以下のルールは特殊ルール「力が・・・勝手に・・・表」を前提にしています。

各キャラクターはセッション開始時に絆を一つ取得します。
また、セッション中に追加で一度、絆を取得することができます。
絆は対象と内容を持ちます。対象はPCでもNPCでも構いません。
初期作成時にはOPBp.103の「左隣のキャラクターとの関係性」表を使用するのが良いでしょう。
キャラクターは(エゴ化したものを含め)絆の数だけ「愛」を持ちます。

各キャラクターはキャラ作成時にエゴを一つ取得します。
また、判定に失敗したときまたは「力が・・・勝手に・・・」時に絆を一つエゴ化することができます。
エゴに沿ったロールプレイをしたとGMが認めた場合、そのキャラクターは「罪」を1点獲得します。

絆・エゴの例

キャラクターは絆の数だけ「愛」を持ちます。絆が増えた場合、「愛」の点数も上昇します。
セッション開始時の「罪」は0点です。エゴに沿ったロールを行った場合、「罪」を獲得します。セッション中に「罪」を獲得したエゴと同じエゴから再度「罪」を獲得することはできません。
愛/罪にはそれぞれ効果がありますが、同時に使用できるのは各1点のみです。

愛の用途

・罪との同時使用で罪の効果を他者に適用
・解放状態の発動

解放状態：

行為判定の直前、もしくは生死判定を行った際に判定の結果を棄却して解放状態になることができます。
自身にかかっている不利な効果を全て即座に解除するほか、解放状態では以下の効果を得られます。
・HPが0以下の場合、HPを現在の値によらず生命力まで回復
・行為判定を3d6で振り、そこからダイス2つの結果を採用可能。(採用ダイスによらず1が2つ以上あれば「力が・・・勝手に・・・」します)
・威力表のC値-1(最低8)
解放状態での生死判定失敗時は蘇生不可の死亡となります。
解放状態は安全が確保されたとGMが判断するまで継続し、解除時には自動的に気絶します。

罪の用途

・行為判定後に達成値+2
・主動作による物理or魔法ダメージor回復量計算後にダメージ/回復量+5d6 (対象1体のみ)

各キャラクターはセッション開始時に3種のロールから一つを選択して効果を得られます。
各ロールと得られる効果は以下の通りです。

アタッカー

・武器/魔法による追加D+2/+4/+6 (種族特徴と同様に強化)
・《破壊の鉄槌》《果て無き剣》使用可能

ディフェンダー

・最大HP+5/+10/+15 (種族特徴と同様に強化)
・《煌めく盾》《エゴを阻む者》使用可能

サポーター

・最大MP+5/+10/+15 (種族特徴と同様に強化)
・《献身の光輪》《超再生能力》使用可能

ボス級の強力な魔物は、「ドミニオンアーツ」(DA)と呼ばれる強力な能力を持つ場合があります。
魔物知識判定に成功した場合、魔物の持つDAの「合計数」のみが判明します。
主なDAは以下の通りです。(このほかにもDAは存在します)

《世界律：超越》　行為判定前に発動し、達成値+20
《世界律：神速》　敵キャラクターの行動終了時、敵ラウンドであっても即座に行動可能
《世界律：崩壊》　行動の対象を「シーン/全て」に変更
《世界律：絶望》　ダメージロール前に発動。ダメージ+20
《世界律：不変》　行為判定の前及び自身の手番の開始時に発動可能。あらゆる不利な効果を解除
《世界律：不滅》　生死判定の結果を棄却して最大HPの10%で復活