口が大きい。よく寝てよく食べる。のんびりした話し方をする。
無骨な角を少しは華やかにしようとリボンを巻いている。

わりと普通。
過去の経験から、差別を受けた時は必要以上に笑い飛ばそうとする。そういう時は大抵唇が引きつっている。
あまり町より外のことを知らされずに育ったため、以前はやや世間知らずだった。今は多少世間慣れしてきたが、やはりのほほんとしている。また、幼少期両親に甘えまくっていた名残か、気を許した相手に対してはかなり子供っぽい態度をとる。

食べることが好き。一度極貧生活を経験してから、美味しい食事に執着するようになった。
父親が農産組合の役員だった関係でよく家に野菜を持ち帰っていたため、野菜全般が好物。もちろん肉や魚も好き。

よそよそしくされること。以前仲が良かった人だと尚更。
相手（特に人間）をわざと痛めつけること（嫌がらせを受けた過去を思い出してしまうため）。

ドーデン地方、マグノア草原内に立つ町で生まれる。父親は農産組合の役員であった。母親は出産時の傷がもとで子宮の病を患ってしまったが、異形の我が子に愛情を注いだ。町の人々は、アラウネが幼いうちは親身に接してくれるように見えたが、本人が大きくなるにつれ、明らかによそよそしくなっていった。成人して数年経ったある日、アラウネは両親から「このままここにいるばかりでは、刺激も挑戦もなく勿体ない。一度広い世界を見てみてはどうか」と告げられる。両親のもとを離れるのは不安であったが、本人も「同じ角をもつ人と会いたい」とずっと思っていたため、ほんの少しの希望を胸に旅に出た。

しかし外の世界に出た途端、彼女ははるかに苛烈な差別を受けることとなる。故郷における周りの態度がどれほど優しいものだったか、両親にどれだけ守られてきたか、彼女は身をもって知った。
「うちに帰りたい…」「でもお父さんお母さんが背中を押してくれたのに、どんな顔して帰ればいいんだろう」
何度も考えた末、いつしか彼女は『2人は私を疎んで追い出したかっただけじゃないのか』『帰らずに野垂れ死んだ方がいいのでは』と思い込むほど追い詰められていた。

死ぬつもりでどこかの石畳で横たわっていた時、とあるパーティに拾われ保護された。そこで冒険者についての話を聞き、冒険者の間では多数のナイトメアが差別されず活躍していることを知る。アラウネは「ここが私の人生を導いてくれる場所だ」と直感で理解し、冒険者を志した。ソーサラーになった理由は、武器で敵を切りつけたりするのはあまりやりたくなかったのと、「ナイトメアの後衛は比較的珍しい（ほんまか？）」と聞かされ興味を持ったため。

冒険者たちは話通り普通に接してくれたため、経験を積むにつれて本来の性格を出せるようになっていった。なので少なくとも冒険者に対してはフレンドリー。今では以前の暗い性格はなりを潜めているが、それは無理解な連中に悪意を向けられる経験を久しくしていないからというだけなので、これからの冒険で過去がフラッシュバックしないとは限らない...

・どこかの酒場にてギルドの討伐依頼達成の打ち上げが行われた際、酒の勢いで「一口でどれぐらいの大きさの食べ物を口に頬張れるか大会」が始まってしまったので、ノリで参加してみたところ、優勝してしまった。喉に食べ物が詰まって死にかけた。
・その後、自分でどこまで一気に頬張れるかを試した結果、大玉トマト5個までならいけることが分かった。顎が外れかけた。