“碧天の緋”ソフィア・クインズロード
プレイヤー:アマネ@岸田文雄
最強の隣に並び立てるオーヴァードになる。
───それが、私の夢だ。
- 年齢
- 15歳
- 性別
- 女
- 星座
- 水瓶座
- 身長
- 157㎝
- 体重
- 44kg
- 血液型
- AB型
- ワークス
- 優等生(高等部)
- カヴァー
- 碧の少女
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ソラリス
- ブラム=ストーカー
- HP最大値
- 24
- 常備化ポイント
- 12
- 財産ポイント
- 4
- 行動値
- 6
- 戦闘移動
- 11
- 全力移動
- 22
経験点
- 消費
- +64
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | クインズロードは、由緒正しき一族である。 | |
---|---|---|
名家の生まれ | ||
経験 | ソフィア・クインズロードは生まれながらにしてすべてを有していた。ゆえに、ソフィア・クインズロードは孤独であった。 | |
孤独 | ||
邂逅 | 【最強のオーヴァードの隣に並び立つことのできるオーヴァード】となる。それがソフィア・クインズロードの胸に秘めた夢だ。 | |
夢 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | 奇跡的なバランスで調和するレネゲイド,オーヴァードとしてのスキル。それらは全てソフィアが先天的に持つものである。 |
生誕 | 17 | |
衝動 | 侵蝕値 | ソフィアのレネゲイドウイルスが持つ衝動は、彼女の幼少期に形成された。「誰も【私】を見てくれない」、「自身すらも【器】に縛られている」。「鬱屈した世界から脱却したい」、「【器】を脱ぎ捨ててしまいたい」。そんな切実な苦悩,欲望によって、彼女のレネゲイドは【解放】の衝動を得た。 |
解放 | 18 | |
侵蝕率基本値 | 35 |
能力値
肉体 | 1 | 感覚 | 2 | 精神 | 2 | 社会 | 4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0+1 | シンドローム | 0+2 | シンドローム | 1+1 | シンドローム | 3+0 |
ワークス | ワークス | ワークス | ワークス | 1 | |||
成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | RC | 交渉 | 1 | |||
回避 | 知覚 | 意志 | 調達 | 2 | |||
知識:レネゲイド | 1 | 情報:アカデミア | 1 | ||||
知識:心理 | 1 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 頂の証 | ― | 通常、能力ランクはSランクを最高位とするが、ソフィアはそれを超越した能力を有する。 「種別:ランク」アイテムである“SSランク”を取得する。 | ||||
固定 | 草野光希(幼少期) | 純愛 | / | 劣等感 | YE | 今の私が居るのは光希のおかげなんだ。だから私も彼に追いつけるように。護られてばかりじゃなくて、支え合えるようになりたい。 | |
固定 | 学園島 | 庇護 | / | 疎外感 | WH | 私を受け入れてくれた場所。居心地がいいと思えた場所。だから私は今日もこの地を、この地に住む人々を護るために、この力を使う。 | |
シナリオ(転校生) | 草野光希(現在) | 慕情 | / | 不安 | あの頃から随分と多くの事が変わってしまった。でも、変わらないものは確かにここにある。それに、変わったものだってしっかりと向き合って見てあげれば悪いことばかりじゃない。 | ||
PC間 | 宮下 桃香 | 親近感 | / | 敵愾心 | いい子だと思う…んだけど、ちょっと不思議なところもある。あと、なんか見てるともやもや?してくる… | ||
先輩 | 蒼井 焔 | 信頼 | / | 劣等感 | すごくいい先輩…私にも彼女みたいな誰かを護れる力が… | ||
幽霊? | 仮面の異形 | 庇護 | / | 恐怖 | 私だって…強くなったんだ…!だから、護って見せる…!! |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
覚醒の秘薬 | 1 | イニシアチブ | So | 自動成功 | 単体 | 視界 | 2D10 | 120% | |
