“白銀竜星”エリネスカ・B・アンセルモ"男爵"
プレイヤー:まっきぃ
「わたしなら大丈夫。
誰も死なせたりしません」
- 種族
- ヴァルキリー
- 年齢
- 18
- 性別
- 女
- 種族特徴
- [戦乙女の光羽][戦乙女の祝福]
- 生まれ
- 騎手
- 信仰
- “炎武帝”グレンダール
- 穢れ
- 0
- 技
- 9
- 体
- 8
- 心
- 9
- A
- 10
- B
- 5
- C
- 7
- D
- 5
- E
- 6
- F
- 11
- 成長
- 7
- 成長
- 1
- 成長
- 7
- 成長
- 9
- 成長
- 1
- 成長
- 7
- 器用度
- 26
- 敏捷度
- 15
- 筋力
- 22
- 生命力
- 22
- 知力
- 16
- 精神力
- 27
- 増強
- 2
- 増強
- 増強
- 2
- 増強
- 増強
- 2
- 増強
- 器用度
- 4
- 敏捷度
- 2
- 筋力
- 4
- 生命力
- 3
- 知力
- 3
- 精神力
- 4
- 生命抵抗力
- 10
- 精神抵抗力
- 11
- HP
- 43+27=70
- MP
- 39+2=41
- 冒険者レベル
- 7
経験点
- 使用
- 35,500
- 残り
- 300
- 総計
- 35,800
技能
- ファイター
- 7
- ライダー
- 7
- アリストクラシー
- 5
- プリースト(グレンダール†)
- 4
- ミスティック
- 2
- エンハンサー
- 1
- バード
- 1
一般技能 合計レベル:10
- 家政婦
- 4
- 農夫
- 3
- 役人
- 2
- 筆写人
- 1
戦闘特技
- 《武器習熟A/スピア》
- 《魔力撃》
- 《マルチアクション》
- 《頑強》
- 《タフネス》
秘伝
- 《静淑にして清雅なる鎧の戦士》
練技
- 【キャッツアイ】
呪歌
- 【ビビッド】
騎芸
- 【高所攻撃】
- 【HP強化】
- 【騎獣強化】
- 【遠隔指示】
- 【人馬一体】
- 【特殊能力解放】
- 【獅子奮迅】
占瞳
- 【幸運は勝ち戦を授ける】
- 【幸運は富をもたらす】
貴格
- 【秘めたる博識Ⅰ】
- 【囁く気配Ⅰ】
- 【華麗なる言の葉Ⅰ】
- 【対レギオン攻撃】
- 【一騎駆けの陣】
非戦闘判定
バード見識
|
| 4
| | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ライダー敏捷
|
| 9
| 知力
|
| 10
| |
- 魔物知識
- 10
- 先制力
- 0
- 制限移動
- 3 m
- 移動力
- 17 m
- 全力移動
- 51 m
言語
会話 | 読文 | |
---|---|---|
魔法文明語 | ○ | ○ |
地方語(ザルツ) | ○ | ○ |
ドラゴン語 | ○ |
魔法/呪歌/占瞳
魔力/奏力 | 行使など 基準値 | ダメージ 上昇効果 | 専用 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プリースト神聖魔法
| 7
| 7
| +0
|
| バード | 呪歌
| 5
| 5
| +0
|
| ミスティック | 占瞳
| ―
| 5
| ―
|
| |
技能・特技 | 必筋 上限 | 命中力 | C値 | 追加D | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ファイター24
| 11
| ―
| ―
| 11
| 《武器習熟A/スピア》
| ―
| ―
| ―
| ―
| 1
| |
武器 | 用法 | 必筋 | 命中力 | 威力 | C値 | 追加D | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 1H両 | 20 | -1=30
| 10
| 12
|
専用 | ![]() |
![]() | 突2H | 20 | 12 | 35 | 10 | 12 | 専用オーダーメイド[必筋,威力]+3 |
![]() | 振2H | 20 | 12 | 40 | 11 | 12 | 専用騎乗中、追加D+2 |
