【極地狩猟部隊式 魔動接射術】
(ブルライト地方)- 入門条件
- 50名誉点、マギテックLv1以上習得
この流派はバヨネット(ET掲載)を用いた近接戦闘から派生し、近接攻撃と至近距離からの射撃攻撃を織り交ぜた戦闘に特化したものです。これらはユーシズ魔導公国の魔法学園“七色のマナ”における狩猟部と呼ばれる部活動で発案されたものが源流となります。
詳細
狩猟部は元々戦闘の心得を持たない学生の代わりに森や山岳地帯といった様々な極地への素材採集を代行する冒険者集団でしたが、同学園の魔動機術学科からの技術支援や鼓咆学科による校外活動の訓練を受けたことにより、現在では学園有数の精鋭部隊へと化けました。学園卒業生のうち、軍事関連の職に就いたものが“七色のマナ”外へもこの流派を展開しているため、学生以外の門下生も多数在籍しています。主な流派運営は学内ギルドの〈マギスイーパー〉が取り仕切っており、狩猟部の学生を中心に多くの技術開拓が今でも盛んに行われています。
本流派はあらゆる極地生物との戦闘を想定しており、魔動機術を用いて物理・魔法攻撃の二つを使い分ける戦闘を展開します。この流派に用いられる秘伝は《魔力撃》を魔動機術化した技術が主であり、「使用者の才能に左右されない安定した攻撃力を担保する」という設計思想が根底にあります。
入門するには魔動機術をLv1以上で習得していなければならず、戦闘時はこの流派用に加工された武器〈ガンブレード〉を使用します。加工元となる〈ガン〉に装填された弾丸に対し魔動機術を行使しているため、通常通り指定のマギスフィアを装飾品として身に付けなければいけません。また、弾丸の再装填を行うためには〈ガンベルト〉等のアイテムも必要となります。
尚、狩猟部には他にも多くの武器に特化した流派が存在しており、しばしば「自身の使用する武器こそ最強」という論争が発生し決闘にまで発展することがあります。
狩猟部の合言葉は「ひと狩り行こうぜ!」です。
秘伝別解説
《ゼロレンジ・ショット》
〈ガンブレード〉による近接攻撃を行なうと同時に、魔力を込めた弾丸を放ちます。至近距離で銃口を敵に押し付けながら射撃を行うため、本来の威力は損ないますが弾丸を確実に相手へ撃ちこめるメリットがあります。
この魔力弾は【ソリッド・バレット】を応用した流派独自の魔動機術によって作成されます。流派で使用される〈ガンブレード〉用に最適化された術式が構築されており、射程は損なっていますが通常移動と併用しての魔法行使が可能です。
《バレット&ステップ》
〈ガンブレード〉による近接攻撃と射撃攻撃を同時に行います。至近距離での射撃という点では《ゼロレンジ・ショット》と違いありませんが、異なる対象への攻撃や弾丸に行使する魔動機術を細かく指定できるという点で習得が困難な秘伝となっています。そのため射手としての純粋な実力が重要となり、近接・射撃攻撃ともにシューター技能による行使が必須となります。
《マナ・オーバーレイ》
〈ガンブレード〉の刀身は弾丸と同様の素材が使われています。そのため〈ガンブレード加工〉を施した〈ガン〉には弾丸の代わりに刃部へ魔動機術を行使する機能が標準搭載されており、一時的に近接攻撃のダメージを飛躍的に上昇させることが可能です。
この攻撃は大部分が〈ガンブレード〉の性能によるものであり、比較的容易に習得・使用可能な秘伝となっていますが、刃に甚大な損傷を伴うため乱用は厳禁とされています。
流派装備
2Hガンに〈ガンブレード加工〉(2500G+20名誉点)を施し装着した〈ガンブレード〉を武器として用いる。
注意点として、この加工を施した〈ガン〉による射撃攻撃は「射程:接触」となります。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
ガンブレード | 15 | 冒険道具類 | 2500G +20名誉点 | 〈ガン〉に近接攻撃能力を与える |
秘伝
《ゼロレンジ・ショット》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《魔力撃》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- ガンブレード、マギスフィア(小)
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 生命・精神抵抗力-2
- 概要
- 〈ガンブレード〉による近接攻撃のあとに弾丸を消費して魔力点の確定ダメージを与える(通常弾1発、MP1点消費)
- 効果
近接攻撃を行なうときに宣言し、その攻撃1回に有効です。
宣言を行った攻撃後、その命中の成否に関わらず対象へ魔力点の確定ダメージを与えます。魔力の数値は魔動機術のものを参照します。この秘伝を使用するためにはMP1点を消費する必要があり、ガンブレード加工を施した〈ガン〉に装填している弾丸を1発消費します。
《バレット&ステップ》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- ガンブレード
- 使用
- シューター技能
- 適用
- 1回の近接攻撃または射撃攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力-2で〈ガンブレード〉による近接攻撃か〈ガンブレード加工〉済みの〈ガン〉による射撃攻撃を追加で行う
- 効果
〈ガンブレード〉による近接攻撃か、もしくは〈ガンブレード加工〉済みの〈ガン〉による射撃攻撃のどちらかを主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。
近接攻撃を行った場合は追加で射撃攻撃、射撃攻撃を行っていた場合は追加で近接攻撃を行うことができます。このとき行われる追加の近接攻撃・射撃攻撃は命中力に-2のペナルティ修正を受けます。
この秘伝は通常の《マルチアクション》における「魔法行使」を「射撃攻撃」として扱う点を除き、同様の裁定で解決されます。
《マナ・オーバーレイ》
- 必要名誉点
- 10
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- ガンブレード、マギスフィア(小)
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- ガンブレードの威力減少
- 効果
近接攻撃を行なうときに宣言し、その攻撃1回に有効です。
10点以下のMPを任意点消費し、その物理ダメージに「+消費MP」点のボーナス修正を得ます。しかし攻撃後、命中の成否に関わらず秘伝に使用した〈ガンブレード〉の威力は恒久的に「消費MP」点分減少します。〈ガンブレード〉の威力が0未満になるように宣言することも可能です。
威力が減少した〈ガンブレード〉はそのまま使用し続けることができます。しかし、続けてこの秘伝を使用し威力が0未満となった場合、〈ガンブレード〉は破損状態となり近接攻撃武器として使用することは出来なくなります。このときでも〈ガン〉に追加された「射程:接触」の制約はそのままです。
この秘伝使用後の〈ガンブレード〉は破損状態になっていなければ「威力1あたり50G」を支払うことで本来の威力まで修理可能です。破損状態となってしまった〈ガンブレード〉を交換する場合は1500Gの費用を要します。常習的に〈ガンブレード〉の修理や再加工を依頼している場合、技術者から修理を拒否される場合があります(破損の度合いや頻度に応じ、処遇はGMの任意で行う)。