(1/1) RW.43P 行動済みのキャラクターを対象とする。対象は未行動になる。このエフェクトはあなたを対象に出来ない。 1シナリオ1回まで | |||||||||
アクセル | 5 | セットアッププロセス | Ou | 自動成功 | 単体 | 視界 | 1 | ― | |
(5/5) EA.113P ラウンド間、対象の【行動値】+[Lv*2] | |||||||||
ラピッドファクトリー | 2 | セットアッププロセス | So | 自動成功 | 範囲(選択) | 至近 | 3 | リミット | |
(2/3) BC.67P このエフェクトを組み合わせたエフェクトの対象を「範囲(選択)」、射程を至近に変更する。 1シナリオLv回まで | |||||||||
活性の霧 | 2 | セットアッププロセス | So | 自動成功 | 単体 | 視界 | 3 | ― | |
(2/5) HR.83P ラウンド間、対象の攻撃力+[Lv*3],ドッジの判定ダイス-2個。 | |||||||||
鮮血の奏者 | 1 | セットアッププロセス | Br | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
(1/3) RW.35P [Lv]点以下の任意の値だけHPを消費する。ラウンド間、対象の攻撃力+[消費したHP*3] | |||||||||
エクスプロージョン | 3 | メジャーアクション | Ou/〈RC〉 | 対決 | 範囲(選択) | 視界 | 3 | ― | |
(3/3) EA.114P 射撃攻撃 [攻撃力:+8] 1シナリオLv回まで | |||||||||
ツインバースト | 1 | メジャーアクション | So/シンドローム | 対決 | ― | ― | 3 | リミット | |
(1/3) BC.67P 《エクスプロージョン》と組み合わせて使用する。 組み合わせた攻撃の攻撃力+[Lv*3],対象はドッジを行えない。 | |||||||||
蒼色の従者 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 5 | ― | |
(1/5) EA.45P 《赤色の従者》互換 あなたと同じエンゲージに従者を1体作り出す。従者はすべての能力値が3となる。 最大HP[Lv*5+10] 1シーン1回まで作り出せる。 | |||||||||
血の絆 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ― | |
(1/3) EA.48P 《赤色の従者》と組み合わせて使用する。《赤色の従者》で作成した従者はシナリオまで持続する 1シナリオLv回まで | |||||||||
麗しの容貌 | 1 | 常時 | So | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
(1/1) EA.119P あなたは体内物質の生成によって常に最適な美容状況を維持できる。外見は常に老いを感じさせない美しさとなり、健康に置いても優良な状態が維持される。ただし、このエフェクトによって顔のつくりなど元来の容貌が変化することはない。また、GMは極限状態などの環境的要因によってこのエフェクトの使用を制限してもよい。 | |||||||||
瀉血 | 1 | 常時 | Br | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
(1/1) EA.55P 汚染されたり、老廃して悪くなった血液を排出することで美しい容姿と健康を保ち続けるエフェクト。クリアーになった血液はたとえほとんど日光の下に出ない生活を送っていたとしても、あなたに玲瓏で優雅な美しさを約束する。 |
コンボ
神の血
- 組み合わせ
- 《アクセル》+《ラピッドファクトリー》+《活性の霧》+《鮮血の奏者》(サングイン)
- タイミング
- セットアッププロセス
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 11
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
100%未満
➡行動値+10,攻撃力+24,ドッジダイス-2個 HP1点失う
100%以上
➡行動値+12,攻撃力+30,ドッジダイス-2個 HP2点失う
160%以上
➡行動値+14,攻撃力+36,ドッジダイス-2個 HP3点失う
蒼赫の龍
- 組み合わせ
- 《エクスプロージョン》+《ツインバースト》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 2