![]() | 1H | 2 | 11 | 12 | 11 | 11 | 射程30m |
技能・特技 | 必筋 上限 | 回避力 | 防護点 |
---|---|---|---|
ファイター24
| 9
| ―
| |
防具 | 必筋 | 回避力 | 防護点 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
鎧 | ![]() | 20 | 7 | 専用《マルチアクション》宣言時、命中力と魔力に+1 | |
盾 | タワーシールド | 17 | ― | 2 | |
他 | ハードレザー | 13 | 4 | 予備装備の非金属鎧 | |
合計: ファイター/鎧+盾 | 9 | 9 | |||
合計: ファイター/盾+他 | 9 | 6 | 野営時用軽装 |
装飾品 | 効果 | |
---|---|---|
顔 | ![]() | 器用度+2 |
耳 | 専用聖印(グレンダール) | 専用(MP)"炎武帝"グレンダールの聖印 |
首 | ![]() | 破壊するとHPを「20」点回復。装備中は最大HP-5 |
背中 | ![]() | 専用(HP)回避や抵抗の失敗時に魔法ダメージ-4 |
右手 | ![]() | 知力+2 |
左手 | ![]() | 器用度+1 |
腰 | ![]() | 筋力+2 |
足 | ![]() | 騎獣(動物・幻獣)の移動力+5 |
他 | ウェポンホルダー改 | 武器や盾を背中に2本まで保持できる |
- 所持金
- 1,992 G
- 預金/借金
- ―
所持品
レギオン<一般兵たち>騎獣契約証:ワイバーン(リレウオス)
貴族基本セット
使いやすい調理道具セット
調理をするときの行為判定の達成値に+1のボーナス修正
燃えやすい火口箱
5分で着火する火口箱
迅速の火縄壺
30秒で着火する火縄壺
頑丈なランタン
3mの高さから石畳に落としても壊れないほど頑丈なランタン
真っ平らの手鏡
自身の変装判定の達成値に+1のボーナス修正
軽い羽根ペン
執筆速度が+10%される羽根ペン
消耗品
種類 | 点数 | 個数 |
---|---|---|
![]() | 5 | 1 |
3 | 4 | |
特定技能用
ミスティックロッド(占瞳用)
ミスティックオーブ(占瞳用)
楽器(呪歌用)
運命の楽譜【ビビッド】
【ビビッド】を使用した際、回復するMPを2倍(2点)にします。
ただし、この楽譜を利用して呪歌を奏でる場合、奏者は一種のトランス状態となり、その呪歌を奏で続ける以外の行動を行えません。回避力判定などが必要になれば自動的に失敗します。HPやMPにダメージを受けた場合、この状態は解除されます。あるいは、3分(18ラウンド)以上演奏を続けたならば、それ以降は、いつでも自発的に演奏を中止できます。
ペットは楽譜を利用することはできません。
実家にしまっている
専用ノーマルランス
用法/1H : 必筋/20 : 命中力/-1 : 威力/30 : C値/10 : カテゴリ/スピアA
騎乗中、追加D+2
騎獣契約証:ドラゴンインファント(ルーフィリス)
- 名誉点
- 82 / 832
- 蛮族名誉点
- 盟竜点
名誉アイテム
点数 | |
---|---|
秘伝 | 30 |
爵位"男爵 " | 200 |
称号単語"白銀 " | 10 |
称号単語"流星 " | 10 |
称号単語"竜 " | 50 |
ウォーディアル流竜騎神槍 入門 | 50 |
テニエ流宮廷護衛作法 入門 | 50 |
装飾品の専用化(聖印) | 50 |
装飾品の専用化(![]() | 50 |
防具の専用化(![]() | 50 |
武器の専用化(![]() | 50 |
武器の入手(![]() | 30 |
武器の専用化(![]() | 50 |
使いやすい調理道具セット | 5 |
燃えやすい火口箱 | 5 |
迅速の火縄壺 | 20 |
頑丈なランタン | 10 |
真っ平らの手鏡 | 20 |
軽い羽根ペン | 10 |
概説
プロセルシアから来た竜騎士貴族の一人娘。
