容姿・経歴・その他メモ

高校生ながら支部長を務める少年で、実家は由緒正しい霊媒師の家。寺。
n年前にレネゲイドウィルスが世界中にばらまかれるよりもずっと昔から、代々"力"を受け継いできた。
かつて検怪異使や陰陽師と呼ばれた者たちのそれである。

地元では孤立していた。霊験あらたかな家柄ではあっても、怪しいことに変わりなく、周囲からは距離を置かれていた。
動物たちには好かれていたが、好かれていた故に表裏のない動物たちの言葉から、
遠巻きに己を見る人たちの心ない言葉を知ってしまう。

心の壁は、分厚く、うず高く、築き上げられた。
とはいえ、人ならざるものたちのおかげで、性根は真っ直ぐに育つことができた。


物心ついた時から修行をつけられており、法具を用いた際のRCは目を見張るものがある。
いちオーヴァードとしては強力な個体であることは間違いないが、
本人は穏やかな少年である。
好きなことは一人静かに音楽を聞くことと、動物と接すること。
嫌いなことは騒がしいことと、命を粗末にすること。


益良のオルクス能力での因子操作・領域操作は可視化されており、
仏教の法具を媒介にして神仏像の腕を無数に実体化させる。
千手観音像が主な外観のイメージ元で、ノイマンの脳力でたくさんの腕を精密操作して戦う。
───というのがオーヴァードの世界での視点。

以下は霊媒師の世界での視点。
物言わぬ自然霊や精霊を仏具に宿し、その力を現実世界に具現化している。
具体的には、数珠、月輪、玉環を媒介に精霊を憑依させ、仏の力そのものを再現している。
宝剣をさらに媒介にして二段階の憑依をすることで、さらに強力に具現化できる。


霊は通常目視できる存在ではないため、オルクス能力で可視化されていようとも仏の拳を目視で捉えるのは大変難しい。
“見えているのに見えない”という認識阻害に近い状態のパンチは、凄まじい威力を誇る。

「わかる」
「なんとでもなるさぁ」
「ちっちぇえなぁ」
「静かにしろよ」

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