- 10
- 11
- 100%以上
- 2
- 10
- 14
- 2
ドッジ不可
王の蒼
- 組み合わせ
- 《覚醒の秘薬》(SSランク)
- タイミング
- イニシアチブ
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 2D10+10
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
対象を未行動にする
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
SSランク | 0 | ランク | ユニークアイテム(ランク) DR.44P Dロイス【頂の証】により取得 エフェクトを使用する直前に宣言する。そのエフェクトが「対象:単体」であれば「対象:範囲(選択)」に、「対象:範囲(選択)」であれば、「射程:視界」,「対象:シーン(選択)」に変更する。組み合わせて使用する場合は最終的な対象に効果を適応すること。 使用すると侵蝕率+10 1シナリオ1回まで 彼女が一人の最強である証。 だが、彼女はまだまだ歩みを止めない。夢を果たすために。 | ||
藍碧の腕輪(サングイン) | 15 | 一般 | ユニークアイテム(Br) IA.78P Brの「任意のHPを消費する」ことで効果を決定するエフェクトを使用した場合、実際に消費したHPに+5して効果を算出することが出来る。 ──────────────────────── 彼女の碧き血を活性化させる腕輪。 彼女のブラム=ストーカーのエフェクトの力を増幅させるためにかつて幼馴染から与えられた。 藍碧が埋め込まれており、彼女の《エフェクト》に呼応するように光り輝く。 | ||
高性能治療キット | 4 | 一般 | 一般アイテム(共有) IA.44P メジャーアクションで使用する。HPを3D点回復する 戦闘中は使用できない。 | ||
ラッキーメダル:ホワイト | 2 | 一般 | 【社会】 | 一般アイテム(オーヴァードアカデミア) DR.41P 【社会】の判定及び【社会】を使用した判定の達成値+1 戦闘中はこの効果を適応できない。 | |
文殿寮特務証書 | 2 | コネ | 〈知識:〉 | コネアイテム(オーヴァードアカデミア) DR.40P 〈知識:〉の判定ダイスに+1個 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 179 | 15 | 0 | 194 | 0/194 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
碧天の緋
「美しい──そう形容するしかないね。」
「碧天の如き血を纏う美少女...いやぁ実に神秘的な光景だった。あの姿を見ることのできた人は本当に幸運だよ」
──とあるBランク生徒
パーソナルデータ
[プロフィール]
名前 | ソフィア・クインズロード | 二つ名 | 碧天の緋 |
---|---|---|---|
愛称 | ソフィア | ランク | SSランク |
好きなもの | 光希に教えてもらった物語 | 苦手なもの | 注目されること |
概要
性格・容姿
美しい銀髪碧眼の少女。
他者と交流することや、人から注目されることが苦手なこともあり、周囲からは近寄りがたいと思われている。
実際は人の不幸に心を痛め、人の幸福を心から喜べる優しい性格である。
また、注目されることを嫌ってはいるものの、誰かのために自分の力が必要な際は自身の力を使うことも惜しまない。
容姿やミステリアスな雰囲気(仲の良い友人が居ないだけ)も相まって、学園内では密かに人気を集めている。
SSランク
彼女は学園に片手で数えきれるほどしかいないとされる「SSランク」生徒である。
彼女の能力を一言で表すと、『血液やレネゲイドを活性化』させるというものである。
傍から見てあまり目立たない単純な能力であること、あまり派手な《エフェクト》を使用できるわけではないこと、本人が普段人前で自身の力を使わないこと、そして何より、自分のランクを公表していないこともあり、彼女を「SSランク」と知る生徒は学園島内にはほぼ存在しない。
しかし、彼女の学力の高さ、Rファイトに全く顔を出さず、誰も彼女について詳しくないというミステリアスな要素を持つ彼女を、「A~Sランク」ほどの隠れた実力者だと予想する生徒も多くいるとか。
クインズロード家
クインズロード家は100年以上もの歴史がある由緒正しき家系である。
どの界隈においてもある程度の影響力を持ち、UGNとも良好な関係を築き上げている。
