夕凪 凛夜
プレイヤー:うたか/赤柘
「あはは。……これ以上、僕になにを望むの?」
うたか/赤柘
- 種別
- ハウンド
- ネガイ
-
- 表:
- 究明
- 裏:
- 享楽
- 耐久値
- 39=(18+5+6+10)
- 作戦力
- 7=(1+5+1)
ヒトガラ
年齢 | 享年16 | 性別 | 男 |
---|---|---|---|
過去 | 多くの友人たちがキセキ使いによって殺された。 | ||
遭遇 | 文化祭に現れたキセキ使いによって、友の手を借りて自らを殺した | ||
外見の特徴 | 縊溝・首を絞めた痕、生前の名残。ハーネスやシャツでほぼ隠れているが、あの時起こった出来事はいつまで経っても消えない。 | ||
ケージ | 殺風景・彼の私物と呼べる物はほとんどなかった。二度目の生では、ここにたくさんの物が溢れる毎日だと良い。 | ||
好きなもの | 星・届いてしまったもの。僕が先に手にしたもの。君にはあげられないもの。……あ、今でも星空を眺めるのは好きだよ?/自分の傷口 | ||
嫌いなもの | 完璧・かつて求められたもの。流れる血は色すら変えたのに、今でもその通りに何事もこなそうとする自身に嫌気が差す。 | ||
得意なこと | 音楽・神から賜った天賦の才。今はなにが得意だったか曖昧だが、身体は楽器の使い方を覚えているだろう。 | ||
苦手なこと | 努力・正確には"したことがない"。けれど、これからならできる。苦手なだけで嫌いなわけではないから。 | ||
喪失 | 痛覚・もう一度、あの時のような痛みがあったら死ねるのかな。もうどれだけ傷付つけてもだめみたいだけど。 | ||
リミッターの影響 | 幻聴・つまらないピアノの音と誰かの歌。これは誰が弾いてた?この歌は何を訴えていた?……頭痛がする。 | ||
決意 | 楽しむ・枷はすべて外れた。これからはありのままとして存在していられる。……笑顔を見せることが少なくなった友人、彼にも、僕は楽しんで欲しかった。 | ||
所属 | 藤宮学園 | ||
おもな武器 | スレッジハンマー |
「これが、俺にできる・・・罪滅ぼしみたいなものだから」
「全員救うよ。絶対に、絶対」
シナチク
パートナー:朝比奈 哲人
- プレイヤー
- シナチク
- 年齢
- 17
- 性別
- 男
- ネガイ(表)
- 無垢
- ネガイ(裏)
- 善行
- リリースの方法
- 合言葉(相手の名前)+向かい合い礼。幕は上がる、協奏曲を奏でよう。
マーカー
- 位置
- 手首
- 色
- 白
- 相手からの感情1
- 束縛
- 相手からの感情2
- 劣等感
- 最初の思い出
キズナ
物・人・場所など | 感情・思い出など | ヒビ | ワレ | |
---|---|---|---|---|
ピアノ
| 親から求められた才能の形。とりあえず僕が存在するための意味だった。弾くことに忌避感もなかったけど高揚感もなかった。
| ✔ | ✔ | |
音楽室
| 音楽室から漏れ出たハチャメチャなヴァイオリンの音色。衝撃と、初めて世界に色がついたような感覚。忘れたくない君との出会い。
| |||
カラオケに三人で
| 数少ない、友達との約束。なんでか分からないけど、絶対に楽しくなる予感がした。
| ✔ | ✔ | |
「追い越してみせる」
| 絶対に忘れたくない約束。彼の吹っ切れた顔を見ながら、夕日に照らされた後ろ姿を見ながら。信じてみたいと、そう思った。
| ✔ | ✔ | |
小さく飛んだ星
| 下手くそなジャンプで、花火を持ったまま彼がプールへと落ちる。世界に色をつけてくれたあの日のように、まだ幼くて、危なっかしく火花を散らしながら。星の方から落ちてきた
| ✔ | ||
はじめに音楽、次に言葉
| 全身に伝わる、彼の感情。僕たちは何もかも変わったけど、確かに変わらないものがここにあるんだ。
| ✔ | ||
演奏会
| 色どりなんてない、退屈ではない音楽が、確かにそこにあった。どうしようもなく楽しくて、鼓動が、熱がまだ手に残って居る。何度でも一緒に、終わらない音を響かせよう。
| |||
家族
| それは温かなものだった、それは確かな優しさだった。何も言わずに受け入れてくれて、美味しいご飯を楽しい雑談をする。―――また帰っておいでねと、見送ってくれる。
