種の状態で何年たったのかはわからないが遅咲きだったコリアナは仲間たちとは一緒におらず、ハーヴァ=ヤーミル=アルコーン（以下:ハヤ）と共に森の奥でシーン神殿の神殿長に拾われました｡
名前はコリアナの纏っていた布に挟まれていたのですがコリアナ=フィーニス=までしか読めずそれ以降が滲んで読めなくなっていた為、一緒にいたハヤと同じアルコーンとつけられ、共に拾われた事から姉妹のように育ちました｡

コリアナは基本的に明るく活発でありながら物事の良し悪しをちゃんと考えてから行動する冷静さと判断力を持っていました。
また、どのようなことでも真面目にコツコツと勉強する勤勉さを持っており、一人でいるときはよく本を読み様々な知識をつけていました。
そんな彼女ですがハヤのこととなるとその判断力が鈍くなりとても甘くなるのは幼少期の頃からであり、ハヤが困っていたり何かをしようとしている際にはそれがどのようなことであれ首を突っ込み協力していました。
その結果、ハヤが叱られているその横で一緒に叱られているコリアナの姿が目撃されることも少なくありませんでした。

そしてそれは神殿内の子供たちの中で年長者となっても変わることがありませんでした。
その結果、ハヤの探検に同行しセブレイ森林共和国の守りの剣が安置されている所に入り込み、強く叱られ暫くの間神殿の敷地内から出る事を禁じられました｡
こういった経験もコリアナはハヤとの楽しかった思い出と思っており、探検・探索を行っていく内に、妹共々都市の外への興味が強くなりました｡

甘いもの
元々、食べることが好きなコリアナですが、特に甘いものが好きであり中でもハヤのつくるお菓子は好きすぎるあまり目がありませんでした。
その結果好きすぎるあまり他の子供達や神官にも知ってもらいたいと思い、いろんな人に熱弁してしまうほどでした。
そんな彼女ですが自分自身で料理をすることはとても下手で、その料理をしようとしているところを見た周りの人たちに全力で止められてしまうほどでした。

月
コリアナは夜みんなが寝た後に協会の上に上り月を眺めるのが日課です。
はじめは寝る必要がなく夜の時間を持て余していた彼女が本を片手に光源を探していたときにたまたま屋根に登ったことでした。
その日は特に大きな満月が出ており、それを目にした彼女は最初は本をもって登っていたのですがいつしか本を持たずにただ月の満ち欠けを見るためだけに登るようになっていました。