基本的には冷静でいるつもりだ。髪は黒、目は白。コートがお気に入りだな、いろんなコートを持っている。
〈螺旋の灯火〉に所属して、自分で冒険する以外にも、いろんな冒険者の面倒を見たりする教官的な仕事もしているぞ。

　私はドーデン地方の〈マグニア草原国〉の辺りに住んでいたルーンフォークだ。
本来あの国は農業などを中心にする国民が多いが、私が住んでた集落は国周辺で出没する蛮族などの魔物を討伐するための集落だった。そういう関係で、自然に関する知識も多少は持っているぞ。
　そこで私は、村の重役の方に鍛えてもらった。多分今ならあの人たちには勝てるがな、ふふ。

　ある時、集落の子供が魔域に呑まれる事件が発生した。魔域は下手に手を出すと帰ってこれない可能性が高い故、集落の人たちは魔域へ気軽に足を踏み入れられずに時間だけが過ぎていた。
　そんな中、依頼で来てくれた冒険者たちが、魔域に巻き込まれた子供を助けてくれたんだ。私はそれを見て「あのように平和を守る存在」に憧れを抱き、集落に別れを告げた。...しっかり許可は取ったぞ。
　その後いろいろあって、ブルライト地方のハーヴェスまで辿り着いた私は〈螺旋の灯火〉に所属することになった。
〈螺旋の灯火〉に入ってからは、ある者を主人としながら色々依頼を受けたり冒険者を鍛えたりしているぞ。

　私はそこそこ服を集める趣味があるな。よく身に着けてるのはコートだが、たまにスーツを着たり、ドレスを着たりすることもあるぞ。

あと、見込みのありそうな者もたまに鍛えているな。「磨けば光る原石を見つけたら、磨くしかないと思うだろう？」と良く弟子には話していたのだが、「磨くどころか叩き壊す勢いで鍛錬するときがあるからあんまり信用はしてないッス。」と返されることが多いな。

...ちなみに、師匠は戦闘の知識とかは集落の人たちに叩き込まれたッスけど、恋愛とかに関してはよく分かってないらしいッスよ

※[過去に仕えた主がいた]を[既に仕える主がいる]に解釈を変更