赤い氷雪を操る氷使い。
赤いのは氷晶核にモルフェウス能力の"砂"を用いる関係で、氷雪に"砂"が多量に混じっているため。
原理としては黄砂混じりの雪が赤くなるのに近い。

この"砂"の成分を変えることで、炎を出すこともできるが、氷程自在に操ることはできない。

イメージソング:透徹の空/徳永 英明・CRITICAL ERROR/天野 月
カラーコード：紅/d7003a

◆紅氷蓮(バードマ)
小栗虫太郎の「人外魔境」3巻の一説から。紅に輝く山に咲く花の名。
元ネタは後述のハドマと考えられる。

◆ハドマ(鉢特摩/padma)
八寒地獄の第七、紅蓮地獄のこと。
ここに落ちた者は酷い寒さにより皮膚が裂けて流血し、紅色の蓮の花に似るといわれている。

◆四華(しけ)
仏の説法などの際、瑞兆として天から降るという4種の蓮の花。白蓮華・大白蓮華・紅蓮華・大紅蓮華の称。
また葬送で、棺の四方に立てる白色の蓮華のこと。

◆紅蓮峰(リム・ボー・チェ)
小栗虫太郎の「人外魔境」の一説から。
紅氷蓮の咲く峰。別名:花酔境

◆蓮中の宝芯（マニ・バードメ）
小栗虫太郎の「人外魔境」の一説から。
遠くからみれば大乳海を呈し、入ればたちこめる花香のなかで生きながら涅槃に入るという、ラマ僧があこがれる理想郷。

◇成長案
砂塵の杖(IA.p86)取得、余り1

◆“ロード・オブ・アビス"長瀬明(ながせ あきら)
呼び方：長瀬さん/"彼"
（RU p63)
元UGN本部エージェントでありFHエージェント。故人。
同じ任務についた際に憧れを抱き、目標にしていた相手。
だがしかし、ある日UGNを離反しクーデターを起こした。
この時、永瀬は晶に見向きもしなかった。

敵となった以上、排除するしかない。そこに情はいらないし、抱く気もない。
実際、晶は彼が打ち取られたと聞いて涙も出なかった。
それでもまだ、あの日の憧れは燻ったまま残り続けていた。

The Foolにて漸く決別し、抱え続けたロイスを昇華。
それは晶に守りたいものができた証だった。

◆“ドールアーティスト"神崎 高明(かんざき たかあき)
呼び方：神崎/"奴"
(2nd p216/RU　p59)
親代わりだった元UGN高位研究員。故人。
晶の製造者であり、複製体であることをバラした張本人。
晶の製造目的については告げないまま死亡した。

◆蓮見 硝(はすみ しょう)
呼び方：オリジナル/兄さん
感情：好奇心/不安→/対抗意識
晶のオリジナル。享年16歳。
面識はないが、よく似た「兄」がいるという話は聞かされていた。
自身が複製体だと知り、兄と言われていた人がオリジナルなのだと悟った。
一連の事件を通して彼の名と4年前に亡くなっていたことを知る。

彼の石が朔夜を事件に巻き込みつつも、守っていたことから、憤りと嫉妬を抱えている。
尤も、それが対抗意識だということには気づいていないのだが。

◆“聖なる瞑想者"藤崎 弦一(ふじさき げんいち)
呼び方：藤崎さん
感情:感謝/食傷(紫)
UGNの本部所属エージェント(上級p91)
敬語を使うべき相手だが、付き合いが長いせいか崩れやすい。

賢者の石の適合者である朔夜の監視及び最悪の場合の処分を命じており、そのための戦力として「怨念の呪石」の被験者に晶を抜擢した。

その後も何かと晶を気にかけており、実質的な保護者となっている。

◆“光の暴風(オプティカルタイフーン)”尾張 朔夜(おわり さくや)
呼び方:朔夜
感情:純愛/恐怖（赤/特別で大切な人、失うことが怖い）
同支部所属のイリーガルで、クラスメート。晶にとっての日常の象徴
"賢者の石"の適合者として監視しており、次に石で暴走した場合は処刑対象となる。

実力は認めているものの、なぜか弟扱いしてくるのがどうにも気に食わない。
また、元一般人でUGNやレネゲイドの知識に疎いため、そうした部分ではフォローすることもある。

無意識に気に掛ける理由がなんなのか、どうして守りたいと思っているのかは、晶自身まだはっきりとわかっていない。
だが、長瀬のように置いて行かれることに怯えている。

◆“絶対君主(オリジンロード)"虚誕 紗奈(いつわり さな)
呼び方:(虚誕)支部長→(虚誕)評議員/紗奈
感情:信頼/疎外感(信頼はしているが、寂しさを覚えることがある)
UGN支部長で晶の現在の上司。敬語を使う相手で、ある意味保護者枠。
単なる支部長と考えるには違和感があり、疑念を抱いていたが、Bomb in the Ghostにて【評議院に伝がある】ことを隠し事の内容と誤認し氷解。
以降、隠し事をされていた事に寂しさを覚えている　
(尚、紗奈が評議院であることはThe Foolの事件中に聞かされたため、現在は知っている)

離れている今も信頼しており、私的な場では紗奈と呼ぶようになった。

◆“白鴉の蜃気楼(シュレッド)"霧切 羽久(きりぎり　はく)
呼び方:羽久
感情:尊敬/嫉妬(現実見えてて尚、割り切れているのが羨ましい)
UGNイリーガルの刑事。スパイであることは知らない。
頭は回るがどこか胡散臭いと思っているが、実力は買っている。
特に冷静で肝心な時に戸惑わない部分については嫉妬するほど認めており、Blood Beast以降は信頼するようになった。

砂塵の帳は彼の《時の棺》の猿真似。

◆J.D.マーティン
同行していたエージェント全員を惨殺したうえ、喉笛に噛みついてきたジャーム。
借りを返すことに成功した。

◆エージェント達
任務に同行し、マーティンに殺されたエージェント達。
その死の責を負うも、彼らの名前すら晶は知らない。

◆相良 浩平(さがら こうへい)
呼び方:相良
感情:友情
友人と呼べる数少ない人間。
だが、彼を友人だと自覚したその時には亡くしてしまっていた。
死後、彼から生成された小さな"賢者の石"を形見として持ち歩いている。

彼の残した石は欠片でありながらも一時的に晶の能力を向上させ、結果として炎をも扱えるようにした。
現在は当時ほどの出力は出せないものの、デモンズシードのようにエフェクトの効果を高める力がある。