キズナ

設定・その他メモ

オーナー養育用のクローンとして作られ、育てられた。
クローンの自覚はなく、一緒にいた兄弟たちも、家族のように過ごしていた。
しかし、ある日研究所が摘発され、警察に保護されたことから自身はクローンであることを知ってしまう。
つまり自分は使い捨ての人形として作られた存在だった。

そこからは周りを信じることができず、できるだけ関係を取らないように、しかしオーナーとしての訓練をし日々を過ごしていた。
そんなある日、兄弟が亡くなりハウンドとして登録されたことを知らされる。
それを知ったその時から、生きる目的はなくなってしまった。

自分はなんのために生きているのか？
なぜ生きているのか？

そう自問自答し、行きついた答えは『悪人は裁く』という方針だった。
罪のない人間を殺すキセキ使いには、自身の手で制裁を与えなければならない。
そう覚悟を決め、オーナーとしての訓練をより一層耐え抜いていく。

ハウンドに対しては、自身と同じそれのための人形として作られてしまったという存在のため、共感する部分はあれど、深入りしすぎても最後がしんどくなるだけのため、心を鬼にして接さないようにしている。