レイナは10歳の頃、何らかの事件に巻き込まれ、その結果オーヴァードとなった。この時、何者かの声が聞こえてきたような気がするが、詳細は思い出せない。
彼女は吸血鬼のような鋭い牙と時折現れる獣のような爪を持つ異能力者として周囲に恐れられた。ただ、母親だけは彼女の味方であり、母のためにこの力を使うことを決意する。だが、ある時、突如として吸血衝動に襲われ、母親を襲おうとしたが、UGNによって確保される。この出来事によって、彼女は母親が早く自分を見捨てていれば、この悲しみを味わうこともなかったという憎悪の感情を抱く。（その後、彼女の周りの人間には記憶処理が行われている）


性別についての補足:オーヴァードになる前は女の子だったが変異により性別は不詳になった

心的外傷:化け物として見られていた頃に対してトラウマになっている。部下達を守ることに対して力を使うことを厭わないが、ジャーム化を酷く恐れているかもしれない。

吸血衝動:美味しそうな血を見ると、庇護欲とは別に偏った愛として襲ってくる。

UGNに入隊した後、その能力を駆使して輝かしい功績を積み重ね、支部長の地位まで上りつめた。彼女はオーヴァードとしての力を平和のために用いることを信じ、その信念を実現させるために闘い続けてきた。
「UGNに入隊してから、私ね、オーヴァードとしての力の重要さを気づかされたの。時々、組織の中でもなんか悩んだりすることもあるけど。でも、そんな時に、私の心に何かが響くの。あの日のことを思い出すのよ。あの出来事が、私がここに立ってる理由を教えてくれるって気がするの。私、昔の自分を思い出すのよ。怖かったり、一人ぼっちだったり。でも、そこにはマ…お母さんの顔を思い出すの。私を支えてくれたお母さんの顔。UGNが正しいのか、間違ってるのか、どうかはわからないけど。でも、私は信じてるの。私の力で誰かの役に立ちたいし、お母さんのためにも戦いたいの。UGNがどんな方向に進もうと、私はその方向を突き進む覚悟があるの。本当よ？私の信念はぶれないし、私が選んだ道を進むことが、私の使命だと思っているの。」

ブリッツ・ライデン
霧崎光

転校生の瀬名方玲人こと“キングダムカム”の力によって洗脳された生徒達をN市公立高校に通っている、八重樫若菜と相波 武の協力によって解放し、キングダムカムを打ち倒すことに成功した。

以下、結末までネタバレのためドラッグ反転
キミは、霧谷雄吾の指令でN市公立高校へ潜入していたが、そんなキミに、霧谷雄吾から今までのジャームを動かしてきた“ダークムーン”のコードネームを持つFHエージェントの正体が、「佐和山光彦」であることが告げられた。その直後、佐和山が、自分たちの仲間にならないか？と誘ってきたが、レイナは自分の信念を貫き交渉は決裂した。

結末
佐和山光彦の正体は人類とは別の、意識を持ったレネゲイドウイルスの集合体、レネゲイドビーイングと思われる。形状は黒く強大な球体。広範囲を《ワーディング》や闇で包むことができる。これによって闇に包まれたN市内をレイナ達は駆け回る。最終決戦ではN市公立高校の屋上で黒い月と戦い、勝利するが霧崎光とレイナ・ヴァレンティナはジャーム化。ブリッツを逃がして幕を閉じた。