百鬼夜香
- 知名度
- 12/40
- 形状
- 見た目美しい香器
- カテゴリ
- 冒険道具類
- 製作時期
- 不明
- 概要
- 何かしらの神の奇跡が歪に再現される
- 効果
-
〆賽を放り投げる
タイミング：主動作 技能：― 難易度：自動成功 対象：自身 射程：至近 ？？？:― 制限：― 効果：
「奇跡表」にある効果を与えます。使用者はＭＰを２０点消費し、２ｄを振り、該当する出目の効果を適用します。「奇跡表」の効果は全て『時間：一日』、『抵抗：必中』として扱います。
百鬼夜香は１日に１回まで使用できます。
ＧＭは、この道具の使用を認められない場合、『なにもおこらなかった』として、この道具の効果を使用させない事ができます。その場合、この道具の使用回数に数えません。奇跡表
２ｄ 影響 ２ 自身を含む半径６ｍ/２０に、威力８０（Ｃ値７）点の衝撃属性の魔法ダメージを与えます。このダメージ処理を終えた場合、自身は命中力判定、生命・精神抵抗力判定に＋３のボーナス修正を得て、発生させるあらゆる物理ダメージが＋１０されます。 ３ 自身を除く半径６ｍ/２０は、乱戦エリア内に対して近接、遠隔、魔法行使を行なうとき、その対象を任意で選ぶ事が出来なくなります。それらの行動が１体を対象とするならば、乱戦エリア内からランダムに選択しなければなりません。また、戦闘特技《魔法制御》は、その効果を失います。ただし、自身は自身以外を全く信頼せず、妬むようになります。自身はあらゆる他のキャラクターを援助・援護するような行動がいっさい出来なくなります。 ４ 自身は、半径１００ｍ以内の空間の生物と、そのＨＰの最大値、現在値をすべて位置情報とともに正確に把握します。感知できる生物は、肉眼で見える大きさのもの以上に限られます。感知した生物に対する判定では、盲目状態のペナルティ修正を無視します。また、感知した生物の元へ【テレポート】で移動する事や、感知した魔物に対して遮蔽越しに魔法などの効果を使用する事が出来ます。ただし、自身はＨＰを回復させる効果、及び、ＨＰ回復に伴う効果をまったく受けられなくなります。 ５ 自身は、死亡するか、肉体を失った時場合、即座にその魂がこの香器のもとに戻り、香器が新たな肉体を作り出して蘇生します。距離や隠蔽は、まったく問題にならず、復活後にＨＰは最大値まで回復し、「精神効果」「呪い」以外の属性の効果はすべて解除されます。「精神効果」「呪い」属性の効果は残ります。この効果によって肉体を復活させた場合、そのキャラクターはＭＰを持ちません（なしと表記されます）。魔法使い系技能を習得していても、ＭＰ最大値は上昇しません。「種族：グラスランナー」の『マナ不干渉』のように、精神抵抗力判定に成功しても、「抵抗：消滅」としては扱えません。また、この効果で蘇生しても“穢れ”は溜まりません。 ６ 半径１ｋｍ以内の天候が快晴になります。元がどんな悪天候であっても、雨や雪などは決して振る事なく、強風もありません。上空の雲は消え去ります。青空や星空を見る事ができ、時間帯によっては太陽や月も現れます。この範囲内で天候を操作する魔法などの効果が適用された場合、抵抗の余地なくその効果を消滅させます。ただし、この効果を適用している間、自身は明るい光を放ちます。自身を中心に半径２０ｍ以内は暗い事によるペナルティ修正を受けなくなりますが、自身は隠密判定に自動失敗し、太陽の如く精神が高揚し一切の睡眠を取る事が出来ません。 ７ 術者が行なう、すべての行為判定、威力表の使用、戦利品判定の獲得において振られた２ｄの結果を破棄し、振り直す事ができます。２ｄの出目を確認した後で、振り直すかどうか、プレイヤーが決定することができます。