何にでも全霊で打ち込む主義で、早寝早起きの健康優良児。真面目で融通の利きにくい性格をしている。
プロフィール
- 名前
- エリネスカ・ブリュンヒルド・アンセルモ
- 愛称
- エリィ
- 容姿
- 髪色 : 白銀
瞳色 : 藍色
肌色 : 雪のような白
身長 : 152cm
体重 : 56kg
3S : 88cm(Ccup)/59.2cm/88.3cm - 好きなもの
- 仕事
鍛錬
小動物 - 嫌いなもの
- 暇
静寂
辛いもの
個人としての経歴
経歴表
3-4(魔法文明時代の経歴表) : 平民と仲良くしていた
4-4-2 : 大ゲンカしたことがある
4-5-2 : 魔物を倒したことがある
経歴
幼少期
ヴァルキリーとして生を受け、両親の期待と寵愛を一身に受けた彼女は、貴族として十分な教育を受けつつも自由に過ごしていた。好奇心が強く、市井に紛れて遊んでいた彼女には同年代の友人もいた。
8歳の頃、彼女は大切な友人――親友とケンカしてしまった。きっかけは些細な行き違い、子供特有の言葉の不足であった。ケンカの末、親友は飛び出して行ってしまった。大泣きしながら帰った彼女から話を聞いた両親は、優しく宥め、謝りに行くよう説得した。親友を失わないようにという両親の気遣いを受け、彼女は涙を拭い、仲直りへと向かった。
が、親友の家を訪ねた彼女は、帰ってきていないという事実を知ることになる。途端に不安を感じ、ケンカしていたことも忘れて姿を探した彼女は、程なくして探し人の姿を見つけることとなる。
領地の外れ 迷い込んだ魔物に 喰われている姿で。
――以降のことは、彼女自身は朧げにしか記憶していない。半狂乱で近くの農具を掴み、叫びながら突き刺し続けた。それが、彼女が初めて魔物を討った日となった。
成熟期
幼少期の事件の後、彼女は悪夢に苛まれることになった。あの日ケンカ別れした友人、魔物に喰われ、血だまりに沈むその顔が彼女を責めるのだ。彼女が悪夢から逃れる術はただひとつ、打ち込むことだけであった。勉強に、鍛錬に、仕事に、ほんの少しも考える間もなく自分を追い詰め続け、体力が尽き果て夢を見ることもなく泥のように眠る。そうすることで逃げ続けなければ、きっと彼女は耐えられなかった。当然、彼女はどんどん優秀になっていった。何をさせてもきちんとこなし、出来ないことには進んで挑戦し続け、習得すれば次の出来ないことを探し、と繰り返した。
だが、およそ宮廷内で学べることの殆どを学び終えた頃、彼女は再び悪夢を見るようになった。余裕が生まれてしまったのだ。彼女の無理に彼女自身が適応してしまった。悪夢から逃れるため、彼女はさらに自身を追い詰める環境を求め、サロンに積極的に参加し、自身の領地に限らずあらゆる地の問題解決へと乗り出すようになった。死と隣り合わせの戦場に立っている間は、彼女を心地良い危機が満たしてくれていた。
現在
彼女は、自身の身の回りのことさえ自身でこなし、他人に頼ろうとせず、本音も見せようとしない。穏やかに客観的な意見を述べ、サロン参加者の世話を甲斐甲斐しく行う。領地内の問題に関しては、特に魔物の出現に関しては進んで解決しようという姿勢を見せる。
一般技能
家政婦
彼女は他人に頼ることを嫌う。身の回りの世話を担当していた者に教えを請い、炊事や洗濯を含んだ家事全般を習練し、本職としても通るほどになった。サロンにおいても自分で淹れた紅茶を振る舞ったりなどしている。
農夫
彼女の済む地、アンセルモ領は農業が盛んであり、自らの身の回りについて学び終えた彼女にとって、次に学ぶ場となっていた。本職ほどではないが、手伝いならこなせる程度。実家に小さな菜園を持ち、果物を育てている。
役人
貴族としての知識を学ぶに当たって、法律についての知識はきちんと押さえておく必要があると彼女は判断した。だが、学ぶほどに法律は貴族のみを優遇しているものであることに気付かされ、平民を守るためにあえて法律についてさらうことにした。
筆写人
役人においての仕事に、調書の書留などといった筆記に関わるものが多く、自然と身についていった。それが長じて、貴重な文献などは要点を筆写して手元に残すようになった。
貴族としての経歴
経歴表
