【回避】1D+1
【射撃】7D+4
【知覚】7D+3
【RC】2D+1
【意志】2D+1
【調達】2D+1
【情報:UGN】2D+1

10歳のとき、従姉弟の霧崎桜と遊んでいたところ、何者かにより強制的に覚醒させられオーヴァードとなった。
「彼女を助けたくば目覚めよ」
人質に取られた桜を助けるためには、その指示を受け入れるほかなかった。
全てが終わった後に人から聞いた話では、自分たちは運よく近くに居合わせたUGN職員に保護されたのだという。
桜は記憶操作も受けたが、目を覚ました彼女は霧崎に会った途端頭を押さえ「光が天使になる夢を見た」と苦しそうに零す。
それを聞き、彼女がエンジェルハィロゥのエフェクト効果を纏った己の姿を薄らと覚えていることに気付いてしまう。
自分のせいで桜が記憶を取り戻してしまうことを恐れ、それ以降彼女には会えていない。

身体的異常はないものの、精神的にやや不安定な部分が見受けられる。
オーヴァードへと覚醒したときの記憶が一部混濁しており、それが現在の衝動に反映されていると推測される。

第一話 Gray Phantom
UGN日本支部長 霧谷雄吾の指示でN市公立高校に潜入して数日。
生徒会長の八重樫若菜をはじめとした同級生たちの助けもあり、学校生活に慣れてきたところから物語は始まる。
購買戦争に参加した矢先、八重樫に殺気を放つオーヴァードの存在を察知。同校に通う1年生のブリッツ・ライデン、N市支部長のレイナ・ヴァレンティナと協力し、学内に潜入したFHエージェント グレイファントムを調査することとなる。
ブリッツと七海弓花、八重樫（+レイナ）の百合に巻き込まれそうになるも、無事生還。
最終決戦はエンゲージの封鎖を意に介さず、ブリッツとともにコントローラーを集中砲火で撃破した。

第二話 Kingdom Come（ネタバレ防止のため反転）
グレイファントム撃破から数日後。霧崎たちのクラスに新たな転校生がやってくる。名前は瀬名方玲人。
眉目秀麗な彼が他の生徒たちに慕われるのは納得していたが、それが次第に崇拝へと変わっていく様子に薄気味悪さを覚える。
ある日、瀬名方に「今の学校制度は間違っている。優秀な人間はその意思を尊重されるべきだ。君もそう思うよね？僕と同じ側の存在なのだから」と言い寄られる。オーヴァードを匂わせるような発言が引っかかるものの、確証を得られないまま彼の背を見送るしかできなかった翌日。八重樫に代わって生徒会長に就任した瀬名方により、学校がエリート主義へと造り変えられていく様に愕然とすることとなる。
ヒエラルキーの奴隷となってしまった全校生徒を救うべく、ブリッツやレイナとともに事態の収束に乗り出すのだった。
シナリオ終盤では、瀬名方らが学校を留守にしている隙を狙い、同級生の八重樫や相波武の協力のもと全校生徒の洗脳を解くことに成功。
最終決戦では、ブリッツがキングダムカムの《ナーブジャック（Ⅰp.155）》で操られ、霧崎を攻撃するよう命じられる。しかし、《雷の槍（Ⅰp.111）》は同エンゲージにいるキャラクターを対象にできないため、ブリッツの攻撃は不発に終わった。
生徒A（アタッカー）の攻撃をHP1で耐えたものの、次ターンのキングダムカムの攻撃に対する回避に失敗。侵蝕率が100％を超えていたためタイタスの使用を覚悟するが、レイナの【支部長の意地】で庇われ事なきを得た。その後、キングダムカムの懐に潜り込み、彼の射程から外れる。そしてブリッツやレイナとともにキングダムカムを撃破した。
なお、最終侵蝕率は99％。ギリギリの生還であった。

また、N市公立高校にはいつの間にか霧崎のファンクラブ 白百合の会が設立されていたらしい。当の本人は「目立つ行動は避けているはずだが、なぜかよく視線を感じる…」と不審がっているとか。

