【フィジカルマスター技能2.5『魔装』(ポリモルフ)】
- 入門条件
- なし
フィジカルマスター技能 テーブルB
複数の部位を持つキャラクターが、同時に複数の部位を操るための技能です。この技能に卓越したものは部位操者と呼ばれます。
2.0においては、ドレイクとバジリスクのみ習得できる技能でしたが、真語魔法『ポリモルフ』などを前提とし、すべてのキャラクターが習得可能として再定義します。
旧来の真語魔法【ポリモルフ】は、自由な魔物に変身できる能力でした。
しかしそれでは想定以上の強さを有した魔物に変身できる問題があり、それが理由かは分かりませんが2.5では非実装になっています。
そこで、深智魔かつフィジカルマスター技能を前提として再定義したものがこちらになります。
詳しくはフィジカルマスター技能2.5『操技』を参照してください。
流派装備
フィジカルマスター技能で扱われる「変身した姿」では、主に生来武器を扱います。
変身によって得た部位に応じた生来武器を獲得します。
なお、生来武器によって〈パンチ〉を得た場合、その部位には武器や盾、「用法:1Hまたは2H」アイテムを装備できます。
秘伝
フィジカルマスター技能を習得すると部位の強化だけでなく、『操技』か『魔装』を習得できます。
操技とは、複数の部位を操る技術を向上させるもので、コア部位やその他部位の強化が行われます。
魔装とは、操技の中でも特別な力を目覚めさせるもので、変身方法に応じた強化がもたらされます。操技と異なり、魔装は変身方法によってはいっさい適用されないものもあります。
【ポリモルフ】を前提とする『魔装』は、その魔法行使の際にどれを適用するか否かを選べます。
複数の魔装を組み合わせることで、複雑かつ強力な魔物の姿となります。
また、状況次第で異なる魔装の組み合わせで戦うことも可能です。
以下に、習得できる『魔装』のうち、【ポリモルフ】で効果を発揮するものを記します。
操技については、別の記事を参照してください。
・フィジカルマスター技能2.5『操技』
《変身/小動物》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- -
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- コア部位
- リスク
- 概要
- 1部位の小動物に変身する
- 効果
【ポリモルフ】で1部位の魔物に変身する際、80cm~1mの小動物に変身できます。
この変身を適用した術者に対し、【ポリモルフ】であると見抜くためには、魔法行使判定の達成値に対して真偽判定を行う必要があります。失敗すれば、ただの小動物だと思い込まれます。
《変身/巨人》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- -
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- -
- リスク
- 概要
- 「部位:下半身」を追加
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「8」点消費して適用します。
変身後の姿に「部位:下半身」を追加します。これは、最初の部位に「胴体」を選んだ場合に適用できます。
「部位:下半身」のHP・MP・防護点は「部位:胴体」のものを参照し、生来武器は〈キック〉になります。
ほかの魔装がない限り、移動方法は「二足」になります。
コア部位の「胴体」は「部位:上半身」となり、生来武器が〈パンチ〉となります
結果として、「部位:上半身(コア部位)」「部位:下半身」の2部位となります。
また、鎧や生来武器を強化する武器を持っている場合、それを変身と同時に装備してもかまいません。
《水中適正》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- -
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- -
- リスク
- 概要
- すべての部位が「水中適正」を得る
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「1」点消費して適用します。
すべての部位は「○水中特化」を得て、水中での行動に制限やペナルティ修正を受けなくなります。
ただし、地上ではすべての行動判定に「-2」のペナルティ修正を受けます。
代わりにMPを追加で「2」点消費すれば、「○水中適正」を得ます(地上でのペナルティを受けません)。
《蹄の足》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- -
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- 部位ひとつ
- リスク
- 概要
- 移動に使う「部位:胴体」の足先を蹄にし、移動力をアップする
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「3」点消費して適用します。
移動に使用する「部位:胴体」ひとつの生来武器を〈蹄〉に変更します。
さらに、移動力を「+12」します。ただし、移動方法は「四足」でなければなりません。
《武器の尻尾》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- 部位ひとつ
- リスク
- 概要
- 「部位:頭部」「胴体」から武器となる尻尾を生やす
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「3」点消費して適用します。
「部位:頭部」または「部位:胴体」ひとつの生来武器に〈尻尾〉を得ます。
《部位追加》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- -
- リスク
- 概要
- 3部位の姿に変身できる
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、最大で3部位になるように魔装を適用して変身できます。
