トレモロ・コルタード。裕福な家庭――実質貴族の家系（2023/2/6追記）に生まれた次男坊にして、大の世間知らず。
家族旅行の度に体調を崩して寝込むことが多かったためか、生まれた町を出ることのない日々を続ける中、鮮烈な出会いを果たす。
一人の冒険者が町に逗留し、興味を抱いた彼はその冒険者からたくさんの話を聞いた。自分の過ごしてきた4年間を塗りつぶすには、うってつけの極彩色。
その冒険者が、「縁があればまた会おう」と言い残し去っていった翌々日。なけなしの小遣いを手に、彼は一人町から飛び出した。
あの人にまた出会いたい、いやあの人みたいになりたい？　いや違う、あの人以上の何かになりたい！　そんな大欲を抱いて。
当然ながらそんな突然の出奔に家族は仰天。方々手を尽くして彼の行方を捜している模様。

出身はドーデン地方のオルフィード湖国。実家は魔法を教える中規模の学校で、父親が校長を務めており、他の家族も講師として勤めている。
ある冒険者との別れの翌朝、食卓で「ボクも冒険に出たい」と家族の前で告げたところ、年の離れた姉と兄には笑われ、母には「まだ早い」と窘められた。
そして夜、父が「5年ほど経ったらここへ向かいなさい」と使用人のルーンフォークを介して、彼に魔法学園のパンフレットと推薦状を差し出す。
ここで『うっかり』使用人が「5年ほど経ったら」を伝えそびれたものだからさあ大変。善は急げだ、翌朝日も昇らないうちに『なけなし』の小遣いを手に、始発の鉄道に飛び乗った。
初めてのキングスフォールもそのまま通り過ぎて南へ。ラージャハ帝国からは冒険者の手を借りて、ユーシズへと悠々と向かうのであった。
そして入試の際に当然ながら年齢を問われるも、推薦状があったものだから「そういうこと？」と担当者も勘違い。かくして彼は、未成年ながら魔法学園の門をくぐることが叶ったのである。そういうことにさせてください

箱入り息子故の非常識な言動が時折散見されるが、年齢相応の教養はある。
当初は冒険という熱にあてられたせいか堪え性のない状態だったが、「お金は使うとなくなる」ということを学習して以降は、比較的我慢ができるようになった様子。
行動の指針としては、「困っている人を放っておけない」ため、人助けを率先して行おうとする。
勝負事には「お金が絡む場合を除き」積極的に乗り、勝つと喜び、負けると不貞腐れる。現状そこまで負けず嫌いではない。

彼の同級生たちへの振る舞いは基本的に、旅立ちのきっかけとなった冒険者の真似ごとである。
一人称は「ボク」であり、どちらかというと臆病な性格だが、周りが年上ばかりのためか背伸びをしている様子。
とはいえ気が置けなくなってきたのか、素の自分を見せようかと思い始める一方で、今更そんなと葛藤している模様。
ここ最近のマイブームは、スイーツ通りでの甘味探し。日々の運動で、体形はあまり変わっていないとのことだが……？
なおガチギレ寸前のティタニアと接して、母親のブチ切れる姿を思い出したのか、半月ほど軽いホームシックになったとか。

次の七不思議のことを気に掛けるさなか、彼のもとに一通の手紙が届いた。
何ということはない、父が病に倒れた、という連絡。
命の重さ、そして軽さを知った以上、彼の選ぶ選択は決まっていた。

……彼は休学の連絡を行うとともに、部屋の荷物をまとめ、遠い遠い帰路に就く。
右も左もわからなかった頃は気楽に進めた道も、今はとても、足取りが重い。
それでも彼は、帰りつく。そしていつかまた戻ってくることだろう。――懐かしの学び舎に。

能力値

→1回目： SwordWorld2.5 (1D6+1D6+1D6+2D6+2D6+2D6) → 5[5]+2[2]+5[5]+7[3、4]+10[6、4]+6[1、5] → 35
2回目： SwordWorld2.5 (1D6+1D6+1D6+2D6+2D6+2D6) → 6[6]+3[3]+6[6]+9[4、5]+7[5、2]+4[3、1] → 35
3回目： SwordWorld2.5 (1D6+1D6+1D6+2D6+2D6+2D6) → 1[1]+6[6]+4[4]+7[3、4]+7[3、4]+3[2、1] → 28

経歴・動機

→ SwordWorld2.5 (3D6+3D6+3D6+2D6) → 10[5,2,3]+9[2,1,6]+9[5,2,2]+7[6,1] → 35

経歴
・旅をしたことがない
・憧れる冒険者がいる
・家族から探されている
冒険に出た動機
・名声を得るために

・ジョシュア・ジョンストン（1年次～3年次）（PL：ろっくさん）
・ガジェ・ベシュレル（1年次～3年次）（PL：旅野さん）
・イセン＝チャッカ（1年次～2年次）（PL：arcさん）
・シード・ルルヴァドス（3年次）（PL：Mackintoshさん）