【紅嚇隊空中機動アルカンシェル】
(クレーリア地方)- 入門条件
- 50名誉点
紅翼公国マゼヌスの第九特務部隊・通称「紅嚇隊」に伝わる高速戦闘術です。その仔細は闇狩の技術と魔動機術とを組み合わせ、小さき者が、巨大な合成蛮族や機甲たちに立ち向かうために作られた異端の流派と呼ぶべきものです。
熟練の特務兵は、己の身体と武器を念糸で強く結びつけ、投擲に牽引されながら空中を自在に移動し、身体の回転力を利用して高所の敵を切り刻みます。
戦士の技量と闇狩の技量の組み合わせに応じ、使用者によって全く異なる性格を見せることから、千変万化の流派とも呼ばれます。
流派アイテム
この流派には通称・装置と呼ばれる魔動器が伝わっています。正式名称「空中機動装置」と呼ばれるこの装備は、装備者の理力によってワイヤーを射出し、巻き取って高速移動する形で、合成蛮族や機甲の急所を直接攻撃することを可能にします。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 空中機動装置 | 18 | 装飾品:腰 | 30名誉点 +3,000 | 空中機動により、攻撃障害を緩和する。 |
秘伝
この流派の流派秘伝《一迅》は、小柄な体躯の種族しか使用できません。
小柄な体躯:タビット、グラスランナー、レプラカーン、ルーンフォーク(個体による)、コボルド
(※平均身長が男女とも130cm以下の種族を対象とします)
《一迅》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 【念糸還】
- 限定条件
- 小柄な体躯+必筋5以上
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の投擲攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 投擲攻撃をしながら、武器に引っ張られて移動する(小柄な種族のみ)。
- 効果
自分の身体と武器とを念糸で強く結び、投擲すると同時に身体を引き寄せて高速移動します。投擲攻撃が命中した場合、秘伝使用者は命中した対象と同じ座標に移動します。この移動には、移動妨害を受けません。この秘伝は、秘伝使用者が「小柄な体躯」であり、かつ、投擲攻撃に使用する武器が「必筋5」以上でない限り、使用できません。【気旋法】の効果を受けている場合、飛行経路上の任意の対象に命中した地点まで移動できます。
移動に関する処理:この攻撃による移動は通常移動として扱います。その手番中に既に移動を行っている場合は、この攻撃は使用できません。魔法や呪歌などの処理も通常移動に準じます。
投擲攻撃が命中しなかった場合、あるいは、投擲攻撃の対象が存在しなかった場合は、この秘伝は効果を持ちません。
《大風》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 【念糸環】
- 限定条件
- 2H武器+必筋10以上
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の投擲攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 投擲攻撃をしながら、武器に引っ張られて移動する(全ての種族)。
- 効果
《一迅》と同様ですが、武器条件が2H武器かつ、「必筋10」以上と厳しくなっている代わりに、全ての種族で使用可能になっています。
《回天》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 冒険者レベル7以上
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- リスク
- —
- 概要
- 《一迅》、《大風》直後に近接攻撃を1回行う。
- 効果
《一迅》、《大風》で5m以上移動した場合、移動した直後に、回転力を利用して近接攻撃を1回行います。主動作の実行後なので、武器の持ち替えを行なえないことに注意してください。すなわち、2Hの投擲専用武器で《一迅》《大風》を行った後に、別の武器に持ち替えて近接攻撃を行う、といったことはできません。なお、《気操法》で投擲を行った場合は、装備状態として扱わないため、投擲に用いた武器とは別の武器を事前に両手に装備しておくことができます。