容姿・経歴・その他メモ

名前

本名はトラッシェ・スキャバー
トラッシェ…「ゴミ捨て場で拾われたから」という理由で名付けられた。魔導死骸区流のネーミングセンス
スキャバー…屍肉食いのハゲワシをもじって。所属していたスラムのファミリーの名

ピンクの髪で、(異貌化すると)バチバチして、火の玉みたいに熱く生きるという決意を込め、
現在はピンキー・スパーキー・ファイアボールと名乗っている。

経歴

1.大ゲンカしたことがある
今でこそ音楽と歌である程度食ってけてるけど、最初に「この街を出ていく」と言った時は、母さんと大喧嘩になったものさ。
ナイトメアの、しかも年端もいかない小娘は、迫害の果てに野垂れ死ぬか、誰かに利用され、殺されて終わりだってね。
あんな掃き溜めみたいな所で拾った私の事を心配してくれた母さんの事は、今でも大好きだ。
だから、今でも欠かさず手紙で近況報告はしてるよ。できる範囲で仕送りもね。

2.まだ恋をしたことがない
魔導死骸区のスラムを出て吟遊詩人の道に入るまでは、本当に最底辺の生きるか死ぬかみたいな生活をしてた。
スラムじゃ仕事ができない奴は男も女も『売り物』になるしかなかったから……必死で働いたよ。何年も。
母さんや家族以外の誰かに愛される余裕も、誰かを愛する余裕もあの場所にはこれっぽっちもなかった。
今は音楽を通じて、誰かが私の事を愛してくれていると信じる事はできるようになったかな。
まだ当分は音楽に恋してたいと思ってるけど、いつかは……いや、忘れて。何でもない。

3.異性の家族がいない
母さんはスラムの中でも特に身寄りのない女の子供達を集めて、小さな共同体(ファミリー)を作っているんだ。
私以外にも沢山姉や妹達がいたよ。私みたいに冒険者になった者もいるみたい。
母さんは男に対して異様なほど過敏で、全くと言っていいほど私たちへ近づけなかった。
過去に色々あったんだろうね……その話は誰もしないのが、暗黙のルールになってたよ。
だから当然、父親も兄弟もいないよ。それでもいい家族さ。本当にね。
　　
[冒険に出た理由]：名声を得るために
ある日、いつもみたいに魔導死骸区の路地裏でガラクタを漁ってたら見つけたオンボロの弦楽器(リュート)が、私の人生を変えた。
興味本位で爪弾いた音にはまだ意味も、メッセージも何も込められては居なかったけど……パワーは十分過ぎる程あった。
私はその場で決めたんだーーこれでのし上がって、いつか母さんや姉妹達に自慢されるような大物になってやるってね！！
もう15年も前の事さ……今は少しは腕も名前も上がって来たと感じてるけど、どうかな。

容姿等

性格

一人称:私　　二人称:君　　三人称:場合による
スラムから這い上がってきただけあり、ハングリー精神に溢れているが、冷静さも兼ね備えている。
ド派手な振る舞いや荒っぽい展開を好むように見えるのは芸術家としてのパフォーマンスであり、
観客がいない場所では実年齢相当の落ち着いた思考・行動を好む。
ナイトメアが迫害されている事実も否定せず受け止めており、必要と思えば角を隠す事も厭わない。
ただし音楽や楽器、吟遊詩人をバカにされると……？

好きなもの

音楽
私の人生だね！！特にロック等に分類される激しいジャンルが好きだ。
自分で演るのもいいし、人のを聴くのもいい。上手下手に関わらず、大事なのは心(ハート)と情熱(ヒート)さ。
なんなら、試しに触ってみるかい？自分の手で出す音は最高だよ？

嫌いなもの

心の耳が腐ってるヤツ
音楽をバカにしたり、わざと良さが分からないフリをする連中は好きじゃない。
けど、他人の心の声に耳を傾けようとせず、鍵をかけて閉じ籠ってるヤツはもっと嫌いだ。
そういうヤツを見ると、つい私の演奏で無理やりこじ開けて押し入ってやりたくなるよ。
自分の事ながら迷惑な女だね、ははは！！！

趣味

楽器の手入れ
愛用のリュートはもちろん、最近出番が増えてきたホルンの手入れも欠かせない。
素人には分かんないかもしれないけど、屋外で持ち運ぶとそれだけでまぁ、随分汚れるんだな……。
水場を進めば湿気で錆びるし、海辺に行けば潮風が中に入り込む。
いい音ってのはいい手入れがなきゃ出せないんだよ。日々の積み重ねさ。

タトゥー
魔導死骸区のスラムでは人生の節目にタトゥーを入れるのが常識みたいなもんだったから、その延長。
何かいい事や悪い事があった時、それを忘れない為にタトゥーを入れるんだ。
でも私ってばアーティストだし、人前に出て歌う吟遊詩人だからさ。おどろおどろしいのはナシ！！
可愛い図柄を入れてくれる人を知ってて、ハルシカでは専らそこで入れてるね。
隙あらば一緒に入れに行こうって誘ってるんだけど……皆ぜんぜんノッてくれないじゃん。がっくり。

