冒険者としてハーヴェスにやってきたリット、
とりあえずの宿を探すが、文無しだったリットは宿をなかなか見つけられなかった。
「次の依頼でお金が入ったらその時払うから」
は、さすがにどの宿でも苦笑いのみで入れてくれなかった。
あまりに宿が見つからず、文無しらしく野宿を視野に入れていた時、
『梟の泊り木』という宿を見つける。
夜も更けていたが賑わっており、なんとなく立ち寄ってみた。
男の子が、「注文は？」と聞いてきたので、「一晩泊めてもらえないか」と答えると女性がやってきて、対応を始めた。
それに対し、文無しであることや諸々の事情を伝えると今度は男性が出てきた。
その顔は恐ろしい顔をしていて
「冷やかしに付き合っている暇はない、とっとと出ていけ」
と言っているようだった。
男は、リットの襟首を掴むとひょいっと店の外に放り出した
その時に、偶然昔の依頼書が地面に落ちる。
依頼書を見た男は、改めてリットの姿を見て名前を聞く。
名前を聞いた男は、リットに条件を言う
一晩ではなく、金が入るまで宿泊する事
手が空いてる時は宿の手伝いをする事
こうして、リットはこの宿で暮らしていくことになった。
現時点で支払いは終わっていて、家賃を手伝いの駄賃で払ったりしながらお世話になっている。

1階の一室に住んでいて、
朝起き、顔を洗って、着替えると宿の準備や朝食の支度にかかる
朝食は、サヴァ、アウル、リットの当番制でやっている。
朝の支度を手伝った後は、ギルドに依頼を見に行く。
依頼があれば、それに行き、なければ宿に戻って手伝い
手伝いは、夜の22時くらいに終わる。

『梟の泊り木』
そこは父と息子、お手伝いの計3人で経営してる宿だった。
酒場兼宿屋で昼間も泊ることが出来るこの店は、
夜は、冒険者や普通の客が酒場として、宿として訪れ、
昼は夜の仕事をしている客や、夜間の狩りをする猟師などが休みに来る。
3人が手一杯働いて、ようやく回っている宿屋だった。

サヴァ・キサント
店主　男　38
『梟の泊り木』の店主
リットの父と知り合いらしく、リットのフルネームを聞いて
泊めることにする。
リットの父親は、彼がまだ飯屋をやっていた時によく晩飯を食べに来ていたそうだ。
一度潰れそうになった時に、お古の装備を譲ってもらっており恩があった。
それに近い額を、飯を奢ったりで貸しは返している
宿屋を始める頃には、リットの父親が街から離れていて
子供がいたとかは知らなかった。
リットの事は、最初から無一文と言う無鉄砲さに不安を感じていて
それに加え、昔世話になった人の子供と言うこともあり泊めることにした。
宿の仕事の手際もよく、今は宿泊ではなく家賃と言う形で一室貸し出している。
ランクがあっという間に上がっていき困惑とともにやはりあの人の子なんだなと感心している。
コルージャに冒険の話をして興味を持たせるのは勘弁してほしいと感じている。

コルージャに冒険者をやってほしくないのは、
宿屋を継がせたいのもあるが、一番は危険だからだ。
飯屋や、酒場をやっていると、冒険者が死んだという話は度々聞くもので、
そんな危ないところに息子をやれないと強く考えている。
しかし、どうしても行くならと、冒険者になった時用の貯金もしている。

実は、サヴァ自身も冒険者として何度か依頼をこなした事があり、
期待の新人と言われたこともあったが、簡単な依頼に行ったのにもかかわらず仲間が死に目に会ったことや、
いまいちピンとこなかったところから1年もたたぬ間に冒険者を辞めている。
サヴァ自身は、この過去を若気の至りと恥ずかしいと考えており、周りには話していない。

アウルの気持ちには一切気付いてなく、
アウルの相手がいないかと客の中のいろんな男性に目を配っていたりする。

コルージャ・キサント
息子　男　10
サヴァ・キサントの息子、宿屋の手伝いをしていて料理の修行をしている。
母親は、産んで間もなく病気で亡くなっており顔を知らない。
冒険者に憧れがあり、アウルに冒険の話を聞いたりしている。
リットが来てからは、リットにも聞くようになった。
父親からは反対されているが、酒場の客やリットやアウルに稽古をこっそりつけてもらったりしている。

アウル・ラニット
手伝い　女　26
元冒険者、仲間達のレベルについていけなくなり一人冒険者を辞め
『梟の泊り木』で6年ほど前から働くことになる。
ついていけなくなったというのは、彼女がPTについた嘘であり
本心は宿屋で働きたかったからだった。
冒険者時代から『梟の泊り木』には来ており、サヴァに恋心を抱いている。
宿屋の支度の際に魔法をよく使っており、彼女のおかげで効率が良くなっている。
コルージャの事は自分の子のようにかわいがっており、自身が冒険者だったこともあり
コルージャの夢を応援している。
リットに対しては、無一文だったこともあり。最初はどこか疑っていた。
ランク等を上げていくうちに、信頼するようになり。
今では暇な時や一緒に作業している時はお互いの冒険の話で雑談したりしている。