第三話 Moonless Night（ネタバレ防止のため反転）
ある日、担任の佐和山に「UGNを抜けて自分の仲間にならないか？」と誘われる。
佐和山に桜の件を仄めかされた霧崎は、UGNに対する疑念を拭いきれず佐和山の提案を拒絶することができない。
何とか衝動に抗い返答を保留にしたものの、FHエージェント 黒い月に相波や八重樫たちを攫われてしまう。
佐和山の誘いをきっぱりと撥ね除けたブリッツやレイナに対して後ろめたさを感じながらも、住民たちが姿を消した常闇のN市の調査を進めていく。
最終決戦では、レイナとともに黒い月および従者の猛攻からブリッツを守り抜く。しかし、回避を乱用した代償として侵蝕率が179%まで跳ね上がってしまう。
黒い月撃破後、相波からの連絡により街に平和が戻ったことを知るも、バックトラック後の最終侵蝕率が105%となりジャーム化。
彼とは二度と叶わない「また明日」の約束を交わして電話を切る。
最終侵蝕率152％で同じくジャーム化したレイナとともに、ジャーム化を逃れたブリッツに後を託し、最期は人としてUGNに回収されることとなった。

後日談（ネタバレ防止のため反転）
自分をオーヴァードに転じさせた人物が誰なのか未だにわからない。
苦しみもがく中で見た「UGN」のロゴの持ち主は、己を助けに来た者なのか陥れた者なのか。
もしあの事件が組織ぐるみで行われたものだとしたら、己は誰を信じたら良いのだろう？
「俺は、何が正しいのかわからない。UGNもFHも、みんな腹の内で策を練っている…！貴女だって、なぜそこまでしてくれるんだ⁉︎貴女は何を企んでいるんだ⁉︎もう考えたくない…疑いたくない…。すべて壊せば、この苦しみから解放されるのか…？」

すべてを疑う本能を理性でねじ伏せUGNにその身を引き渡した霧崎だが、処理の最中に侵蝕率が5D10減少（バックトラックの処理ミス分）。制御可能となったレネゲイドウイルスが霧崎の身体を乗っ取り、レネゲイドビーイングとして再び目を覚ました。
レネゲイドビーイングとしての本来の姿はジャーム化した霧崎そのものだが、《ヒューマンズネイバー》使用時は霧崎がオーヴァードとして覚醒した10歳頃の外見をしている。
意識はレネゲイドビーイングのものだが、霧崎光としての記憶も有しているため、ブリッツに対してどのように接するべきか考えあぐねているようだ。

覚醒したばかりの頃は衝動に駆られて錯乱することもあったが、覚醒を受け入れてからは己と同じ境遇の人を増やさないためにオーヴァードの力を使うようになる。
非オーヴァードの人々が、当然来ると信じた明日を享受できること。それが、彼の唯一の願いなのだ。

ブリッツ・ライデン
レイナ・ヴァレンティナ

PC②は、N市公立高校に潜入しているUGNチルドレンである。本シナリオでは、転校して数日が経過したところから開始となる。PC②が所属するクラスは、八重樫若菜と同じ二年生のクラスで、担任は佐和山光彦が受け持っている。
キミはUGNチルドレンだ。現在、FHのエージェントを探し出すため、N公立高校に転校して数日が経過している。キミは、同じクラスで生徒会長の八重慳若菜に色々と面倒を見てもらった。そんな若菜に向けて、学校内の誰かが殺気を向けているのに気づいた。

キミは、UGNチルドレンとしてN市公立高校へ潜入している。そんな君が通うクラスに、転校生がやってきた。それが瀬名方玲人。
容姿端麗、品行方正、成績優秀な彼は、瞬く間にクラスの中心となった。そして学校を変えると言い出した。

（ネタバレのため反転）
キミは、UGNチルドレンとしてN市公立高校へ潜入している。そんなキミに、担任の佐和山が突然自分も同じオーヴァードだと明かした。そして、事実を隠蔽してきたUGNではなく、自分の仲間になれと言ってきた。

イメージソング：Beyond the Bounds　Beyond the Bounds　Beyond the Bounds（歌詞）
野球をするなら：1番バッターの遊撃手（盗塁王）
犬で例えるなら：シベリアンハスキーかボルゾイ
卵焼きの味付け：甘い方が好き