本家はイギリスにあるが、ソフィアは12歳となるタイミングで学園島へと移住する。
その背景にはソフィアへ英才教育を施すという目的があり、ソフィアは学園島へと渡る前にもUGNの教習所で訓練などを受けさせられていた。
過去
興が乗って筆が進み過ぎた。反省はしていないが後悔はちょっとしてる。
読む際は長いのでお覚悟を。
怒られたり、ダメですって言われたらギャン泣きしながら名前変えてメモにコピペだけして消します。
ソフィア・クインズロード
ソフィア・クインズロードはありとあらゆるモノを生まれながらにして持っていた。
裕福な家庭、天才的なレネゲイド能力、天性の聡慧さ、約束された将来。
ゆえに、私は『友達』を得たことは一度も無かった。
何をしても私は一番であり続けた。
大人達のソフィア・クインズロードという器への大きな期待。
周りの子どもたちのソフィア・クインズロードという立場への強い嫉妬。
努力を放棄しようと、悪い子になろうと、ソフィア・クインズロードへと向けられる感情は変化しない。
『ソフィア』を見てくれる存在など、一人もいなかった。
ソフィア・クインズロード(2)
私は、物心がつき始めたころに両親の下を離れ、日本に住む母方の祖母たちの下で暮らすこととなった。
その村では『レネゲイド』の存在が認知されており、非オーヴァードの村民はレネゲイドによる力を『奇跡』と呼んでいた。私が通う学校も自身のオーヴァードとしての力や技術を学ぶための施設であった。
学校の教師たちは村の外から来た大人達であり、大人たち以外は彼らがどこから来ているのか、何者なのか、知る人はいなかった。
10歳、つまり4年生になってもそれまでと変わらず誰とも仲良くなれずにいたし、それ故に殆どの生徒の事はろくに印象に残っていなかったけれど、ただ一人だけ例外がいた。
それは、4年生になって初めて同じクラスになった男子生徒だった。
彼はクラスの中で、いや、全学年の中で群を抜いて実技の成績が悪かった。
彼の能力は客観的に見れば、教習所に入ったばかりのチルドレンにさえ劣る能力だった。
けれど、そんな彼は筆記試験の成績では常に満点を叩き出していた。
その実技の能力と筆記試験における成績の乖離もさることながら、特に印象深かったのは……
「──なぁ光希、俺の水の《エフェクト》が上手く球体にまとまらないんだ。水を出すまではできるんだが……」
「なるほど、とりあえず見せてほしい。」
「おう。……どうだ?」
「うん…そうだな…力が入りすぎてるように見える。水の形を球体から崩さ無いことに変えて身体を慣らすところから始めるのが良いと思う。」
「なるほどな、流石光希! サンキューな!」
「あぁ」
「よぉ光希!」
「おはよう」
「昨日光希に教えて貰った《エフェクト》、光希のアドバイス通りにやったら上手くいったよ! ありがとな!」
「いや、俺は教本通りに伝えただけで、それは佐藤の実力だよ」
「いやいや! 光希のお陰だって!!」
「そういや光希、《ライトスピード》は発動出来たか?」
「…まだできない」
「そうか……」
「けど、光希ならぜってーすぐ出来るって! 俺らに出来るんだからさ!」
「そうだな。頑張れよ、光希」
「うん、ありがとう、二人とも」
………と、彼は実技の能力が飛び抜けて低いにも拘らず、周りのクラスメイトから慕われ、尊敬されていた。
私にとって全く初めて見るタイプの人物で、会話をした事さえない彼の事が強く印象に残っていた。
けれど、既に私は友達を作ることなど諦めていたし、結局は「これから先も関わる事のないクラスメイトの一人」、そう思って日々を過ごしていた。
……───そんなある日。
ごく些細な切っ掛けで、私と彼がお話する時が訪れた。
ある日の放課後、私は帰宅途中に忘れ物に気付き、学校に取りに戻った。
すっかり生徒達の姿の見えなくなった廊下を進み、物音一つ聞こえない静まり返った自分の教室に入ると、意外な事に、まだ教室内に一人だけ生徒が残っていた。
その光景を見て、私は思わず息を呑んだ。
教室内の席の一つに座り机に向き合っていた男の子は、両手で竹刀を構えたままピタリと静止し、微動だにしていなかったのだ。
無音の教室の中で、呼吸音どころか、微かな衣擦れの音さえも聞こえず、更に言えば入り口のドアから入室した私にも一切気が付いていないようで、まるで教室内の時が止まっているのかと思わされるような光景だった。
瞬きや呼吸による肺の僅かな動きさえ感じられず、不気味と言っても良い程に、強い違和感を抱かざるを得ない光景。
まるで、それ自体が一つの人間離れしたパフォーマンスであるかのような姿に、私は無言で見入ってしまっていた。