客の顔馴染み
カサルド・ネフェス
冒険者　男性　28
ブロードソード級
最初は先輩としてリットにいろいろ教えていた。
エンハンサーやレンジャーの知識は彼からの受け売りの部分がある。
今では、リットの料理目当てで店に来たりもする。
今でも先輩面してくる数少ない冒険者
冒険者ランクに左右されず付き合ってくれるリットの良き先輩
知識等はいまだに頼ったりしている。
何度か、薬草取りなどで一緒に森に行ったりしている。

リット
梟の泊り木を実家と重ねていて、宿の手伝いをすることで多少のホームシックを解消している。
リットの父の事はサヴァには言っており、客の中で知っている人がいれば伝えると言ってくれている。

サヴァに対して
昔の父を知っていて、冒険の話などを聞かせてくれた。
ジョアやミアの事を話すかは悩んでいるが、深い信頼と恩を感じている。

コルージャに対して
新しい弟のように感じている。
時どきミアとダブるときがあり、もやもやするときがある。
冒険者になりたいという気持ちに応え
稽古をつけたり、冒険の話をしている。
仲間が死ぬこともあるし、自分が死ぬこともあるとしっかり教えている。

アウルに対して
お姉ちゃんのような感じ、同じ冒険者だったこともあり
話が弾むが、時々サヴァの話ばっかりになるときは反応に困ってしまう。

カサルドに対して
ランクが上がった後も、よくからんできてくれる明るい人
他の冒険者の客は、ランクが上がるごとに対応が変わっていき違和感を感じる中
カサルドだけは一切変わることがなかった。

アドラ
最初の冒険を共にした大事な仲間
知識も多くしっかりしているところから、何かあればアドラに相談している。
プリーストの礼拝など共にすることもあり、詠唱でしっかり神を意識できているのはアドラのおかげだ。
アドラの横が安心でき、落ち着けるところになっている。
武器が好きなアドラから、武器の使い方を教わったりもしている。
闘技場でニトライド達と戦かったときの記憶は今も熱く残っている。
背中を預けられる仲間である。

レギアズ
最初の冒険を共にした大事な仲間
最初の頃は、クールでかっこいい兄貴分だと思っていた。
しかし、冒険を共にする中で、その印象も砕けてくる。
ヤクルトやいやいケンカをしたり、趣味に熱中したりするさまを見て、高い位置にいたレギアズの像は自身と並ぶ位置に来て
よりよい仲間としての関係を気付くことが出来た。
ヤクルトとレギアズのケンカは呆れつつも、良いものだなと思っている。

ヤクルト
最初の冒険を共にした大事な仲間
最初の頃は、普通のやつだと思っていた。
シェゾが命を落としてしまった冒険を境に変わっていく姿を隣で見ていた。
螺旋階段から飛び降り、命乞いの様に叫ぶさまを見て恐怖を覚えた。
戦闘では頼れる後衛なのだが、不気味な話をしたり謎の知識から距離を感じている。
まだ大切な仲間である。

シェゾ
最初の冒険から共にしていたらしい大事な仲間
アドラやレギアズ、ヤクルトと比べて話しやすさが一番なのはシェゾである。
雰囲気が近く、楽しんで話すことが出来る。
器用な戦い方が出来るなぁと思っている。
マテリアルカードの使い方を教えてもらっている。
一度ケンカした時から、全力のぶつけ合いが出来るんじゃないかなと思っている。
リットのカードは根に持っている。

ニトライド
良きライバル
仲良く話したり、組み手をしているがこいつには負けられないという気持ちもある。
素早く動くニトライドに対して、どう戦うかはよく考えている。
飯をおいしそうに食べてくれるのはいいんだが、フーリィの料理もおいしく食べているので味分かってるのかなって思っている。
背中を預けるくらいなら、正面の敵をどっちが先に倒すかという関係である。

フーリィ
怒らすと怖いニトの姉
最初の頃はニトとずっといるなぁって思っていた。
料理が壊滅的で、その点も怖い。
矢の命中精度が凄まじく、動くものを正確に撃ち抜く姿から何か学べないかなと思っている。
冒険を共にするときは、料理を教えている。

レイン
賢いなぁと思っている。
闘技場での戦いで、後衛の魔法使いがどれだけ侮れないかを見せつけた相手
ニトがライバルであると同時に、ニトの本気を引き出せるレインもまた乗り越える対象である。
プリーストの話をレインからも聞いたりしている。
学園での勉強は、レインに教えてもらうことも多かった。

