由来・逸話

　この魔剣は、迷宮の部屋の中央に岩に突き刺さっていて、自ら主人を選ぶ剣で、魂の輪廻を穢す者や異界からやって来る邪悪な存在を斬り裂くほどの破邪の力を持っている。
　英雄の素質がある者には、この魔剣が造った迷宮に出会うと言われています。そしてその迷宮を制覇することで、この魔剣を手にすることができるのです。この魔剣の主人となった者は、英雄を導く神テケルロコの加護を授かり、英雄になるように導かれます。これにより、気に入った英雄をテケルロコの支配下に置く事ができるとされましたが、使命を果たすまで死なせないように神の加護を与えたせいで、英雄の殺害ができなくなる。そのうえ、テケルロコの信者や神官たちは他の「英雄の資質」を持つ者を差し置いて、最優先にこの魔剣の所有者の殺害を試みるようになります。そのため、テケルロコは誤算を生み出してしまったことから、この魔剣は滅多に迷宮を探し当てることのないように細工をしました。それでも迷宮を見つかることがあるため、この魔剣を手にすることは、助けを待ち望む人々だけに限らず、「英雄の資質」を持つ者からも、本当の英雄として崇められます。

迷宮の特徴

　英雄を導く神テケルロコの手にしたものを手離さない性格を現すように、さまざまな物が乱雑置かれた構造の迷宮を造ります。そして「英雄の資質」を見極めるために二者択一の選択を投げかけたり、【シグルド流一刀武勇剣(ブレイバーブレイド)】の開祖である“一刀剣の武勇(ブレイブブレイド)”ジーク・シグルドなどの歴代の英雄の追体験ができるようになっています。そのため、英雄らしい行動をした者には正しい道を導かれますが、愚かすぎる選択をすれば罠が用意されています。