どうにも集中しているような様子だったので、私は邪魔にならないように近づいてその人を見る。そして私は更に衝撃を受けることとなる。
そう、私の目の前にいた男の子は、学校内でとびっきり実技の成績が悪いとされていた男の子だった。
彼は私が近づいた事にさえ気付いていない様子で、一心にレネゲイドを制御し続けた。
彼の周囲にはレネゲイドの揺らぎが見えており、あと僅かで《エフェクト》が発現する寸前だった。
私は、直に訪れるであろう発現の瞬間を見届けようと、異常な緊張感の中で彼の手元を見つめていた。
しかし、その直後。
蝋燭の火を吹き消すかのように、一瞬にして周囲に充満したレネゲイドは霧散していった。
「…む」
すると、まるで止まっていた時が慌しく動き始めたかのように空気が変わり、彼は窒息寸前から辛うじて息継ぎをするように大きく息を吸った。
「ダメか…」
たっぷり吸った息を吐くと、彼は両手を机の下にダランと落としながら悔しそうに呟いた。
──凄い。ただただそう思うしかなかった。発現こそしなかった。だが、10年間。その少年の姿は私が今まで見てきたどんな《エフェクト》よりも遥か高みの境地にあるように感じさせられた。
ソフィア・クインズロード(3)
私に気が付いた彼は驚きながらも、私を教室に招き入れた。
その後は、色々なお話をした。レネゲイドを好きになれない私に対して、レネゲイドにまつわる物語を話してくれたり、そのどれもが私にとってとても心躍る話だった。
以降、私たちはよくお話をしたり、放課後には集まって《エフェクト》の発現の練習をするような仲へとなっていった。
私を知らなかったからかもしれない。私に興味が無かったからかもしれない。だが、『クインズロード』ではなく、ただの『ソフィア』として接してくれる彼と過ごす時間は私にとって、とても特別なものであった。
「そうだ、ソフィアは奇跡…じゃない、レネゲイドの事は好きになれた?」
「うん……!光希のお陰で、レネゲイドの勉強も、実技の練習も、最近は凄く楽しいよ……!」
「ふむ…そっか」
私が答えると、彼は優しく笑った。
「うん、ソフィアは才能があるしそれを夢とかに活かせると良いと思うんだけど…」
「やりたいこと……夢……。考えた事、なかった……」
「まあ、それを無理に活かそうとする必要も無いかな」
「……光希は、夢……ある?」
「夢か…いざ聞かれると難しい…」
「何か、目指していることとか無いの?」
「………うん、考えてみたけど、やっぱり俺には大きいことはできない気がする、俺にできることだけしかできないから、ならせめて俺にできることは精一杯やりたい」
「自分に出来ること…」
「む……何と言うか夢を語ってる筈なのに夢がない…夢なら大きい方がいいだろうし…うーん…。よし、とりあえず分かりやすく大きい夢にしよう、言う事なら無料でできる」
「……どんな夢か、聞いてもいい?」
私が尋ねると、光希は真っ直ぐな目を私に向けた。
「最強のオーヴァードを目指すことにするよ。それが俺の夢だ」
「最強の、オーヴァード……?」
「あぁ」
聞き返した私に対して頷くと、光希は続けた。
「最強のオーヴァードになって、助けが必要な人や、誰かの大切なモノの為に……、戦えない人の代わりに、俺が戦う。英雄譚の主人公のように、誰かの為に戦える最強のオーヴァードになる事───」
「───それが、俺の夢だ」
そう語った彼の姿は、今でも目に焼き付いて忘れられない。
とても真っ直ぐで、優しく、力強い瞳だった。
彼としばらく一緒に過ごして、彼がオーヴァードに強い憧れを抱いている事は分かっていた。
でも、それを加味しても、どうして彼がそこまで一生懸命努力を続けられるのか疑問だった。
けれど、自身の夢を語る彼の言葉を聞いた時、その理由が分かった気がした。
きっと、そのどこまでも高潔な信念と目標こそが、草野光希という人間を突き動かし続けたのだろう。
だからこそ、誰もが諦めてしまうような困難の中でも彼は己の道を進み続ける事が出来たのだと、私は深く納得する事が出来た。
「………すごい、素敵な夢だね」
とても大きな夢で、遥か高みにある目標。
けれど、彼の言葉に嘘偽りなどない事は疑いようがなかった。
彼が本気で『最強のオーヴァード』を目指している事、そしてその理由を聞き、感動と敬意が胸の中一杯に溢れ、私は自然とそう呟いた。
「なれるよ、光希なら……!絶対、最強のオーヴァードに……!」
その時の光希は珍しく驚き、言葉を詰まらせているようだった。
ソフィア・クインズロード(4)
私にとって初めての『友達』が出来て1か月。彼と過ごす時間は私にとって、とてもとても幸せなものだった。
しかし、幸せとは長くは続かないものだ。
ある日、私の机の中に一通の手紙が入っていた。内容は