9(PCの出自決定表) : 家門は子爵家だが、力は弱い
8(上位の貴族/魔法王への忠誠心) : 普通に忠誠心はある
5-5(上位の貴族/魔法王への感情) : 圧力を感じている
経歴
貴族としてのエリネスカ
ヴァルキリーという生まれ、幼い頃から学ぶことに積極的で、特に8歳頃からは集中的に学ぶようになった彼女は、成人を迎えるより早くに叙爵するという異例の措置が取られる。最初は騎士位を叙爵し、その後の成果を元に現在は男爵位を得ている。
アンセルモ領
概要
300人程度の領民を持つ、農耕牧畜を主な役割とした地。牧歌的な、田舎らしいのどかな風景が広がっている。
領主
- 名前
- ブレント・アンセルモ"子爵"
- エリネスカとの続柄
- 父
- 種族
- 人間
- データ概要
- ファイター/ライダー
- 説明
- プロセルシア地方の竜騎士団が友好関係を結ぶためフェンディル王国を訪れ、駐屯地として利用されたのがアンセルモ領であり、ブレントはその時の竜騎士団長であった。竜騎士団はそのままアンセルモ領に残ることとなり、友好関係構築の目的で当時のアンセルモ領領主の娘と婚姻関係を結んだ。
文字通りの政略結婚ながら、関係はそれなりに良好で、娘の教育も順調に進めている。領内の魔物が娘の友を殺した事件以降は自身のドラゴンを駆り、領内の見回りを率先して行っている。
サロン【竜の巣】
- 盟主
- ブレント・アンセルモ"子爵"
- 概要
- 竜をアピールポイントにした特異なサロン
- 説明
- アンセルモ領のサロン。領主がブレント・アンセルモになった後に大きく変わり、現在の形になった。竜を前面に押し出した斬新なアイデアが随所に見受けられ、特に参加者の送迎を準竜騎士に行わせる"飛竜便"はその珍しさと移動速度の面から高い評価を得ている(送迎が速いということは、依頼を受けた際に駆けつける速度も速いということの証明となるからである)。
現在は次期領主であるエリネスカがサロンの全権を預かり運営を行っている。丁寧な運営と自ら厨房に入り調理を行っていることから概ね好印象を受けている。
データ
使用可能占瞳
【幸運は勝ち戦を授ける】
- タイプ
- 主動作型
- 占具
- ロッド
- 能力値
- 器用度
- 対象
- 1体
- 射程
- 接触
- 時間
- 1時間~1日
- 概要
- 戦闘開始時に対象が行う「先制判定」「魔物知識判定」を助ける
- 効果
- 対象は、戦闘開始処理として行われる「先制判定」「魔物知識判定」の両方にボーナス修正を得ます。この効果は、対象を含む戦闘が開始され、対象が恩恵を受けた後、自動的に解除されます。
対象は、戦闘開始処理ではないタイミングで行われる魔物知識判定には、ボーナス修正を得ることはできません。
占瞳結果表 | |
自動失敗 | 占者は居もしない魔物の気配に常に怯えさせられる。翌日 |
まで、占者は、知力と敏捷度を基準値計算に用いる行為判定 | |
すべてに-1のペナルティ修正を受ける。この効果は累積する。 | |
~8 | 幸運は微笑まず、効果なし。代償:HP6 |
9~10 | 幸運は微笑まず、効果なし。代償:MP3 |
11~14 | 対象は、1時間の間に戦闘が開始されたら、+1のボーナス |
修正を得る。代償:MP3 | |
15~17 | 対象は、1時間の間に戦闘が開始されたら、+2のボーナス |
修正を得る。代償:MP/HP15 | |
18~ | 対象は、1日の間に戦闘が開始されたら、+2のボーナス |
修正を得る。代償:MP5 | |
【幸運は富を授ける】
- タイプ
- 主動作型
- 占具
- オーブ
- 能力値
- 精神力
- 対象
- 1体
- 射程
- 接触
- 時間
- 10分
- 概要
- 戦利品決定の出目にプラス
- 効果
- 倒した魔物から対象が戦利品を獲るとき、その戦利品決定の出目にプラス修正を与えます。
占瞳結果表 | |
自動失敗 | 占者は貨幣のチャリチャリ鳴る幻聴に悩まされ続ける。翌日 |
まで、占者は「聞き耳判定」「危険感知判定」に-1のペナルティ | |
修正を受ける。この効果は累積する。 | |
~7 | 幸運は得られず、効果なし。代償:HP4 |
