昔は、地下世界に存在した反政府組織にて偵察部隊として活動していた。
　現在は、各地の街を転々として、ヴァグランツとして街の警護任務や不審者の取り締まりなどの任務を主にこなしている。
　かつては「ダウレス」と共に任務を遂行していたが、現在は「ホース」と共に任務を遂行している。
　シャドウではあるが、隠密行動は苦手。強大な敵に対してでも、『正々堂々、正面から』騎獣との連携攻撃で打ち勝つのが彼女の主義。
　かつてはティエンスであったが、実験体にされた少女「みゆき」を救うという任務を最期まで遂行し、様々な魔法攻撃にも道中で耐え抜いた魂が、シャドウに転生した。その為、少女「みゆき」の過去の姿を知っている数少ない人物でもある。

現在のみゆき
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=QlhB5X
　昔のみゆきはとても臆病で、実験の影響により妖精語しかしゃべれない姿であった。現在の明るいみゆきの姿からは想像もつかないだろう。

　村の警備員となってから間もない頃、1人の少女相手に魔神の軍勢が襲ってきた。いや、正確には既に街の中に魔神が潜んでおり、そいつらが1人の少女を村の謀反者とでっち上げて追放しようとしていた。その少女はあの「みゆき」の姉「さゆり」であった。黙って言いなりになり、村から追放される「さゆり」に対して、当時のパーズは何もしてあげられなかった。だから、こっそり魔神について調べた。そして、魔神使いである「さゆり」を魔神召喚の贄をするために、巨大遺跡に向かわせたことを突き止め、他のヴァグランツに協力を仰いで、何とか「さゆり」を救うことが出来た。（自作シナリオ『おねえちゃんを探して三千里～たすけて、グランツさん！～』）
　それから数日後、他の冒険者の調査協力もあり、「さゆり」の故郷の村に住んでいる神官の1人が邪教徒である事を突き止める。「さゆり」に協力してくれた冒険者達の協力もあり、見事邪教徒を追い払うことが出来た。
　しばらくは、信仰の拠り所を失い、動揺していた村人達だったが、現在は「さゆり」が自ら神官となり、村人達に正しい道を教えようと奮闘しているそうだ。少しずつ「さゆり」を信じる者も増えているという。（自作シナリオ『決戦！悪魔神官。』）

みゆきの姉「さゆり」
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=pQTEkF

村の中、2人の少女が楽器を弾きながら歌っている。どうやら昔のエコー村のようだ。
少女たちの前には、多数の人がいる。村人だけでなく、旅人や商人も2人の歌を聴いているようだ。
(ふふっ、やっぱり歌うのは楽しいなあ)
(みんな笑ってる、楽しんでる。私たちの歌で、みんなが幸せになってる。)
(もっと歌いたい、もっとみんなを喜ばせたい。)
(いつか世界中の人たちを、私たちの歌で幸せにしたい。)
(ね、ツォーネ。私たちなら、きっとできるよね？)
　パーズ達は、少女シオンの最期の演奏を聞き届けながら、シオンを護る魔神との戦闘に勝利する。