『貴方に大切なお願いがあります。放課後、誰にも告げずに"第二東棟一階、一番奥の空き教室"に一人で来て下さい』
というものであった。
差出人は不明、用件も不明瞭だったけど、私は書かれている通りに、放課後一人で指定の教室まで行く事にした。
もしかしたら、何かに困っている人がいて、私にしか頼れないような事情があるかもしれなかったから。
誰かが私を頼るのであれば、それを無碍にはしたくなかったから。
思えば、私も考えが浅はかだった。光希は例外であり、依然として私の事を嫌う生徒は多く存在したのだ。
教室へ入った瞬間、突然、何者かが背後から布状の何かを私の口元に強く押し付けてきた。
私は反射的に、背後から密着している人物から離れようとしたが、驚いた私は思わずそのまま鼻で大きく息を吸ってしまった。
「………っ」
どこかツンと来るような、仄かに甘い匂いを感じたのを最後に、私の意識は途切れた。
「……ちゃんと眠ったみたいね」
「顔、見られてないよね?」
「平気よ。手足縛るから、手伝って」
「分かった」
「ねぇ、本当にバレないかな?」
「荷車に乗せるまでに誰かに見られなければ、ね。気を付けて運ぼ」
「だね」
「あ、猿轡もしなきゃ。上体支ささえてて」
「うん。よいしょっ」
………
……
「お嬢ちゃん達、大きな荷車引いてどこに行くんだい?」
「レネゲイドの実験で使う素材を、山まで取りに行くんです!」
「そう~、偉いわねぇ。でも、山奥は熊や狼が出るかもしれないから、あんまり奥まで入ったら危ないわよぉ」
「はい!気を付けます!」
「頑張ってねぇ」
「有難う御座います!」
………
……
…
「ね、ねぇ」
「どうしたの?」
「もし今、荷台の中のクインズロードさんが起きたらどうするの?」
「手足と口元を縛って、木の蓋もしてあるんだから平気よ」
「でも、クインズロードさんならレネゲイドで簡単に開けられるんじゃない?」
「言ってなかった?彼女に吸わせた薬品は気絶させて暫く動けなくさせるだけじゃなくて、レネゲイドの流れを乱す効果もあるから平気よ」
「あ、そうなんだ」
「それに、手足を縛るのに使ったロープにもレネゲイドの流れを抑制する石を合成してあるから、あの子でもそうそうレネゲイドは使えないわ」
「抜かりないね」
「当然よ。……誰かに聞かれたらマズいから、もうこの話は終わりね。もうすぐ街の外だから、それまでは怪しまれないようにね」
「おっけー」
………
……
…
「よいしょ、っと」
「ここまで運べば、簡単には人目に付かないね」
「そうね。あはは、クインズロードさん、起きたらどんな反応するかしら?」
「怖くて泣いちゃうんじゃない?ふふっ」
「あははは、良い気味ね。いくらレネゲイドの才能があったって、こんな簡単に無力になるんじゃ無様だわ」
「ふふっ、そうだね。一人じゃこの状況をどうにかする事も出来ないくせに、いつも上から目線なスカした態度で、思い上がり過ぎよね」
「ほんと、ちょっと顔が良くてオーヴァードとしての才能があるからって、調子に乗りすぎよね」
「まぁでも流石に、これで少しは懲りるんじゃない?」
「ふふっ、そうね。あ、でも分かりやすいようにちゃんとメッセージも残しておかなきゃね」
「それは大事だね。……っと、そろそろ戻ろ。学校に荷車とか戻さなきゃ」
「あ、そうね。バッグも第二東棟に置いたままだしね」
………
……
…
「……ふぅ。誰にも気付かれずに済んだね」
「そうね。これで、誰もクインズロードさんの居場所は分からないわ」
「じゃあ、バッグも回収したし、帰ろっか」
「うん」
「……あっ、そう言えば!」
「なに?どうしたの?」
「個別回収の課題の提出日っていつまでだったっけ?」
「あー、確か今日ね。なに、まだ出してなかったの?」
「わー!すっかり忘れてた!私、提出してくるから先に帰ってて!」
「はぁ、しっかりしなさいよ。……分かったわ、また明日ね」
「うん、また明日!」
………
……
「(あれ?おかしいな、バッグの中に課題が入ってない……)」
「(あ、そうだ!休み時間に終わらせて、そのままロッカーにしまったままだ!)」
「(教室、取りに戻らなきゃ……!)」
ソフィア・クインズロード(5)
「(……あれ……、ここ……どこ……?)」
私が目を覚ますと、そこは見覚えの無い雑木林の中だった。
「(……動け、ない……)」
必死に動こうとしても、身体にはまるで力が入らないうえに、両手は背中側でロープ状のものに縛られ、足も同様に縛られて動きが制限されていた。
「(……痛い……それに、苦しい……)」
また、布のような物が私の両顎の間に噛ませるようにして頭部に強く結ばれていた為に息苦しく、締め付けられるような痛みも感じた。
「(どうして私、こんな所に……)」