8~9 | 幸運は得られず、効果なし。代償:MP2 |
10~14 | 対象は+1の修正を得る。代償:MP2 |
15~19 | 対象は+2の修正を得る。代償:MP/HP10 |
20~ | 対象は+2の修正を得る。代償:MP3 |
自動成功のみ | 対象は+1の修正を得た上で、1体(1部位)に対して2回 |
戦利品決定を行い、その両方で戦利品を獲得する機会を得る。 | |
必要とする時間は2回で10分となる。代償:MP3 | |
使用可能呪歌
【ビビッド】
- 前奏
- 3分(18ラウンド)
- 歌唱効果
- 必要
- 抵抗
- 必中
- 概要
- MP「1」点を回復
- 効果
- 聴くものの精神を昂揚し、活力を与える戦慄を奏でます。対象は「1」点のMPを回復します。
キャラクターは、この呪歌による効果を、20分ごとに1回しか受けることはできません。
※運命の楽譜があるため、MPの回復量は「2」点となります。
記録書1冊目
わたしはわたしがしてきたことを、この記録に綴ります。善きことを懐かしむために、悪しきことを忘れぬように。
A.D.54XX年○月×日
貴族熱に侵されたティラⅣ世。後継者として唯一の世継ぎであるレムリア姫は稀代の実力者でありながら、戦いを厭う優しい方。それ故に王位の継承には消極的でした。そんな折、死産であったはずの第一王子ルオウを名乗る者が現れ、自分こそが王位を継ぐに相応しい者であると主張を始めました。王宮はルオウ王子派とレムリア姫派に分かれ、混迷の様相を呈していました。
サロン黄金の若獅子後見人、バルトゥー卿は、現れたルオウ王子は偽物であると確信しており、エヌシュトレク卿、マンチャ卿、サーレ卿とわたしの4人に対し、ルオウ王子を送り込み王宮を混乱させた勢力についての調査を依頼されました。
調査の果て、魔術研究員ヴォルド男爵が亡くなったルオウ王子と同じ種族、生きていた場合の年齢に符合する傭兵を見つけ出し偽の王子に仕立て上げたことが分かりました。彼と共謀していたレヒト伯爵は捕縛され、ヴォルド男爵は捕縛されぬよう魔神を解放したところ……解放された魔神に襲われ、亡くなられました。
……結局、未遂では終わりましたが、もしもヴォルド男爵の思う通りの結果になっていたら数多の命が失われていたことでしょう。命が失われることを恐れるあまり何もしなければ、悪意持つ者によりやはり無辜の命が奪われていました。想いなき力が誰も守れないように、力なき想いもまた、無力なのですね。
A.D.54XX年△月○日
アルベール・ティラⅣ世が崩御なされました。後継者はレムリア姫、その力の片鱗は見せつつも統治者としてはまだまだ不安が拭えないというのが実情ですが、出来事は常に突然訪れ、備える暇は与えられないものです。
ティラ巨獣王国では、獣葬という森の獣の糧とする弔いを行っており、陛下のご遺体も葬儀の後は森に安置され、獣の糧となる――筈でした。しかし、それは叶いませんでした。陛下のご遺体はひとりでにその場を歩き去ってしまったためです。
わたし達は、消えた陛下の服飾品を探すという依頼を受け追跡を行い、アンデッドと化した陛下に追いつき、その迷走を止め、安らぎを与えるに至りました。陛下は死の後もルオウ第一王子への罪悪感を抱いておいででした。もしも来世でルオウ王子ともう一度出会えたならば、その時はきっと、真に温かな親子として生きられることを願います。
……いいえ、わたしは何も出来ませんでした。人の形をした魔物を、死してなお妄執に囚われたその姿を見て、恐れてしまったのです。サーレ卿も、エヌシュトレク卿も、全く迷った様子がありませんでした。わたしはどうでしょうか。まだ心臓が早鐘を打つ音が聞こえています、暗い不安に圧し潰されてしまいそうです。どうか、誰にも気付かれませんように……。
A.D.54XX年□月△日
ティラ巨獣王国の王位に関わる騒動はひとまずの終息を迎えたものの、国にもたらした混乱はいまだ落ち着かず、様々な問題が解決されないまま残っていました。今回の騒動、"まほうつかい"昏睡事件"四辻の魔神"事件は、正にそういった事情が大きく絡んだ事件であったと言えるでしょう。