振り直したならば、必ず新しい出目に従わなければなりません。振り直したら、この効果は消滅します。 ８ 自身は効果時間中、眠りにつきます。自身は睡眠中であるにもかかわらず、自在に行動する事ができます。生命・精神抵抗力判定に＋３のボーナス修正を得て、防護点が＋１０されます。また、１時間の経過ごとに、６時間の睡眠が終わったものとして、ＨＰとＭＰが回復します。この回復は、１日あたる最大６時間分という、通常の制限を超えて発生します。ただし、自身は回避力・抵抗判定を行なう度に悪夢にうなされ、『威力９０（Ｃ値なし）』点の魔法ダメージを受けます。 ９ 自身と同座標を除く、自身の全力移動の範囲内で自身から最も距離が遠い対象に、『形状：突破』で威力９０（Ｃ値７）点の炎属性の魔法ダメージを与えます。 １０ 自身は生命抵抗力、精神抵抗力判定に、サイコロを振らず自動的に成功します。ただし、視力を失い、盲目状態になります。 １１ 鏡写しのような虚像を自身の両脇に作成し、身代わりとします。自身が近接攻撃の、遠隔攻撃、または『対象：射撃』『形状：起点指定』の魔法、特殊能力などの対象になった場合、回避力・抵抗力判定を試みる前１ｄし、出目が「４以上」だったなら、それらの対象から除外されます。この効果は１回発揮されると虚像が１体失われます。効果時間中は７回ぶん効果があります。ただし、自身はその虚像の姿を長年付き添った親友や伴侶と認識し、彼らに対する態度と同じように接します。何も喋らない虚像が自身に親し気に話しかけていると錯覚し、疑問を抱かなくなります。自身は、この虚像とのコミュニケーションに夢中になり、あらゆる回避力・抵抗力判定を行なう場合、自動失敗します。 １２ 自身は【剣の加護/運命変転、優しき水、炎身、風の翼】を全て習得します。与えられる加護は使用者の冒険者レベルに応じて、種族特徴の強化が適用されます。ただし、自身は敵意と戦意を失い、戦いをやめようとします。戦闘において、敵から攻撃を受け回避力・抵抗判定を行なわない限り、あらゆるダメージを与える行動が出来なくなります。
由来・逸話
神秘の香器/知名度１０
生命の息吹を感じ取るお香です。その香りは嗅いだものに取って最も心地よい匂いになります。
香器の中へ賽子を放り投げる事で、何かしらの神の奇跡を起こす事が出来ます。
お香の真実/知名度４０
※闇黒に関する設定が記載されていますがよろしいですか？
→はい いいえ
お香が神の奇跡を起こす事が出来るのは、世界に漂う自我の薄い闇黒を覚醒させ呼び集めているからです。最終的な結果こそ近しいものですが、その原理や過程は神聖魔法とは全く異なるものです。
闇黒の預言者の一部から作られたこのお香は、集まった闇黒の力を拝借して、不可能を可能にします。
闇黒の本質は自らを定義する情報であり、肉体や魂は原生生物と接触し、自らの欲望を叶える為の道具に過ぎません。
闇黒の預言者は、新世界における闇黒の変化を観測し、自らの知識欲を満たす為に、フォールンを喰らう侵略者として振る舞う計画を立てました。
ラクシアの敵であるフォールンを喰らう敵の敵として原生生物と接触するか、フォールンが闇黒に対抗すべく原生生物にコンタクトを取るか…。どちらに転ぶにしろ、闇黒がこの世界に干渉する為の布石はうたれていました。
フォールンが選んだのは、闇黒の情報を原生生物に教え、共闘する道でした。結果、闇黒は魔法少女達の敵としてこの世界に定義され、闇黒の預言者の思惑通り、世界各地で原生生物を介して現出する事となりました。
闇黒の侵略を阻む為に戦っていた魔法少女達ですが、その戦いが始まった時には、既に闇黒の当初の目的は達成されていたのです。