「剣士」のサーヴァント。
基本的に刀剣を携えていたという記録から最も適性の高いクラス。しかしながら、後述する理由により剣士としての格は低い。

略歴
魔法文明中期に存在した英雄。東洋大陸全土をを巡る旅を経て西洋大陸———テラスティアへと渡り、第二の神格や蛮族の王など万人が相対するだけで絶望し膝を折るほどの〝人の手では到底手に余る災厄〝を当然のように幾度となく跳ね除けてきた豪傑。

有識者に〝世界滅亡級の案件が最低でも５つはほぼ並行して勃発していた〝とまで云われる蛮王大戦にて最も事態の収束に貢献した人物であり、最終的に蛮王の一角である漆黒の王と相討ちとなる形でその大戦に終止符を打っている。


人物
傍若無人が服を着て歩いているような男。礼節を弁えず、度々勝手気ままに振る舞い周囲を翻弄するため、大抵の人物からは厄介者扱いされる。
その並外れた行動力と型破りな言動に、殆どの者はついていけない。
が、その実正義感が強く仲間と認めた相手に対しては普段の様子からは考えられないような優しさを見せることもあり（尤もそれは基本的にそう見えてるだけであり、新月自身は他者を気遣っているつもりはない）、特定の人物からは信頼を置かれている。
行動理念はそこに〝面白味〝があるか否か、受動的なものとしては〝気に入らないものの排除〝が挙げられる。
具体的な例としては、彼は純粋な冒険心から少年期より東洋大陸全土を旅して巡り、後に伴侶となる夜空が背負っていた宿命が気に入らなかったためにその元凶を打ち砕いた。

彼の偉業を知る者からは〝異邦の大英雄〝〝神砕き〝などと呼ばれ持て囃されるが、本人自身は自分のものにしろ他者のものにしろ肩書きや二つ名などはその良し悪しに関わらず好まない。
そのため、自身の正体を隠したり偽ったりして出歩くことも多く人知れず多くの事件に関わっていたりもするが———この霊基は〝彼の残した伝承〝が色濃く出た側面であり、性格に大きな変化こそないが彼本来の力ではなく〝伝承を再現し得る力を持つ存在〝として限界している。

能力
あらゆる難行を突破してきた実積から、英雄として最高峰の格を有する彼は必然的にサーヴァントの中でもトップクラスの能力を持つ。
常に刀剣を携えていたという記録から最も適性があるのは「剣士」のクラスなのだが、〝彼の振るう武具はその悉くが爆散した〝という記録が存在するため、剣を扱うクラスでありながら限界した時点で己のほとんどの宝具を失った状態で現れる。また剣技に関する伝承が一切ないため〝力任せに刀を振るった剣士〝と言った側面が強く出る形となる。
しかしながらそれらの欠点を補って余りある力を誇り、あらゆる存在を正面から一刀の元に叩き斬る。

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『天叢雲剣』
ランク A− 種別：対人宝具
新月が初めて神格を下した際に戦利品として手にした神器。その頑丈さから新月が最も愛用した武器であり、彼が振るっても加減をすれば砕けることはなかった。人の手で鍛えた武器とは一線を画す斬れ味を誇る。
過去に神紀文明の神々の大戦で使わていたもので神器に分類される。神格をも斬り裂く力を持ち、この剣に対しては神の持つ優位性の一切が機能しない。
神器であるため本来人の手に余る代物であり定命の者が手にすればただではすまないが新月は強引に刀の神力を抑え込み格を落とすことで単純な強度の高い武器として扱っていた。
蛮王大戦の最終局面にて、漆黒の王を討ち果たす際に用い、砕けている。
本来は対神宝具。
後に残骸を用い、夜空が持っていた『天之羽々斬』と重ねて鍛え直すことで新たな神刀として生まれ変わっている。
限界した時点で喪失している。


『焔王・軻遇突智』
ランク ？ 種別：？？？
この刀が抜かれた記録は失われており、詳細は不明。使用者の新月曰く〝とびきり強力だが扱い辛れぇ代物〝とだけ伝わっている。
同時にこの刀が失われたという記述もなく現存している可能性が高いが逆神の一族には受け継がれていない。
現代においては、カルゾラル高原を支配する四皇の一人が酷似した代物を有しているという。
振るった逸話が存在しないため、保有してはいるものの使用できない。特定の状況下でのみ抜刀可能となる。

『雷神・素戔嗚尊』
ランク A+ 種別：対人宝具
神紀文明時代に人が扱うことを前提として鍛えられた祭器。武器そのものに神格が宿っている。所有者に神性を付与し、ステータスをワンランク引き上げる効力を持つ。ただしこの能力を使用している場合は常に多量の魔力を消費し、同時に肉体に負荷がかかる。
彼の死後逆神の一族によって回収されたが、その性質上逆神の血族であっても使いこなせる者は稀であったため、悪しき者に渡ることを防ぐために封印された。
永く強力な封印を受けている状態が続いたため現在はその能力を失い、再びその能力を行使できるようにするには鍛え直す必要がある。
神格を保有していることにより概念的に強い防護が成されているため、物理的に壊れることはない。
少なくとも〝力づくで〝壊したり傷をつけるには、神という存在に対してそれを行うのと同様の労力が必要となる。
数少ない使用可能宝具。
ただし抜刀している間マスターの魔力を急速に消費し続けるため燃費は悪い。

『龍皇・倶利伽羅』
ランク ？ 種別：？？？
詳細不明。その銘から龍に所縁のある刀であると推測されている。

『煌帝・黄金夜叉』
ランク ？ 種別：？
詳細不明。新月はこれを投擲に用いていたとされる。漆黒の王との戦いにて破壊されている。

夜空

アーサー

アーク

セフィロス

ガイア