"四辻の魔神"事件は、水面下で静かに進行していました。願いを叶える"まほうつかい"の噂と、眠ったまま目覚めない人が幾人も現れたのです。わたし達はその原因調査を行い、魔神の暴走により倒壊したヴォルド男爵の研究棟に隠された地下室にて禁忌の魔神《メフィスト》の存在を知り、力を合わせてなんとか倒すことが出来ました。魔神の消滅に伴い、願いによって歪んだ様々な事象は元に戻り、眠ってしまった人々は皆目を覚ましました。イスカイア帝国の暗躍などもあり安心は出来ないものの、取り返しのつかない事態に至る前に阻止出来て何よりでした。
この事件に関わり、魔神の被害を受けて昏睡した者の一人、クライン・ブライト男爵はわたしを立派と仰いました。母君の死に塞ぎ込み家から出られなかった自分より、日々努力を欠かさないわたしは優れている、と。……わたしは、なんと答えれば良いか分かりませんでした。時をかけ大切な人の死に向き合い、再び立ち上がろうとしているブライト男爵と、いまだ████に向き合うことが出来ず逃げ続けているわたし。果たして、真に立派な人はどちらなのでしょうか? わたしの真実を聞いた時、ブライト男爵は変わらぬ尊敬を向けてくれるのでしょうか。
それを確かめることは、わたしにはついに出来ませんでした。
A.D.54XX年□月×日
神聖大イスカイア帝国からの使節団が訪れました……が、彼らは使節団とはとても呼べないような身勝手で自己中心的な理屈を並べ立て、レムリア姫――王女が応じないと見るや即座に宣戦布告をしていきました。信じられません! 自国の国力にかまけて傲慢な手段で他国を侵略など、到底許せるものではありません!
戦争となれば、レムリア王女の巨獣を操る力が趨勢を決すると皆は考え、継承の儀式へと赴くことになりました。次代の王と信頼できる仲間で、継承の遺跡の最深部を目指すというもので、レムリア王女の供としてわたし達が選ばれることになりました。……ちょっと、畏れ多いですが、嬉しいです。継承の遺跡についてはその内容は代々秘される決まりとなっているため、この記録書にも詳細は記載しません。大切なのは、わたし達は無事遺跡を攻略し継承の儀式は成功したということです。ただ、儀式には多大な時間を要するため、わたし達は先に帰還し戦争に向けての準備を進める必要がありました。
わたしは、バルトゥー卿とカークランド伯爵にお願いし、ある罪人を一時的に牢から出すこととしました。それは、より良い国を願うあまり道を間違えてしまった方。接収された領地の経営についての助言を惜しみなくくださった方。ティラ巨獣王国を決して嫌っていたわけではない方です。彼はわたしの話を聞き、特に気負うでもなく共に戦うことを選んでくれました。わたし達はイスカイア帝国との戦争を勝利で締めくくることができ、彼は巨獣達の雄々しき姿を目にすることが出来ました。犯した罪は消えませんが、描いた理想に現実が追い付く様を見ることが出来たのではないでしょうか。
と、この日誌を書いているわたしは今、馬車に揺られています。王都ディルクールより召し出されたためです。これからどうなるのか、多少の不安はありますが、少しは期待することも覚えなくてはいけませんね。記録書の1冊目はこれにて終わりとなります、良い結果で最後の頁を終えられることは純粋に嬉しいですね。
……他の方に見られるのは恥ずかしいですね。ちゃんと鍵をかけて、しっかりしまっておくことにしましょう。
記録書2冊目
わたしはわたしがしてきたことを、この記録に綴ります。善きことを己で否定しないために、悪しきことをいつも胸に刻むように。
1冊目のおさらいです。
必要最低限の実力を身に付けたわたしは、より研鑽を積み、プロセルシアの竜騎士に対するマイナスイメージを払拭するため、父上の伝手を辿ってティラ巨獣王国のサロン黄金の若獅子に所属することとなりました。
そこで、その後半年以上にも渡り共に冒険をすることになる三人と出会いました。彼らについて、少しだけ書いておきます。
ケルミーア・エヌシュトレク様は男爵位を持つミアキスの拳闘士です。お酒がとってもお好きで、いつも楽しそうにされていらっしゃって、あの方がいると場の雰囲気が明るくなるのを感じます。一方で、公的な場では凛としておられて、その切替には驚かされます。過去に恋愛関係で辛い目に遭われたそうですが……あんまり触れてはいけないことですね。