パーソナリティ

暴力:否定

アーティストの世界は揉め事が日常茶飯事だ。
でも、そこで軽々しく「芸術家なら自分の作品で捻じ伏せろ」なんて言うヤツの言葉は信じるなよ？
そういうのが通じるーーいや、許されるのは若い内だけさ。この歳まで来ると、そういうのが分かるよ。
何、話し合ったけどどうにもならなかった？……それはもう殴るしかなくね？

穢れ:肯定

魂が穢れて何が悪いんだよ。ナイトメアの私達は生まれてきた事が間違いだって？笑わせんなよな。
冒険者登録をして良かったと思うのは、この業界には私の同族が結構いて、活躍してるってことだ。
あんた達は私の角や、異貌化した時の姿をどう思う？

敵に背を向けない

残念ながら、まだまだ世の中私と相容れない敵は多い。種族のこととか特にね。
でも私はそんな連中には負けない。私が背中を見ていいのは、仲間と私のファンだけさ。

背景

魔導死骸区のスラム出身の吟遊詩人。
スラムにある『スキャバー一家(ファミリー)』という共同体で日々ガラクタ漁りをして生活していたが、
１５歳になった年に〈激情のリュート〉と運命的な出会いを果たし、吟遊詩人を志す。
マギテック協会へ密かに通って講義を盗み聞いて勉強し、一年後には魔動バイクを盗み出して街を飛び出した。
その後紆余曲折あって15年の歳月が流れ、今では冒険者兼吟遊詩人として『ハルシカ商協国』で生活している。
冒険者ギルド

パーティーの仲間たち

“龍角六狐(フォクサゴン)”クィンティエ・ツォユウ

クインについて語ってほしい？うーん……体もデカけりゃ態度もデカい狐！！
褒めてやれば目に見えて喜ぶんだよね、すごく。
あれを見るとつい何でもない事でも褒めたくなっちゃう。
多分ギルドのほとんどの連中がそう思ってるんじゃないかな。

3人の中じゃ一番付き合いが長い分、アイツの良い所も悪い所も大体知ってるよ。
根っこは意外と落ち着いてる所とか、やると決めたら何にでも迷いなく拳を振るう所とか、
ああいう年不相応な内面については、これまでに色んな事を経験して学んで来たんだろうと思う。
エラそうな態度が削げ落ちてないのを見るに……私とは真逆の人生を送って来たんじゃないかな？

そんなんで仲は悪くないのかって？いやいや、アイツを嫌う理由がどこにあるわけ？
大好きだよ、少なくとも私はアイツのこと。
今度、毎日アイツがやってるエクササイズ用の曲でも仕立ててやろうかなって思ってる。

“毎日が快晴(ハレルーヤ)”ナツオ・アンデシン

ナツくん、かーーーーわーーーーいーーーーいーーーー！！！！
頬ずりしたくなっちゃう。何アレ、アレで男の子とか嘘でしょ！？
私も真似したくなる、というか化粧の仕方とかは教えてもらってるレベル。
可愛さのサラブレッドかよ。ヤバイじゃん、私の語彙力が無くなってきた。

楽器を演奏してるといつの間にかダンスを踊ってたりするのをよく見る。
パフェとダンスが大好物って言ってたし、好きなんだろうなぁって思う。
ただ、こう……踊り方が舞踊寄りなせいで、私の曲調まで引っ張られちゃうっつーか……。
故郷のティダン神殿でアイドルみたいな事をしてたって話だし、その繋がりかな？

私が一人で弾いて歌ってる時よりお捻りが明らかに増えるのは、ちょっと複雑だけどね！！
ギルドの冒険者にもファンが多いみたいだし……いや、ライバル視はしてないよ?本当だってば！！

“炎華”ジルマ・ヤーデルード

あの子は……そうだね、あの子の事はハルシカの人達の中で一番信頼してると思う。
あの子は、世の中に溢れる『キレイなもの』には、ちゃんと作り手がいる事を知っている。
そして、それを含めて自分が守るーーそう堂々と宣言している。嘘偽りなくね。
アーティストとしちゃ、本当に頭が下がるね！！私らの事まで見てくれる人はそう多くないからさ。
背中を預けたいと思える仲間として、これ以上の相手はいないよ。

アクセサリを収集するのが趣味みたいで、よくナツくんと話してるのを見る。
自分には似合わないと思ってるみたいだけど、私はそんな事はないと思うな。
前に出てるあの子が倒れないように、存分に力を振るえるように、私も頑張らないとね。

キャラクターとの関係性

クイン：腐れ縁
ハルシカに来たばかりの頃、宿が取れずに野宿しようと私が浜辺に行ったら、
濡れ鼠……いや濡れ狐の女がじゃばじゃば服を捻って絞ってる光景に出会って。
話してみれば、何でも乗ってた船が難破して流されてきたと言うじゃんか。
見かねた私はその女にタオルと着替えを貸してやったんだ。
まぁ、それ以来のかなり長い付き合いになるかな、クインとは。

セッション履歴

収支履歴