イーヴの神官で、それでいて魔法使いの師匠である「お師様」の元で修行を積んでいた。お師様はエルフの神官で、大きな屋敷で一人で暮らしていた。
お師様は神官でありながら、喫煙飲酒などはもちろんのこと、時には娼館で夜遊びなんてこともしていた、決して模範的とは言えない人物だった。しかしガッドはお師様に魔法の腕だけではなく、運動や勉学でさえも勝てた試しはなく。どんなに最低な人格であっても神に愛され、そして努力を怠らないお師様を不本意ながらも尊敬していた。

勉強中に隣に座ってはタバコをふかし、自分のミスを指摘してくる相手にイラついていた。
昼間から酒を飲みながら片手間に自分の魔法の相手をしても勝てない相手に怒っていた。

何度やっても上手くいかない魔法がある時に、傍に寄り添ってコツを教えてくれるお師様が大好きだった。
遅くまで勉強している時、先に寝るとか言いつつも自分のために夜食を作り素知らぬ顔で部屋の前に置いてくれるお師様の優しさが嬉しかった。
自分の中に一本の芯があるお師様を尊敬していた。

ある日、お師様がいなくなった。
生きているということは知っていた。たぶん、戦争に行ったのだ。でも、お師様にとって自分は──そう、連絡するにも値しない人間なのか、と思うとどうしようもない感情に囚われた。
お師様がタバコを吸っていたときも、たまの手合わせに手を抜かれてもかなわなかったときも、こんな気持ちにはならなかった。だから、こんなに──こんなに自分の気持ちが波打ったのは、初めてだったのだ。
どうしようもなく苦しく、そして涙が出る。
苦しくて、苦しくて、たくさん泣いた。自分の何が足りなかったのか、そればかり考えていた。

それからたくさん泣いて、冒険者になることを決意した。

この苦しさもすべて、糧にする。いつかお師様を俺が迎えに行く。恥ずかしくない姿で、誇れる力を持って。

初めての冒険をし、節目節目に共に戦った戦士。いつかのアンデッドとの戦闘で、仲間を守り共に斃れたが、それすらに良い思い出だと思っている。彼の変わりようは見ていたから知っているが、自分のようにいつか前を向いてくれると信じていた。
フレンとのすれ違いを気にしている。

共に戦った経験こそ少ないものの、よき盟友の妹であり目を離せない存在。昔からそうだったが、最近は特に一人でいることが多く心配に思っている。

いつかのアンデッド退治の際に散った自分とイレンのことを助けてくれた一人。自分の割れた聖印を拾ったらしく、それが少し気恥ずかしいと思っている。
神官として、無用なプライドは捨て去りたい。

ずいぶん前に共に冒険をしたナイトメアの青年。自分がナイトメアであることを自覚した上で、嫌われるような言動をしているような気がする。
さまざまなうわさを聞くが、やはり顔を見て話したいと思っている。

放っておけない少女。危なげがあり、そして不安定。
でもいつしかそういうところに惹かれていたのかもしれない。支えてあげたい、そう思っていたが──あれから、そう、自分が奈落の魔域に閉じ込められたときから気持ちが変化していたのかもしれない。守ってもらうのでも良い。そばにいてほしい。ただ、離れないでほしいと。親を求める赤子のような、そんな依存にも似た気持ちを抱いている。

□ガッドと一度冒険したことがある
□ガッドが依頼待ちしている
些細なきっかけですよ、よくある話です。

□夜にガッドと出会う
□ギルド以外でエンカウント
神官が酒を飲むべきでは……

■ガッドのキャラクエが2話まで進んでいる
□ガッドがオフの時にエンカウントする
□ガッドと仲良くなる
最低の人です。

■ガッドが穢れを持っている
□ガッドの角を見たことがある
神官ではありますけれど……