餓死しかけた/生贄に捧げられかけた/神に選ばれている/無理矢理巻き込まれて冒険に出た

『久遠なりし旅路』に加入せず、仲間と出会わなかった。
いろいろと振り切れているため、角も入れ墨も隠さない。
髪も短い。顔を隠す必要がないから。
金髪赤目。常に異貌を曝し、体中に刺青がある。

奴隷商人に痛めつけられ、森で捨てられるところまでは同じだが、その後、ミルタバルの神殿に辿りつかず、人間社会と隔絶した世界でたった一人で生きていたら、こうなっていたかもしれない。神殿にいた盗賊から文字を盗み、社会規範を学ばなかったナイトメア。
この世界線では妖精魔法ではなく、召異魔法を習得した。

己は化け物という意識が強い。社会に溶け込まない。
定住せず、放浪を続ける。どこへ行っても自分の居場所などないことは分かっているが、あてもなく彷徨う。

いつしか、彼が携帯する武器の名で呼ばれるようになった―—それがクーゼである。

あなたは渇望している。
あなたは今、元々あなたがいた世界とは違う、並行世界と呼ばれるらしい世界にいる。
並行世界については、誰かに聞いた覚えはあるが、誰に聞いたのかは覚えていない。
この世界に来た経緯も全く覚えていないが、あなたには目的がある。
この世界にいる自分を殺すことだ。
そうすることであなたはより強い力を手に入れることができると確信し、そのために行動しようとしている。
あなたは、自身が特別な魔法を行使できることに気がついている。しかし未だこの魔法を使ったことはない。
個人レギュレーション(全体を含む)
必須技能：戦士系技能
推奨技能：スカウト
放浪者固定
習得魔法:アヴォイド・コントロール

強さを求める。
他者を圧倒する力。凌駕するもの。
強者は好ましい。武力を誇示する者は好ましい。

これは小魔の誘導によるもの。
彼は強くなりたいのだと思い込んでいる(・・・・・・・・・・・・・・・・)。

外見（4）小竜（見識判定の目標値13）翼をもつ小さな蛇や蜥蜴の姿
個性（5）笑い上戸
出会い（4）扉の小魔から声を掛けられた

ゲートインプの小竜はトカゲに翼があるような姿をしており、肩に乗るほどの大きさしかない。
普段は姿を隠しており、クーゼ以外の前に現れることはない。また、クーゼも人前で話しかけることはない。
本来の姿は、巨大なドラゴンであり、大地に降り立てば頭が天に届き、翼を広げると太陽を覆い隠すほどである。異界からラクシア世界に渡った際、力の多くが失われてしまった。
あらゆる世界を渡り歩いているらしい。
——まるで何かから逃げるように。

クーゼは差し出せる真名がなかったため、小竜が彼に真名を与えて契約を交わした。
Laazazel(ラーザゼル)——ヘブライ語で 「地獄」「地獄行き」という意味がある。
彼が真名を他者に教えることは、絶対に無い。

【時空針(バ ル ク・ウォーカー)】
あらゆる世界の現在・過去・未来を示し、異世界を自由に渡り歩くことができるとされる磁針。
ジズはこの針を手に入れるため、クーゼと接触した。

もう何も覚えていない。
この世界の自分を殺せば、より強くなれるのだと———なぜか知っていた。
ｰｰｰ
絶対ｻﾞｲﾛうんたらかんたらだろ。贅沢な名だねぇ！お前の名前は鱈だよ!

まだ何も詳細が分からない、殺すべき敵。
この世界の自分が一体どんな人生と選択にたどり着いたか、どんな名を名乗り、どんな人生を歩んだのか。
全てが憎く、気に食わない。

突然話しかけてきた扉の小魔。
ほぼ騙し討ちのように真名付与と魔神契約を執り行われ、全く信用していない。
何やら目的があるらしく、お互いに利害関係が一致したために利用することにした。
この小魔はクーゼより頭がよく、クーゼのブレインとして耳元で囁いている。

第一・第二の真名

小魔がクーゼに明かした名は第二の真名：Ziz(ジズ)
最初に名乗った音はクーゼが理解できなかったため、第二の真名を明かしたとされる。
第一の真名：Zi-zu(ジ・ズゥ)
旧約聖書の解釈ミスで生み出された怪物（Ziz）とメソポタミア神話に登場する巨大な鳥(Zu)が由来。
長く複雑な名前の方が力が強く、契約した際の支配力が強まるが、異界からの来訪者である魔神の名前をクーゼは理解することができなかった。

人間の女。操霊術師。
目的不明。
害意は無いように見える。染み付くほどアンデッドのひどい死臭がする。
片目を眼帯で隠している。口数が少なく、陰鬱そうに口を開く。
クソ煩い妖精に付き纏われている。化物の胃袋から脱出する際に妖精の手を借りて邪険にすることもできなくなっている。
中途半端。

人間の男…？ 拳闘士のハルーラ神官。カウンター主軸、追加攻撃、投げと踏みつけ。
神の啓示を受けたと主張し、固執する。教会の子供がどうとか。意図は不明。
紫色に変色した目を見た。人間かと思ったが、知らない種族かもしれない。
俺に対して”悔い、改めよ”だと。殺せば皆同じだろ。
拳で衝撃波のようなものを撃つ。用途・使用法は不明。
アヴォイドコントロールを初めて喰らって混乱していたのはウケる。
ただ”嚙み合って”死合いが動かなくなるのはつまらない。

ルーンフォークの男。戦舞士。薙ぎ払い、切り返し。
俺たちを主人に会わせたい、らしい。意図不明。
笑顔を貼り付けてよく喋るが胡散臭い。森の中で突如会話に入ってきて、案内役を買って出た。
案内された村は化物の疑似餌で、諸共胃袋に放り込まれる。
強者を好むという主人に仕え、主人のために手助けをしてほしいとかなんとか。
この男は特に信用できない。

女と一緒に付いてきた妖精。餓鬼の姿で浮遊する。
ルーンフォークが認識できる妖精とは聞いたことがない。属性は詳しくないが、複数属性の魔法を使い、ジオマンサー魔法を習得している。意味が分からない。
知能は低く、幼稚なしゃべり方は俺の知る”妖精”といったところか。