頭に靄がかかったように茫然とする意識の中、自分の身に何が起きているのか理解が出来ずにいた私は、ただ混乱していた。
そして、目が覚めてから時間が経ち、少しずつ意識がハッキリとし始めてきた私は、どうしてこんな状況になっているのか把握する為、覚えている限りの記憶の整理を始めた。
「(……確か、手紙で呼び出されて、指定された教室に行って……それで……)」
教室内に見えた後姿の女子生徒に声を掛けた直後、何者かに背後から襲われたのを最後に記憶は途切れていた。
「(………あれ、これ……なんだろう……)」
記憶を思い起こしている途中で、ふと、自分の側にメモ用紙が落ちている事に気が付いた。
私はどうにか上半身を動かしながら必死に覗き込み、書かれていたメッセージを読んだ。
「(………っ)」
『お前に、誰かと仲良くなる資格はない』
無骨な字でそう書かれていたメッセージを読んだ時、私は何で自分がこんな状況になっているのかを理解した。
「(そっか……。騙されたんだ、私……)」
誰の筆跡か分からないように敢えて無骨な書き方のされているであろうその字は、私を学校で呼び出したメモ用紙と全く同じ書き方だった。
きっと、犯人が分かり易いように同じ書き方をしたのだろう。
そのお陰で、教習所で貰ったメッセージから既に私を騙す為のものだったのだと、容易に理解出来た。
その場に残されたメッセージから察するに、犯人は私が光希と仲良くする事が気に食わなくてこんな事をしたのだろう、と私は思った。
私の事を嫌っている子はきっと沢山いる。私が誰かと仲良くしているだけで気に食わないと思う子による犯行なのだと、私は結論に至った。
私は、ただ───
「(───誰かの力に、なってあげたかっただけなのに……)」
「(他の周りの人から嫌われても、光希とさえ一緒にいられたら……それで良かったのに……)」
嫌われ者の私は友達と一緒に過ごす事さえ許されず、誰かを助けようとすれば騙される。
それが酷く悲しく、惨めで、思わず両目に涙が滲み、目の前の景色が歪んだ。
………
……
…
暫く悲しみに暮れた後に私を襲ったのは、強い恐怖心だった。
私のいた森の中は近くで人が通るような気配など一切無く、既に日は落ち始めていた。
更に、私の身体は未だに力が入らず、手足を縛るロープをレネゲイドで解こうとしても上手くいかず、自力で動く事が出来なかった。
また、両親は本家に残っていた為、家には誰もいなかった。
つまり、私がいなくなった事に気付く人間が存在せず、誰かの捜索が入る事にも期待出来なかった。
私がどこにいるのか、私自身を含めて誰も知らない。そんな状況下で誰かの助けなど入る訳がなかった。
時間が経つにつれて、その恐怖は現実味を増していった。
どこかも分からない森の中、身動きの取れないまま魔物や熊に襲われるかもしれなかったし、そうでなくとも、このまま誰にも見つからずに飢え死にするかもしれなかった。
恐怖と焦燥感から、私の心は今にも押し潰されそうだった。
「(怖いよ……辛いよ……。誰か、助けて……)」
目が覚めてから何時間経っただろうか。
完全に日の暮れかかった頃、絶望の中で私が心から縋った相手は───。
「(助けて、光希……っ)」
──その時だった。
ガサガサと、草木を掻き分け足元の落ち葉を踏み鳴らすような足音が、遠くの方から聞こえて来た。
私がいなくなった事やここにいる事を知っている人物はいない筈はず。だから、きっと私を捜している人ではない。
先程まで人の気配など一切なかった森に、日の暮れた時間から植物等の採集に来る人もいないだろう。
だとすれば、獣か、山賊の類か。
いずれにせよ、見つかれば命の保障はなかった。
どうにか見つからないように私は必死に息を殺した。
「(お願い……、こっちに来ないで……っ)」
しかし、祈りも虚しく足音は徐々に私の方に近づいて来た。
そして、足音の主は私のすぐ背後で足を止めた。
「(………ッ)」
私は体を強張らせ、覚悟するようにギュっと目を強く閉じた。
その直後。
「…やっぱりここに居た。そろそろ日が暮れる。早く帰ろう。ソフィア」
聞こえてきたのは、その時私がこの世界で最も聞きたいと願っていた声だった。
ソフィアと光希
その後は、動けない私を光希が背負って帰ることになった。
「ちゃんと掴まって、落ちると怪我する」
「う、うん……っ」
言われた通りに、私はギュっと光希の背中にしがみ付いた。
「よし、帰ろう」
と、光希は平然と歩き出した。
「……─~~~っ」
しかし、一方の私は光希の体に密着している事と、私の顔の真横で揺れる光希の髪から彼の洗髪剤の香りが漂い、その香りが私の鼻腔を襲うせいで正常な精神状態ではなくなり、軽いパニック状態に陥ってしまっていた。
………
……
…
「……光希、本当に大丈夫?私、重くない?」