セレナ・エル・サーレ様は、男爵位を持つノーブルエルフの秘術師です。とても長い時を生きておられているそうですが、威圧感はなく、穏やかなお方です。魔法王ジェレ・コ・サーレと何らかの関わりがあったようですが……踏み込んで良いものか、わたしには分かりません。いつか、話してくれるのでしょうか。わたしは、聞く資格を得られるのでしょうか。
デ・ラ・マンチャ様は、騎士位を持つハイマンの神官です。……最初は、その出で立ちから胡散臭さを感じていましたが(今も外見は胡散臭いと思っています。指摘するべきでしょうか?)、非常に真っ当なフェトル神官であり、その信仰心の深さには感心するばかりです。同じ神官として、見習うべき姿勢であると思います。
わたし達は、国の乗っ取りを狙い神聖大イスカイア帝国と通じていた文官、研究員の野望を挫き、崩御された国王が安らかに眠れるよう力添えをし、隠れ潜んでいた魔神の退治をして、攻め入ってきたイスカイア帝国軍を撃退しました。わたし一人ではそのどれもが解決できないくらいの難題で、力を貸してくださった方々には感謝の念に堪えません。
A.D.54XX年A月B日
戦争の被害……というと深刻なものに感じますが、早めに快勝を果たしたことで致命的な被害を受けずに済んだと言えるでしょう。復興作業がひと段落つく頃、わたしは一度故郷へと戻り、事の推移を父上に報告。その際、実力の向上を認められ、準竜騎士の資格ありと判断されました。与えられた号は白銀竜星。その名に恥じぬよう、今後もより一層励まなくてはいけませんね。
そうして改めて黄金の若獅子に集まったわたし達へ召喚の報せが届きました。迎えに来るのはオーウェン・スターシーカー子爵。どうやらわたし達4人が今黄金の若獅子にいるのは、彼の導きがあったことが関係しているようです。そんな彼に再び導かれ向かう先は、王都ディルクール。戦功が陛下の目に留まったらしいのですが……レムリア王女に寄り添い支えたエヌシュトレク卿や、市井からいち早く魔神の胎動を察知したサーレ卿、人々に信仰を説いて回り、結果的に復興へ大きく貢献したマンチャ卿は当然としても、わたしが招かれる理由が思い当たりません。不思議です……。
旅路はアルナークの森を迂回するルートを取ることとなり、幾度か中継地点となる町や村に寄りつつの移動となりました。そうして、わたし達は最初の中継地点――エヌシュトレク領に向かいました。
エヌシュトレク領は、名前の通りにケルミーア様の故郷であり、自然と調和した独特な建築が見られます。領主であるティルダス・エヌシュトレク伯爵は気さくなお方で、歓待されるのは嬉しいやら、くすぐったいやら……。晩餐の席にて、隣村であるオーレ村にて不審な動きがあるやもと聞き、翌日はそちらに一旦立ち寄る運びとなりました。深刻な問題でなければ良いのですが……。
道中聞くところによると、オーレ村にはエヌシュトレク卿の御師匠様がいらっしゃるとか。鳥獣のレギオンを鮮やかに操る技を伝えた人物――シノさんとは、オーレ村近隣の森の奥地で出会えました。強大な魔獣、ヒドラが棲みついたことで乱れた森の魔物達との戦いにて傷付いたシノさんに代わり、わたし達がヒドラの討伐を行いました。明らかな格上ではあったものの、何とか倒すことが出来て一安心ですね。
わたしは、何を感じたのでしょう。父君と親し気に話す姿を、領民から慕われる姿を目の当たりにして。わたしが幼少の頃に失った――否、壊してしまった光景を。羨ましい? 妬ましい? きっと、そんな感情じゃなくて。
ただ、どうしようもなく「悲しい」と。そう、感じていたと思います。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | ガメル | 名誉点 | 成長 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャラクター作成 | 15,00024,200 |
400
| 器用×2 | 筋力×3 生命×2 知力×1 精神×4
|
| | ||