アミラ
ライバルだと思っているが、いざ対面すると毒気を抜かれる
その細身から繰り出される恐ろしい一撃は、いつ見ても驚愕させられる。
あどけない態度や話し方から、どことなく妹連想させられるが、剣を一振りすれば頼れる仲間へと変貌する。
妹が来たと聞いて、その姿を見るがアミラのお姉ちゃんみたいに見えるほどしっかりしていた。
朝早くにギルドに向かっても先にギルドにいるため、冒険に出る前から顔は認識していた。

バーバラ


リスタリア


シエル
頼れる皆の盾
その頑丈さには、どう立ち向かうか考えている。
王家での試練で、見せた翼を纏った姿からいつも戦闘では全力を残していると思っている。
自身の回避の弱さから、横にいてもらえると攻撃から庇ってくれることもあり、背中を任せられる人の一人である。
従者呼びを微妙に根に持っている。

ラルゴ


アビエス


ハクロー
すごい敬意を払ってくれる仲間
気が合う所も多く、仲良くしているはずなのだが、「さん」をつけられることに少し違和感を感じている。
飯をうまそうに食ってくれるためよく一緒にいた。

トト


オーウェン
親戚のおじさんみたいな感覚だった。
フェイドの面倒をよく見てるなぁってイメージ
フェイドの件でギルドで酒を飲み合った。
今ではアドラの次に相談事を話せる相手かもしれない

フェイド
良きライバル
戦闘スタイルに理解できる点が多く、良き組手相手だった。
パン作りに興味があるっていう点も好感があった。
ご飯をおいしく食べてくれることもあり、学園ではよく絡んでいた。
フェイドが居なくなったことは大きな喪失感と冒険者の現実を見せられた。
理解はしていたものの、自身の周りでは起こりえないと思っていたリットに対しては大きな影となった。
アリスや、セルマのおかげで真に向き合うことが出来た。
それに加え、フェイドを止めるためとはいえ最大の一撃にもなるであろう攻撃を最後に与えてしまう。
自身が居なくなる要因にもなってしまったのかと、目の前の仲間より自身の戦いへの楽しみを優先してしまったのかと
苦悩がリットを襲っている。

アルシュ

身長：165cm　体重：74kg　誕生日：11月9日

《神聖魔法》

【1】サニティ…「惑う者に導きを」
【1】バニッシュ…「穢れに星芒を」
【1】フィールドプロテクション…「導きの守りを」

【2】アウェイクン…「今、導きのもとに」
【2】キュアウーンズ…「導きの光を」
【2】ディテクト・フェイス…「汝の導きを知る」
【3】キュア・ブラインドネス…「再び歩む道を見るために」

【3】キュア・ポイズン…「翳りに星影を」
【3】フィールド・レジスト…「守りの導きに」
【3】フォース…「道を妨げる者を祓う」

【4】セイクリッド・ウェポン…「穢れを祓う導に」
【4】セイクリッド・シールド…「穢れを封じる導に」
【4】フェイス・インジケイト…「標は一つに」

【5】キュア・ディジーズ…「翳りに星影を」
【5】キュア・ハート…「導きの光を」
【5】トランスファー・マナポイント…「わが導きを分け与えん」
【5】ホーリー・ライト…「天への導きを」

【6】ブレス…「その体に導きを宿せ」
【6】ホーリー・クレイドル…「深き眠りに導かん」
【6】リムーブ・カース…「翳りに星影を」

【7】キュア・ストーン…「再び道を歩むために」
【7】クエスト…「その先に導きを」
【7】バトルソング

【8】イクソシズム…「天への導きを」
【8】ゴッド・フィスト…「御手」
【8】フィールド・プロテクションⅡ…「導きの守りを」

【9】フォース・イクスプロージョン…「道を妨げる者を祓い飛ばさん」
【9】プリザーベイション…「道のり時にさらされることなく」
【9】ホーリー・ブレッシング…「導きの加護を」

【10】キュア・インジャリー…「導きの光を」
【10】リフレッシュ…「翳りに極光を」
【10】レベレイション…「導きの加護を与えん」使用不可

【11】ブレスⅡ…「その体に導きを宿せ」
【11】ホーリーライトⅡ…「天への導きを」
【11】サレンダー…「導きのままに投降せよ」

【12】　…「」
【12】　…「」
【12】　…「」


《特殊神聖魔法》

【2】ヴァルネラブル・ガーディアン…「弱きを助ける力」
【4】ブレイブリィ・ストレングス…「強きを挫く力」
【7】オーバー・リミット…「限界を超える力」
【10】ワン・オン・ワン…「正々堂々、力比べだ！」

マッスルベアー…「見ろよ、この筋肉！これが俺の力だ！」
闇討ち…「震えろ！ダークネスエッジ」
魔払い…「魔を祓う妖刀 虎尾魔斬」
無見の太刀…「その刀身を見たものはおらず。故に…運命反転、無見の太刀」
生命の癒し…「ヴィオセラピア！癒しを」
ヴィオスプリンクラー…「ヴィオセラピア！水の護りを」
魔剣秘技:水星剣…「十字の水面を照らすは星の光城がごとし」