「うん?平気だよ。むしろ軽すぎるくらいだ。…もしや、そういうエフェクトがあったりするのだろうか」
まだドキドキは止まっていなかったけれど、ようやくパニック状態が落ち着いてきた私は、光希にずっと聞きたかった事を尋ねた。
「ねぇ、光希……」
「なに?」
「どうして、私があそこにいるのが分かったの?」
「教えて貰った」
「えっ、教えて貰ったって……、誰から?」
「……ソフィアをあそこに連れ出した子たち」
「え、えぇ……!?ど、どうやって聞いたの?そ、それよりも、何で私がその人に連れて行かれたって分かったの?」
「あぁ、それはたまたまだよ。ほんと偶然、運が良かった」
「ぐ、偶然……?」
「あぁ。ソフィアが中々教室に来ないから暫く教室で待ってたんだけど、そこに忘れ物を取りに来た生徒がいたんだ。何かちょっと引っ掛かったから、その子にソフィアの事聞いてみたんだ。そうしたら、いかにも知ってますって反応をするから。最初は知らぬ存ぜぬを貫き通そうとしてたけど、何とか質問して居所を教えて貰った」
「・・・。」
開いた口が塞がらないとは、まさにこの事だと思った。
つまり彼は、全くのヒントのない状況から私の居場所を突き止めたんだ。
それも、直感で当てた犯人を直接問いただして口を割らせるなんていう、驚異的な手法で。
「……凄いね、光希は」
「いや、たまたまだよ」
「ううん、凄いよ、光希は」
本当に、本当に光希は凄い人だ。
どうして、そんな凄い事を簡単にしてのけるんだろう。
どうして、私なんかを汗だくになるほど必死で助けてくれるんだろう。
どうして、たった一言で私の心を明るく照らす事が出来るんだろう。
どうして、嫌な顔一つせず私を背負って歩いてくれるんだろう。
どうして、彼はこんなに優しいんだろう。
───どうして、彼はこんなに素敵な人なんだろう。
「光希」
「どうかした?」
「私、夢が出来たよ」
「夢?どんな夢か聞いても良い?」
「それは……、まだ、内緒」
「……そうか」
彼は、微笑ましそうに笑った。
……まだ、彼には言えない。
言えばきっと、彼に甘えてしまうから。
私は、彼とずっとずっと一緒にいたい。
私も、彼のように素敵な人になりたい。
彼は、いずれ必ず最強のオーヴァードになる。
だから私も、そんな彼の隣にいられるように、立派なオーヴァードになる。
最強のオーヴァードを支えられるような、隣にいても誰にも文句を言われないような、そんなオーヴァードになる。
「ずっとあなたの隣にいたい」、いつか胸を張って彼にそう言えるようになるまでは、彼には打ち明けられない。
だから、必ず私は"最強の隣にいられるようなオーヴァード"になる。
───それが、私の夢だ。
光希にあの村の儀式から救ってもらったあと、私は一度本家へと戻ることとなった。その後は光希に挨拶をすることもできないまま、私は学園島に預けられることになってしまった。
そして…私が学園島に渡り、学園に入学して4年ほどたった頃。彼は学園島にやって来た。
あの頃からは随分と多くのものが変わっていってしまった。
……けど、それでも、私の彼に対する憧れは、昔から何一つ変わらない。
誰よりも努力してる人を尊敬し、いつだって誰かの力になろうとする。
優しくて、思いやりがあって、努力家で、正義感が強くて、自分以外の誰かの為に己の身を犠牲に出来るような、そんな素敵な彼の芯の部分は、昔から何一つ変わってなどいないから。
だから彼は今でもずっと、私にとっては世界一の憧れの人だ。
雑記
ジャーム化したくないジャーム化したくないジャーム化したくない
あ、成長は《活性の霧》と《鮮血の奏者》を伸ばします
あとは《不死者の恩寵》《無限の血肉》とか
正直これだけで大分完結してる感じはする。ドッジはやるとしたら《命の盾》+《血霧の盾》とかになるのかな?うーん活性の霧がキツイね
後は周りの構成によっては《栄光の血》とか取るのもアリかも
《ハイブリーディング》も取ろう
忘れてたけどアージの《解放の雫》もトップクラスで欲しい枠
最終的には《タブレット》+《多重生成》で《ハイブリーディング》も噛ませて味方に1ラウンド3回行動させたいね。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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フルスクラッチ作成 | 30 | ||||
イージーエフェクト | 4 | ||||
1 | 2024/5/19~22 | 「結成!第三生徒会」 | 30 | 落葉 | メタリカ(光希)ワイ(ソフィア)ねこすろり(桃香)観測窓(焔) |
「進め!第三生徒会」第一話 《赤色の従者》,《血の絆》取得 |