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キズアト
《無痛の人形》 | |||||
ドラマ | ヒトガラ | タイミング | 対象 | 制限 | 解説 |
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喪失:痛覚 | 調査 | 自身 | シナリオ1回 | あなたが[喪失:痛覚]をロールプレイした[調査シーン]で使用可能。あなたが行なう[調査判定]に+1Dする。 | |
決戦 | タイミング | 対象 | 代償 | 制限 | 解説 |
威力の強化 | 自身 | 【耐久値】8 | ラウンド1回 | あなたが行なった攻撃の[威力]に+2する。 | |
《甘美な傷口》 | |||||
ドラマ | ヒトガラ | タイミング | 対象 | 制限 | 解説 |
好き・自分の傷口 | 解説参照 | 自身 | シナリオ1回 | あなたが[調査判定]に失敗した際に使用する。あなたの【励起値】を1点上昇させる。 | |
決戦 | タイミング | 対象 | 代償 | 制限 | 解説 |
解説参照 | 単体※ | 【励起値】2 | ラウンド1回 | [ダメージ算出]の直後に使用する。対象に与えられるダメージをあなたに変更する。対象が[バレット]の場合、受けるダメージを5点軽減する。自身不可。 | |
《誤理霧中》 | |||||
ドラマ | ヒトガラ | タイミング | 対象 | 制限 | 解説 |
苦手・頭の休息 | 解説参照 | 自身 | シナリオ1回 | あなたが[調査判定]に失敗した際に使用する。あなたの【励起値】を1点上昇させる。 | |
決戦 | タイミング | 対象 | 代償 | 制限 | 解説 |
攻撃 | エネミー | 【励起値】2 | なし | [スタック]している[生命ダイス]をひとつ指定する。その[スタック]を解除する(出目の小さいダイスを除外すること)。また、[手番]終了後に[スイッチ]を行う。 |
設定・その他メモ
生前
――完璧とは幸福だろうか。
一切の乱れのない旋律。ひとびとのこころを揺さぶる情熱的な音。超絶技巧が繰り広げる未知の世界。
きっと美しいんだろう。それを自らの手で生み出すことを望むひとは、この世界に捨てるほどいる。
僕はそれを手にした一握り。だけど僕は、歪で整わない、完璧じゃない幸福が欲しかった。
夕凪凛夜。音楽家の家庭に生まれ、幼少期から英才教育を施された。
見事才能を開花させ、現在はピアニストとして名の知れた人物となる。
何事にも本気にはなれず、満たされないこころを引きずって。けれど何もないとも言えない、むしろ恵まれている側だからそのまま才能を抱えて生きていく。いつか自分が空っぽだとバレないように願いながら。
そんな高校一年の春、音楽室から聞こえてきた必死なメロディ。お披露目の場所じゃ退場させられるぐらいのヴァイオリン。
こころを引きずり出されて、陽を初めて浴びたみたいに思った。――心から、美しいと思った。
だから、同じ音を奏でてみたいと思った。
穏やかで物腰柔らかな性格。誰に対しても友好的。けれど一方でどこか一線を引いてる。自分の才能を理解してるからそれをひけらかすことはしない。ずっとつまらなさを感じていた。何事にも心の底から興味を持てず、全力になり切れない自分が好きじゃない。
だから初めて出会えた未知の音に惹かれている。
ちなみに勉強・運動はそつなくこなせる。家庭的なことは壊滅的。
――天才ピアニスト・夕凪凛夜が死んだ。
一部の界隈ではどよめきが起こる。彼はまさに、これからの業界に無くてはならない存在だったから。
彼のファンだったのだろうか、ひとりの女性が何度目かもわからないその話題を出しては嘆いている。その横を蒼い目をした高校生が通り過ぎた。
まるで、その訃報を祝うような笑顔を浮かべて。
夕凪凛夜。友を巻き込んだ自殺で死んだ天才。
しかし彼はその間際に気付く。「世界で必要とされている自分がいなくなれば、世界はめちゃくちゃになってしまう」のだろうと。