《変身/有翼》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- -
- リスク
- 概要
- 「部位:翼」を追加
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「10」点消費して適用します。
変身後の姿に「部位:翼」を追加します。同時に、「○飛翔」を得ます。
さらにMPを追加で「6(合計16)」点消費することで、「部位:翼」をもうひとつ追加します。
また、移動方法として「飛行」を追加します。移動力は通常のものと変わりません。
《巨大な身体》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- その他部位:胴体
- リスク
- 概要
- 胴体が「○攻撃障害」を得て、コア部位を守る
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「6」点消費して適用します。
その他部位である「部位:胴体」をひとつ選んで、「○攻撃障害=+2・+2」を得ます。
また、「○攻撃障害」の対象となっているコア部位は、
それが適用されている限り、相手の「○攻撃障害」を無視して攻撃できます。
逆に、敵が持つ「○攻撃障害」の対象となっている部位も、
こちらの「○攻撃障害」を無視して攻撃できます。〇攻撃障害=+2・+2
コア部位への近接攻撃・遠隔攻撃に対し、回避力に「+2」のボーナス修正を得ます。
《搭載》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- 部位ひとつ
- リスク
- 概要
- 「○搭載」を得る
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、MPを追加で「4」点消費して適用します。
任意の部位をひとつ選んで、「○搭載=1」を得ます。
さらに追加でMPを「4」点消費する毎に、搭載できる数を「+1」できます。
(最大で消費MP「16」点、「○搭載=4」)
また、変身した姿では搭載とは別に、1部位につき「キャラクター1人(1部位)」または「100kgまでの物」を運ぶ力があります。ただし、搭載せずに運ばれているキャラクターは「両手が使えないことによるペナルティ修正」を受けます。
《部位超追加》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル10以上
- 前提
- 【部位追加】
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- リスク
- 概要
- 4部位の姿に変身できる
- 効果
【ポリモルフ】で変身する際、最大で4部位になるように魔装を適用して変身できます。
《超巨大な身体》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル10以上
- 前提
- 【巨大な身体】
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- その他部位:胴体
- リスク
- 概要
- 【巨大な身体】で得られる能力を「○攻撃障害=不可・+4」にする
- 効果
【巨大な身体】を適用する際、追加で適用できます。
得られる特殊能力を「○攻撃障害=不可・+4」に変更します。〇攻撃障害=不可・+4
コア部位は近接攻撃の対象になりません。
また、コア部位への遠隔攻撃に対し、回避力に「+4」のボーナス修正を得ます。
《飛翔力強化》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル10以上
- 前提
- 【変身/有翼】
- 限定条件
- 【ポリモルフ】
- 使用
- 適用
- その他部位:翼
- リスク
- 概要
- 飛行能力を強化
- 効果
【変身/有翼】を適用する際、追加で適用できます。
得られる特殊能力を「○飛翔II」に変更します。
また、「移動方法:飛行」による通常移動・全力移動を2倍にします。
秘伝魔法
以下の深智魔法を追加します。
- 2
- 【ポリモルフ】
- 必要名誉点
- 消費
- MP4+X
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 1日
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 術者の姿を異なる魔物に変異させる
- 効果
術者の姿を、動物または幻獣の姿をとった異なる魔物に変更します。
術者は、まず「部位:頭部」または「部位:胴体」となり、その生来武器を得ます。最大HP・MPは術者の値のままですが、防護点は「その他部位の基礎ステータス」を参照してください。
その体格は1~3mの範囲で望んだ大きさとなり、毛並みや外見なども自在となります。ただし、後述の「魔装」がなければ、ほぼデータ的な意味を持ちません(尻尾が生えていてもそれを武器とはできず、翼が生えていても飛べません)。
なお、術者はほとんどの技能を行使できますが、生来武器として〈パンチ〉を有していない場合、両手が使えないことによるペナルティ修正を受けます。魔法文字も描けないため、そのままでは魔法を行使できません。
術者が所持・装備していた武器や防具、装飾品とアイテムは、変身中は効果を失います。変身が解除されると、元の装備状態に戻って効果を発揮します。
術者がフィジカルマスター技能を習得している場合、「部位:頭部(コア部位)」「部位:胴体」の2部位の姿に変身できるようになります。
さらに、術者が習得した操技や魔装が適用できます。
特に魔装を適用することで、より大きな魔物に変身したり、飛ぶための翼が生やせるようになります。
魔装の中には、消費MPを増やすことで適用されるものもあります。
魔装により部位数が増えることがありますが、術者が最初に選んだ部位をコア部位とします。初期状態での最大部位数は「2部位」です。