容姿・経歴・その他メモ

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プロフィール

・173cm 62kg
・出身地不明

生まれた環境

・スラム

経歴

・故郷の場所を知らない
・血縁者と死別したことがある
・裏切られたことがある

ハプニング

・家族が危険な組織の幹部である
・本当の親を知らない
・本名や素性を隠している

冒険に出た理由

・探している人がいる

履歴

　幼い頃、妹と共に小さなシーン神殿が運営するマクダウェル孤児院に引き取られた。この日から、彼はレックス・マクダウェル、妹はレベッカ・マクダウェルと名乗るようになった。以後、スラムでの喧騒と貧困に怯え喘ぐ毎日に別れを告げ、平穏で幸せな日々を送ることとなる……はずだったのだが。その孤児院は孤児を使って売春や物乞いをさせたり、あるいは孤児を奴隷売買の商品として扱うような環境であったのだ。
　ある日のこと。レベッカが病気に罹り、レックスは神殿の司祭に「助けるための薬を用意したいが、お金がない。君が稼いでくれないか、妹は大事だろう？」と言いくるめられ、奴隷として売られてしまった。買われた先は、ランドールのある娼館。男性でこそあるものの顔立ちが整っていた彼は、男娼として優秀だと目を付けられてしまっていたのだ。それから、娼館へやってくる客たちの欲望をただぶつけられながらも、「これで妹が助かるなら」と必死で正気を保っていた。
　それからいくらかの月日が経った頃、『マクダウェルの惨劇』が起き、孤児院とつながりのあった娼館も潰れ、自由の身となった。
　事件の詳細を知ると、妹を探さなければと冒険に出た。またこの際、孤児院での記憶を呪わしく思うようになり、たまたま道端に咲いていた百合の花から自身を「リリオ・リベルタ」と名乗るようになった。
　冒険者として経験を積み、強くなって、誰にも脅かされることなく、今度こそ二人だけで幸せに暮らしたい、と。それだけを願って、彼は紫銀の黒鷲亭の門を叩いたのだ。
　──その妹がすでに司祭の気まぐれで殺されてしまっていることを、彼は知らない。

セッション履歴

収支履歴