だからそうしてやろうと思った。望まない才能も、称賛する観客も、圧政を敷く親も、つまらぬ自分も!すべてがぐちゃぐちゃになってしまえば良かった。
結果として、彼は星を掴んだ。自分を縛る枷は、死によってすべて外されたから。
ハウンドの彼は非常にのびのびと過ごしており、以前よりも明るい表情を見せるようになった。
好奇心旺盛、享楽的。彼は彼なりに今の生を楽しんでいるようだ。
しかし同時に隣にいる友、そして友になれなかった者たちを思い出して、心苦しくなる瞬間がある。ぐちゃぐちゃにしたい世界から唯一守りたかったものを己の手で掴めなかったこと、壊してしまった罪悪は感じている。
また生前は非常に大切に扱われていた反動か、自身が怪我をするようなことを積極的に行なう。痛覚の消失により、その限度がわかってないこともしばしば。
音楽から遠く離れようとしているが、ピアノの音と、誰かの歌声が時折聞こえてくる。辟易としている。
けれど無意識下で音には惹かれるし、望めば奏でる。腕が落ちているわけもなく、未だ奏でる旋律は誰もを魅了する。死してなお音楽に愛された天才。
僕/君、名前
夕凪 夏の季語、波風が静まること。また海風と陸風が交替する際に一時的に無風になる状態。
凛夜 夕方を過ぎたら夜になる、から…
旧メモ
音楽のセンスがあった、親はピアノをやらせたいらしい。だから僕はピアノをやった、受賞もした、有名なコンクールにも出た。多分音楽人生としてはいい出だしなんだろう。
でも心の底からやりたいと思ったのは鍵盤を叩くことじゃない気がする、もっと、流れるような旋律を。
そう思った時、音楽室から聞こえてきた必死なメロディ。お披露目の場所じゃ退場させられるぐらいのヴァイオリン。
だけど、それを美しいと思った。だから、同じ音を奏でてみたいと思った。
クラシックって流れるような美しく調和の取れたものが至高だと教わってきたけど、でも何かの引っ掛かりを覚えて、そしたら自由に荒々しい音を奏でるヴァイオリンに出会ったじゃありませんか。感動ッ
でもどうしてその音に惹かれたのかがわからない。だから教わろうと思った。
音楽に対しては親がやれって言ったから……で始めて、実際好きでやってる感覚はない。でも天才だからできる。は?
ヴァイオリンくんには「どうしてこんな必死になれるんだろ…」という当惑と興味、そして「自分にはそこまでの情熱はない」自嘲と羨望、かも 基本友好的
一人称が僕 人当たりはいいけど、どこか一線を引いてる。自分の才能を理解してるからそれをひけらかすことはしない。ずっとつまらなさを感じていた。何事にも心の底から興味を持てず、全力になり切れない自分が好きじゃない。
だから初めて出会えた未知の音に惹かれている。
完璧を求められ続けてきた。それに応える才能があった。こころは満たされなかった。未完のそれに惹かれた。
未完の美、彼が求めたのはきっとそれだった。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 成長 | GM | 参加者 |
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1 | 240226 | キャンペーン「僕が奇跡を殺すまで」第0話「死ぬ前の話」 | さくらでんぶ | シナチク・赤柘(敬称略) | |
バレット結成前のため成長なし | |||||
2 | 240402 | キャンペーン「僕が奇跡を殺すまで」第1話「花曇りに散る」 | 耐久値+2 | さくらでんぶ | シナチク・赤柘(敬称略) |
3 | 240425 | キャンペーン「僕が奇跡を殺すまで」第2話「朱夏の残影」 | 耐久値+2 | さくらでんぶ | シナチク・赤柘(敬称略) |
4 | 240609 | キャンペーン「僕が奇跡を殺すまで」第3話「秋天のプレタポルテ」 | 耐久値+2 | さくらでんぶ | シナチク・赤柘(敬称略) |
5 | 240716 | キャンペーン「僕が奇跡を殺すまで」第3.5話「境界線上のバリスティクス」 | 耐久値+2 | さくらでんぶ | シナチク・赤柘(敬称略) |
6 | 240919 | キャンペーン「僕が奇跡を殺すまで」第4話「不香花は謳う」 | 耐久値+2 | さくらでんぶ | シナチク・赤柘(敬称略) |