▽ブラッドウィルダー技能　魔法使い系技能　テーブルＡ
・古代魔法文明の小国で編み出された血液と呪いを操る魔法系統です。大量の血液を消費し、費用対効果も劣悪なこの魔法は魔法王の一人であるガルドル＝アルデシン(ヴァンパイアサングレ)が洗練、発展させたことで他の魔法系統とも肩を並べる程に至りました。
・操血魔法は血液から精製された液体と劣化しやすいが使い勝手の良い呪詛を組み合わせて戦います。
・操血魔法は直接血液を操って戦うのではなく血液から術者の思うが儘に操る事の出来る血液に酷似した赤黒い液体を生成して戦っています。この液体は精製に使用された血液の体積を軽々と超す(100倍以上は在る)体積と、込められた呪いを劣化させずに保存することが出来る性質を持ちます。また、この液体は一定時間が経過すると血の様な染みを残して消滅してしまいます。この染みは水で簡単に洗い流されてしまいます。
・戦闘に特化した魔法を多く持ちますが、魔動機文明では悍ましい戦い方から殆ど根絶されてしまいました。
・しかし現代では、ガルドル＝アルデシンが直筆した魔導書と、彼が率いた軍事国家であるガルドルティンで使用された指導書が大量に見つかった事で現代に蘇りました。
・血を操り、呪いで敵を討つ戦い方を得意とするので情報が行き届かない僻地では忌み嫌われる事が多いです。
・ブラッドウィルダー技能を習得すると「魔法文明語」の読文が行えるようになります。
・ブラッドウィルダー技能では、以下の判定が行えます。
⚫︎魔法行使判定(『Ⅰ』116項)

▼ブラッドウィルダー技能を制限される種族
フロウライト：習得不可
・フロウライトは操血魔法で最も重要になる血液を持たないので、行使することが出来ません。

▽操血魔法
操血魔法はブラッドウィルダー技能を習得する事で使用できるようになるもので、血液を呪いを介して操作する事を得意とします。

▼操血魔法の制限
移動の種別と制限
・操血魔法を行使するときには、その手番の移動は制限移動に限られます。

発声
・操血魔法の行使には呪文詠唱の為の魔法文明語での発声が必要です。
・その為、[獣変貌]状態のリカントは操血魔法を行使できません。
・[異貌]状態のナイトメアは発生の必要なく操血魔法を行使できます。

鎧の制限
・操血魔法は操霊魔法の流れを汲むものであり、術者はなるべく軽装である事が求められます。操血魔法を行使する際には、〈金属鎧〉を着用していると、魔法行使判定に－４のペナルティを受けます。必要筋力が１０以上の〈非金属鎧〉も、－２のペナルティ修正となります。
・[異貌]時のナイトメアは、この制限を無視できます。

武器の制限
・操血魔法を行使する際、武器の装備は制限になりません。

〈操血魔法の触媒〉
・操血魔法を行使するには操血術士は〈操血魔法の触媒〉を使用しなければなりません。

▽追加の生まれ表
・初期所有技能にブラッドウィルダー技能を持つ生まれ表を追加します

▽操血魔法のデータ