キズナ

設定・その他メモ

「テストしてやる。何発耐えられる？」
「神になろうと思いあがるからだ」
「安く手に入れた力で身を滅ぼした奴は何度も見た。」

聖伐騎士団の技術屋、医師にして問題児、そしてオーナー。普段は教会の日常業務を怠り、教会の鐘楼に作った研究室兼医務室で、キセキ遣いと戦うための新兵器の開発に日夜いそしんでいる。そもそも教会の聖職者ではなく、外様の研究者である。

信仰心は高いとは言えない。それは神の試練というにはこの世の理不尽を見すぎており、自分を含めた人間の業を救うのが難しいと見ている悲観主義者だからである。だが神という存在は否定せずに神聖視しており、いるなら早くどうにかして欲しいと思っている。そのためキセキ遣いを人の身でありながら、神だと思いあがっていると思い、本人の研鑽なしで得た力を振るう幼稚な人の集団だと思っている。またキセキ遣いや聖伐騎士団が聖なる言葉を語るなら、自分は贖罪のために、自称聖人に裁きをもたらす地獄の狩人だと卑下している。……自分が幸せになってはいけないと思っている。

普段は皮肉屋で悲観主義、研究とキセキ遣い狩り以外興味がない偏屈だが、自分の技術で人を助けたいという思いはつよい。ただ、戦闘など興奮状態になると段々と怒りや暴力のリミッターが外れ、暴走しかねない。それはまるで人が変わったというより、人でない怪物のような……

主食はデリバリーピザ（辛いトッピング増量）、ウィスキー

音楽はクラシックが好き、EDMが嫌い
嫌いな食べ物：病院食

武器は
キセキ使いに自分の技術で対抗すると豪語しているため、自身のテクノロジーの粋を集めた自作の鎧、パワーアーマーを使用している。
現在使用中：コード：デビルレイ
水陸両用のアーマー、血中のリベルを主動力として使用している。
頭部：ヘルムの目の部分にリベルの青白い炎を集中して破壊光線として発射する機構
胴部：背中にアクアラングと短時間使用可能なジェットパック、肩に小型ロケット砲
腕部：拳にスパイク、右腕部に銛銃、左腕部に短機関銃機構、そして両腕にダガーナイフが暗器として装備。
脚部：ふくらはぎの辺りにジェットスラスター

いずれはバレットの力に頼らず、キセキ遣いを単独運用で仕留めることができるパワーアーマーの開発を目標としており、そのために技術交換などは惜しまない。



過去
ヨハンは生まれながらにして稀な血液の死病を患っていた。父親は自分を病院に連れていく途中、酔っ払いの事故に巻き込まれて死亡。母親は自分の治療費のために、金持ちの男と結婚したが、日常的にDVを受けていた。そんな中、ヨハンは幼い頃から病弱な彼は機械に繋がれながら、周りは同じような死病に侵された子供たちの中で、自分で自分を治す方法を模索していた。その生きるための意志が勉学に道を開き、何とか体を動かし、16歳ながら医学、工学など6種類の博士号を習得した。しかし心の中では理不尽な世の中に対する怒りが渦巻いていた。

自分と多くの人間を救うかもしれない人工血液の研究を行っていたヨハンは、リベルというナノマシンが開発されたことを知ると、血液の代替になるかもしれないという医療目的の活用研究を始める。しかし、着実に病魔は体を蝕んでいた。そしてリベルの研究者として、5年前の銀炎事件の場にいたヨハンはキセキ遣いの力を目の当たりにした。その強大な力に魅せられてしまったヨハンは、病魔によって朽ちていき、タイムリミットが迫る自分の命という現実に対する最後の希望として、自らの体にリベルを打ち込んだ。

　その結果、病魔はナノマシンによって駆逐された。その代わりに代償として今ままでため込んでいた感情や負の側面が暴発し、暴力的な一面が顕在化した。暴力事件とリベルの不正利用を咎められ、聖伐騎士団に拘束されるも、幸い死者が出ていなかったことと、同時期に発生したキセキ遣いの討伐に協力した功績から聖伐騎士団にスカウトされる。

聖伐騎士団に入ったヨハンは自分の犯した過ちや、生き延びた意味のためにバレットとしてキセキ遣いを狩ることに合意。また聖伐騎士団の戦力増強のために医療行為、リベルの研究や兵器利用、武器開発を行うようになった。

叶えたい願い：リベルを使わない人工血液の完成（キセキ遣いを殺す存在となった自分には人の命を救う物を作る時間も資格もない）。

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