容姿・経歴・その他メモ

スコール・スコルピオ（Squall Scorpio）

　アンドロスコーピオンのウィークリングの少年。
　集落では仲間として認識されず、赤子の頃は魔動機術の実験台として、歩けるようになってからは射手のための動く標的として扱われていた。
　5歳で命からがら逃走し、迷い込んだ蛮族領の神殿で意識を手放した。この時に、これまでの耐え難い記憶を意識の奥底に封印している。
　自身の名前以外の記憶を失ったスコールを受け入れたその神殿は、眠りの神カオルルウプテのもので──一縷の安息を求める彼を女神が導いたのかもしれない──、彼はしばらく下働きとして雇われていた。カオルルウプテの教義に一定の理解はあるものの本当に情熱と努力が無意味なのか確かめたくなったスコールは、神殿を後にして冒険に出ることにした。
　冒険の道中では、尻尾の毒を狙ったテメリオ信者に襲われかけたことがあり、それ以来なるべく尻尾を隠して生活するようにしている。この時のテメリオ信者は尻尾で返り討ちにした。
　現在は人族領のグレンダール神殿に身を置き、その器用さを活かして鍛冶師見習いとして活躍している。彼の鍛えた銃は地元で結構な人気。
　幼い頃の記憶が無いこともあり、アンドロスコーピオンの血を引きながら冷徹というよりむしろ温厚。だが、カオルルウプテの影響か面倒くさがりな面もある。
　好きなものは星と睡眠。苦手なものは暴力とテメリオ信者。
　11月15日生、ということになっている。

追記1

　二丁のデリンジャーを魔術師ギルドへ持ち込み「追加ダメージ+1」のアビス強化を願い出たが、その意に沿わず希望していない効果が発現した。これにより強化費用を半額にすることをギルド側から提案され、これを本人が承諾した。

追記2

　街の外れの貧民窟で非認可の銃が出回っているとの情報を受けた冒険者ギルドから指名されてソロで調査したところ、魔動機術の心得がなくとも射撃が可能な〈即応弾〉と〈ブラッドリボルバー〉が流通していると判明。ブルライト地方の東端に位置する“はきだめの”魔動死骸区から【死骸銃遊戯】一派を破門されて逃げおおせた男が、金稼ぎのために売り捌いていたらしい。この男を自警団に引き渡したのち、回収した拳銃と弾丸をマギテック協会に提出したところ、これらを販売しないことを条件として何点か貰い受ける。研究の結果、これを複製することに成功した。
　したがって設定上は、流派【死骸銃遊戯】に入門したわけではない。実質唯一習得した秘伝《アンチミサイルショット》も「〈即応弾〉を使えば可能だ」と自力で考えついたもの、あるいはこれから考えつくもの。回収した〈即応弾〉と〈ブラッドリボルバー〉、男が持っていた〈反射弾〉はいずれも珍しい機構や性質のため、仕事の合間に研究を続けている。

追記3

　リリさん、グリアムさんと往くドーデン地方1週間の旅。最初の目的地は、やはり“鉄道神王”ストラスフォードを篤く信仰しており魔動機術の研究を大いに奨励している“鉄と鋼の盟主”キングスレイ鉄鋼共和国であった。魔動列車の環城線に乗って“鉄道の都”キングスフォールを周遊していたところ、車中で出会した上級武装手旗信号士――スコールより10ほど歳上の人間の男で、相当のエリートだが無鉄砲な面が否めない――に銃の腕を見抜かれてあれよあれよと鉄道ギルドに担ぎ込まれたスコール。彼が住んでいる街には魔動機師が多くないため本人はあまり自覚していなかったものの、その銃の腕前はキングスフォールの上級信号士にも引けを取らないもので、例の男に半ば懇願されるような形で訓練学校に体験入学することになった。こうして【キングスレイ式近接銃撃術】の基礎を修めることになったスコールだが、実際、高い水準の斥候術を習得している彼にとっては【近接銃撃術】の銃を利用した組打ちや捕縛術は肌によく馴染み、1週間の課程を修了する頃には上級学級のなかでも中位の成績を収めうるほどの実力を身につけていた。卒業に際して上級信号士の男ばかりか教官も「このまま鉄道ギルドに所属して正式な信号士に」と説伏にかかったが、本人は「俺には本業の鍛冶屋と冒険者業があるので」と言って丁重に断った。そういうわけで旅程は当初の倍に延びたが、その後はストラスフォードとグレンダールの大聖堂や“鉄鋼都市”ヒスダリアの鍛冶ギルド、魔動列車ミュージアムも訪ねて、じつに充実した旅を満喫することができた。むろんはじめから鉄道に関心はあったものの、いざ魔動列車を目の前にしてみると「かなりキました」とは本人談。なお、ヒスダリアにはアンドロスコーピオンが築いた異形の大都市である人蠍帝国ザッハークが存在しているが、もちろんそんな場所に近づいてはいない。

「スコール。いや、好きに呼んでいいっすよ」
「注文ですか？　はい、了解っす。銃なら任せてください」
「冒険者？　俺が？　何故です」
「え、俺はいいっすよ。皆さんでやっちゃってください、後ろで見てるんで」
「スプーン。ほら、飯だ」「わふ」
「……身がもたねえよ……」

「『よりよき明日へと、道を作る工夫をせよ』……か」

身長

175 cm（<- 172 cm）

体重

69 kg（<- 68 kg）

髪

赤

瞳

赤／金

肌

白

誕生日

11月15日

カラー

#F44346

経歴

蛮 A-5-1　記憶がない
蛮 B-3-6　人族の利益になることをしている／いた
蛮 C-4-4　なるべく正体を隠している

○イメージソング
　squeeze / 秋丸 feat. 鏡音レン ♪

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