二人のお気に入りだった絵本。任務中に古本屋で見つけて、思わず買ってしまった⇒（ヒビワレ）…なんで児童書なんて買ったんだっけ？でも、児童書コーナーを見るとつい寄りたくなる。何を探してるんだっけ。

自分たちがバレットになる原因を作った存在。こいつさえいなければ。⇒（ヒビワレ）件のキセキ使いが唯鈴であることは思い出せなくなっている。

観月が好きだった。一緒に暮らしてた時は、観月の部屋にアザラシのぬいぐるみがいっぱいあった⇒（ヒビワレ）なんだか妙に目に留まるんだけど…なんでだっけ。

月虹町で一緒に過ごした、私たちの妹。⇒（ヒビワレ）彼女がキセキ使いだったことは忘れてしまった。かわいい妹。それだけ覚えてる。

いい学校に行きなさい勉強しなさいお淑やかにしなさい、くどくどくどくどあーうるさい。⇒（ヒビワレ）どうせ壊れて死ぬだけなんだから、もうどうだっていい。何を言われても何も感じない。

小学校低学年くらいの頃の話。今日から別々に暮らすのよって、ママに手を引かれて生家を去った。⇒（ヒビワレ）住宅街で、一軒家から幸せそうな声がするとなんだかざわざわする。何かを思い出しそうになる。

観月が死んでから、ちょくちょく連絡が来るようになった。寂しいんだろうな。まあ、会ってあげなくもない。⇒（ヒビワレ）返事を返すのが急に億劫になった。観月が死んだからって私がかまってあげなきゃいけない理由にはならないじゃん。

戦いを重ねていけば、ゆくゆくはオーナーも壊れてしまうのだと、真実を教えてくれた人。…どうして誰も、もう戦わなくていいんだよって言ってくれないの？