容姿・経歴・その他メモ

経歴1：C-1-4 かつて従者がいた
経歴2：B-5-2 魔物を倒したことがある
経歴3：A-5-3 故郷の場所を知らない(今はまっさら集落)
冒険に出た理由：2-5 失われた場所を取り戻す(アヴァン領国)

フェリックス(怪我してる)
第四話 前半　敵が似ていた

記憶：
紫色のかけらにふれると、映像が頭の中に流れ込んできた。 あなたは破壊され、荒廃した街に立っている。 目の前には巨大な怪物が立っており、人間の男が襲われている。 男は満身創痍であり、怪物は今にもとどめを刺そうと腕を振りかぶっている。 その光景を見たあなたは叫ぶ。 「父さん！嫌！もうやめて！」 あなたの叫びも虚しく、腕は振り下ろされる…。 あなたはこの荒廃した街が『アヴァン領国』と呼ばれる国であり、 自分がこの国で暮らしていたことを思い出す。

紫色のかけらにふれると、映像が頭の中に流れ込んできた。 あなたは美しく整えられた庭園に立っている。 目の前には眼鏡の男性と赤ん坊を抱いた女性がいて、 彼らはあなたと親しげに話している。 あなたは彼らを知っている。 眼鏡の男性はあなたの従者であり、剣の師匠でもある。 女性は彼の妻だ。最近子供が生まれたので祝ったばかりだった。 首につけているお守りは安産を願ってあなたが渡したものだ。 暖かい日差しの中で流れる穏やかな時間。 確かに、あなたは以前こんな日々を過ごしていた…

紫色のかけらにふれると、映像が頭の中に流れ込んできた。
あなた屋敷のような建物の窓際にいる。
やわらかな日差しが心地よい。
隣には父親が立っていて、あなたの頭を優しくなでる。
「ペペ、もうすぐ君の誕生日だね？何か欲しいものはあるかい？」
そう聞かれたあなたは少し考えたあとこう答える。
「父さん、私は毎日とても幸せで、欲しいものなんてこれ以上思いつきません」
「ペペは欲のない子だね。逆に悩んでしまうよ」
あなたの答えを聞いた父親は困ったように微笑みながらもう一度あなたの頭を撫でる。
あなたの答えに偽りはない。
この場所に生まれ、この親に育てられて幸運だと心から思っていた。

紫色のかけらにふれると、映像が頭の中に流れ込んできた。
あなたは森の中に立っている。
後ろから滝の音と、弟が息を切らしながらあなたを呼ぶ声が聞こえる。
「姉さん！待ってよ…そんなに早く走れないってば」
「相変わらずトロいなぁ…なんであの父上からあんたみたいのが生まれるんだか」
泣き言を言いつつ追いかけてくる弟にあきれながらも、あなたは手を差し出す。
「ほら、あっちに獲物がいるよ。今日はあんた一人でやってみな」
出来は悪いが可愛い弟に寡黙ながらも愛情にあふれた父親。
人里から隠れながら、決して恵まれた暮らしではなかったが、あなたはそんな家族との生活を愛おしく感じていた…

セッション履歴