1 | 2022/12/14 | 巨獣を継ぐ者 | 1,6904,530 |
65
| 生命 | ばれっと
| ケルミーア(PL:夢見月)デ(PL:たけうち)セレナ(PL:つーあーる)
| |
バード技能を新規に取得。 | ||||||||
2 | 2022/01/07 | 迷いの森と彷徨う者 | 3,0106,750 |
74
| 器用 | 筋力 生命 ばれっと
| ケルミーア(PL:夢見月)デ(PL:たけうち)セレナ(PL:つーあーる)
| |
ファイター技能、ライダー技能を1レベルずつ上昇。 | ||||||||
3 | 2023/01/21 | 王都の闇に潜む者 | 3,0508,300 |
81
| 筋力 | 生命×2 ばれっと
| ケルミーア(PL:夢見月)デ(PL:たけうち)セレナ(PL:つーあーる)
| |
エンハンサー技能を新規に取得。アリストクラシー技能を2レベル上昇。テニエ流宮廷護衛作法に入門。 | ||||||||
4 | 2023/01/29 | 壊す者と、守るモノ | 8,29021,190 |
139
| 器用×2 | 筋力×2 生命×2 精神×3 ばれっと
| ケルミーア(PL:夢見月)デ(PL:たけうち)セレナ(PL:つーあーる)
| |
第一部、完! ライダー技能を2レベル上昇。乗騎をワイバーンに変更。プリースト技能を2レベル、アリストクラシー技能を1レベル上昇。個人称号「白銀竜星」を取得 | ||||||||
5 | 2023/04/19 | 旅立ち-RE:start | 4,76010,042 |
73
| 器用×2 | 敏捷 生命 ばれっと
| ケルミーア(PL:夢見月)デ(PL:たけうち)セレナ(PL:つーあーる)
| |
第二部、始動! ファイター技能、アリストクラシー技能を1レベルずつ上昇。 | ||||||||
取得総計 | 35,800 | 75,012 | 832 | 32 |
収支履歴
欲しいものリスト
サイドファングの魔法の武器+1加工(10000G)
サイドファングのイグニタイト加工(10000G)
イスカイアの魔導鎧のマナタイトの追加装甲加工(5000G)
イスカイアの魔導鎧のオールタイムアーマー加工(4600G)
紫紺の護符(15000G)
聖王の冠(10000G)
初期作成
ノーマルランス::-1200
イスカイアの魔導鎧::-14000
ハードレザー::-340ドラゴンインファントの騎獣契約証::-2000
騎獣用鎖かたびら::-1000巧みの魔紋::-1000
叡智の魔紋::-2000
怪力の魔紋::-2000
聖印::-100
使いやすい調理道具セット::-50
頑丈なランタン::-40
真っ平らの手鏡::-50
燃えやすい火口箱::-20
軽い羽根ペン::-50
ロッド(占瞳用)::-100
オーブ(占瞳用)::-100
楽器(呪歌用)::-100
1話
第一王子(真)の墓参り用品::-30巧みの魔紋::-1000
タワーシールド::-600
アイアンリベット::-2000魔晶石3点×2::-300*2
スリング::-220
2話
サロン黄金の若獅子への借金:<+540
ティラ巨獣王国への投資::-1500
ラクン村への補填費用::-1000サイドファング::-1920
サイドファングのオーダーメイド(必筋+3、威力+3)::-3000
3話
サーレ卿への借金:<+300
盗賊ギルドでの情報代::-200
サーレ卿への借金返済:<-300
サロン黄金の若獅子への借金返済:<-540俊足の魔紋::-1000
ウェポンホルダー改::-5000騎獣縮小の札Ⅱ×2::-500*2
4話
巧みの魔紋::-1000
血結晶のチョーカー::-2600
魔晶石3点×2::-300*2
<寄せ集めの兵>編成::-200セービングマント::-8000
血結晶のチョーカー::-2600G
ワイバーンの騎獣契約証::-4000G
騎獣用鎖かたびら×2::-1000*2
<一般兵たち>編成::-600
迅速の火縄壺::-100
5話
レギオンの修繕費用::-100黄金の拍車::-3000G
騎獣用甲冑::-3000宗匠の魔紋::-2000