神教団は素質のある幼い子を誘拐し、人体実験や洗脳教育などを施したうえで、教団の一員にしていた。
メティスもまた素質を見込まれ、人体実験や洗脳教育などを受けさせられた上で魔神教団の一員として活動することになる。
魔神との契約も、魔神教団の中では魔神との親和性が高い者に限られ、メティスも親和性が高いと見込まれ、契約を行なうことになる。
魔神契約の日、メティスが呼び出したのは高レベルの魔神であり、当時の魔神教団の指導者と同等の素質があることが判明する。
ーーこの魔神契約は魔神教団の中での位置づけを決める儀式でもあり、メティスが次期指導者となることが決まった日でもあった。魔神契約の日以降、メティスは"星魔巫"として祭り上げられ、魔神教団の中でも重要な立ち位置に置かれることになり、魔神教団最高指導者の後継者として指名され....魔神教団の指導者として、世界の脅威となる運命であったーーー。

だが、その未来は訪れず、とある事件からメティスの人生は光の方向へ歩み出すことになる。
ある日、魔神教団はとある大きな町に異界の扉を固定させる大規模な作戦活動を実施する。
メティスも作戦行動に参加しており、魔神教団の信者達を星魔巫として指揮を執りつつも侵略を進めていくが、とある冒険者達によって阻止され、捕縛されることになる。

捕縛された魔神教団の者たちは処罰されることになったが、国や町側は魔神教団のやり口を知っており、ミティス達のように誘拐され、魔神教団に取り入れられた者たちは治療を受けることになる。治療担当者たち曰く、全員が感情を失っており、まるで戦闘人形のような有様で、あまりの酷さに泣きそうになった模様。（その後、治療担当者達はイーヴ神官となり、魔神教団撲滅をスローガンとして、各地で魔神教団を潰す活動をしているとか）

治療を終えた元魔神教団の一員だった者たちは無事に"人間"となり、多少の感情を取り戻すことに成功する。
ただ、周囲が認めようが、自身が犯してきた罪は無視できるものではなく、冒険者となり、自らの手で犯したその罪よりも多くの命を守り救うことで、贖罪をしていくことを決める。
かつて、剣をもつことを強要され、人々を傷つけてきた力だが....今度は自分の意志で剣をとり、守るためにその力を行使するーー。

"アレクサード"はメティスがかつて所属していた魔神教団の名前であり、自分の犯した罪を忘れないようにするためにあえてこの名前をつけた。

・メティスの家は貴族か王族クラスで、今もメティスを探しているとか...？？
幼い頃に生き別れたので、メティスは家族や家のことを認知しておらず、自分のルーツを知ろうとも思っていない。

・多くの魔神教団の信者達が捕らえられたが、最高指導者はまだいるため、一応まだ続いているとか。
（この魔神教団を完全壊滅させることがメティスが冒険者になった理由の一つとして、含まれている）

・かつて従者がいた
・罪を犯したことがある
・奇妙な予言をされたことがある
冒険に出た理由
・他に生き方がなくて（贖罪）