【フィジカルマスター技能2.5『魔装』(巨人化)】
- 入門条件
- なし
フィジカルマスター技能 テーブルB
複数の部位を持つキャラクターが、同時に複数の部位を操るための技能です。この技能に卓越したものは部位操者と呼ばれます。
2.0においては、ドレイクとバジリスクのみ習得できる技能でしたが、真語魔法『ポリモルフ』などを前提とし、すべてのキャラクターが習得可能として再定義します。
スプリガンの[巨人化]は、本来1部位で3m程度の巨人になる程度です。
こちらのルールを採用すると、フィジカルマスター技能を前提として2部位の巨人に変身可能となります。
フィジカルマスター技能を取得したスプリガンは、[巨人化]の際に「多部位になる」ことを選択できます。
その場合、生命力の増加はなく筋力のみ「+12」されますが、代わりに「部位:胴体(コア部位)」を上半身、「部位:胴体」を下半身とした多部位のキャラクターになります。
また、元に戻れるのは3分(18R)になります
それ以外の要素は本来の[巨人化]と変更ありませんが、『魔装』により更なる強化を可能としています。
その他の詳細はフィジカルマスター技能2.5『操技』を参照してください。
流派装備
フィジカルマスター技能で扱われる「変身した姿」では、主に生来武器を扱います。
多部位の[巨人化]したスプリガンは、生来武器として上半身は〈パンチ〉のみ、下半身は〈キック〉のみを有しています。
当然、上半身は「手に持つ武器や盾、アイテム」を扱うことができ、下半身は「〈キック〉を強化する武器」を持ち越すか、自動的に変更できます。
秘伝
フィジカルマスター技能を習得すると部位の強化だけでなく、『操技』か『魔装』を習得できます。
操技とは、複数の部位を操る技術を向上させるもので、コア部位やその他部位の強化が行われます。
魔装とは、操技の中でも特別な力を目覚めさせるもので、変身方法に応じた強化がもたらされます。操技と異なり、魔装は変身方法によってはいっさい適用されないものもあります。
[巨人化]を前提とする『魔装』は、より強力な巨人への変身を可能にします。
また、瞬間的に変身し、すぐ戻るといった技も可能になります
以下に、習得できる『魔装』のうち、【ポリモルフ】で効果を発揮するものを記します。
操技については、別の記事を参照してください。
・フィジカルマスター技能2.5『操技』
《変身ポイント》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- すべての部位
- リスク
- 概要
- 巨人に慣れる時間をポイントで管理する
- 効果
この魔装の習得者は、変身ポイントを「60」点獲得して管理します。
変身ポイントがある限り、回数制限を無視して何度でも[巨人化]できます。
[巨人化]の際、変身ポイントを「1」点消費して1部位の巨人に、「3」点消費して多部位の巨人なります。
変身中に自分の手番を迎えた際、同じ点数を消費して変身を継続するか、消費せず主動作で変身解除することを選びます。
また変身中は1Rに1度だけ「変身ポイントを消費してHPを回復する」ことができます。
自分の手番の補助動作か、自分が回避力判定・生命・精神抵抗力判定を行う前に使用でき、3点につき「生命力ボーナス」点だけ回復します。
《部分変身》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- すべての部位
- リスク
- 概要
- 一時的に[巨人化]を適用する
- 効果
[巨人化]していない場合、一時的に巨人の両腕を出現させ、攻撃や防御に使用できます。
補助動作または戦闘準備で、1Rの間だけ巨人の腕を出現させます。敏捷度が「-6」、筋力と生命力が「+12」されます。
これを行うと、[巨人化]を1回行ったものとなります。変身ポイントを管理している場合、代わりに「6」点消費します。
《魔装拡大/戦闘特技》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル1以上
- 前提
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- すべての部位
- リスク
- 概要
- 全身が特技特技を取得する
- 効果
多部位のキャラクターになった際、元のキャラクターが持っていた戦闘特技が、上半身だけでなくすべての部位に受け継がれます。
《巨人の体躯》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- 下半身
- リスク
- 概要
- 下半身が「○攻撃障害」を得て、上半身を守る
- 効果
多部位の[巨人化]中、その他部位である下半身が「○攻撃障害=+2・+2」を得ます。
また、多部位になることを選んでも、生命力が「+12」されるようになります。
また、「○攻撃障害」の対象となっている部位は、
それが適用されている限り、相手の「○攻撃障害」を無視して攻撃できます。
逆に、敵が持つ「○攻撃障害」の対象となっている部位も、
こちらの「○攻撃障害」を無視して攻撃できます。〇攻撃障害=+2・+2
上半身への近接攻撃・遠隔攻撃に対し、回避力に「+2」のボーナス修正を得ます。
《巨人の追加行動》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- すべての部位
- リスク
- 概要
- 本来の主動作に加え、追加で行動する
- 効果
[巨人化]中、上半身と下半身の内どちらかで、本来の主動作とは別に主動作を1回行えます。
この主動作では、近接攻撃か操技【構える】しか行えません。
《かばう巨人》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル5以上
- 前提
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- すべての部位
- リスク
- 概要
- 範囲攻撃を
- 効果
[巨人化]中、自分と同じ座標にいるキャラクターが近接攻撃・遠隔攻撃・ダメージを伴う魔法の対象になった場合、その命中力判定・魔法行使判定の達成値を見たあとで適用するかどうかを選べます。
そのキャラクターを任意の数選んで、そのダメージを肩代わりします。
回避力判定は行えず、複数のキャラクターが対象ならばその数ダメージを受けることになります。多部位になっている場合、すべての部位でなるべく同じ数になるように相手が対象を選んでダメージを与えます。
《巨人の体躯・極》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル10以上
- 前提
- 【巨人の体躯】
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- すべての部位
- リスク
- 概要
- より強大な巨人になる
- 効果
「巨人化」の際、さらに強大な巨人となります。
すべての部位の最大HPを「+生命力」し、防護点を「筋力ボーナス」点上昇させます。
さらに、基本戦闘における初期配置、上級戦闘などでの移動妨害や乱戦エリアからの離脱が発生する際、自身を「4部位」として扱われます。戦闘特技《ブロッキング》を習得した場合、ここから倍になり「8部位」として扱われます。
魔装【巨人の追加行動】を習得している場合、上半身と下半身の両方がその効果の対象になります。
《巨人飛行》
- 必要名誉点
- タイプ
- 常時型・レベル10以上
- 前提
- 【変身ポイント】
- 限定条件
- [巨人化]
- 使用
- 適用
- 上半身
- リスク
- 概要
- 巨人化中、飛行を可能にする
- 効果
[巨人化]する際、変身ポイントを追加で「2」点消費することで、翼もなく空を飛ぶことを可能にします。
変身中、上半身は「○飛翔」を得ます。また、移動方法として「飛行」を追加します。「二足」の際の2倍の移動力で通常移動・全力移動できます。
この魔装で変身ポイントを追加消費しても、変身継続に必要なポイントは増えません。〇飛翔
すべての部位は、近接攻撃における命中力・回避力判定に「+1」のボーナス修正を得ます。