初期コードネーム
　“｜騎士道を何か致命的に履き違えた女《くっ…こうなっては殺すほかあるまい！》”

女騎士を自称するなんか色々怪しいレネゲイドビーイング。
ブラックドッグのエフェクトによる身体改造に関しても「“騎士の誇り”で全身を武装し、その結果として肉体も騎士然とした変質が起きた」との主張をしているが、実際に検査などをしても機械の形質が検出されないので本当によくわからない。
レネゲイドビーイングなので「そういうもの」と思う方がいいのかもしれない。

かつては「天剣」の二つ名で知られ、味方には慕われ敵には恐れられていたと主張している。
ほんまか？

こちらに来た時、なんとなく繋がりを感じた。
レネゲイドが共振したとでも言うのだろうか。だが、自分と同じ何かを持ったものがこの世界に既にいると直感した。

私たちはやがて出逢った。
なんか思ったより私だな。びっくりした。

これからもよろしく、私。

“騎士道、頽れる事無く”アルナザイア・フェネクステイルは、モーディマイアやこちらと違って無根のレネゲイドビーイングではない。
モーディマイアの語る「騎士王アルナザイア・フェネクステイル」がそう広まらないうちから一つの伝承と見なされ、それを起源の核として実体化した、れっきとしたレジェンドオリジンの持ち主である。

つまり、「モーディマイアの母であり師匠だったその記憶を自身のものとして持っている」のはこちら“天剣招来”のアルナザイア。
織田信長(歴史)と織田信長(Fate)くらいの感じといえば分かりやすいだろうか。

あちらには「アルナザイアの偽物」という意識がはっきりあったようで、人と関わろうとしない性格は、この名前に泥がつくからボロを出してはいけないという本物への遠慮が理由だったようだ。

現在は話して和解済みであり、人類への好奇心やモーディマイアとの現代ライフなどそれぞれがそれぞれの望みに正直に暮らせている。
なおこの和解についてはUGNの支部内でも知られ始めており、あちらは「騎士王殿」「卿」「鎧のアルナザイアさん」、
こちらは「天剣さん」「光るアルナザイアさん」などの別々の呼び名で呼びかけられている。
ねぇなんかこの呼び名納得いかないんだけど。

彼女のオリジンは姿形のあるものではなく、『雷電を物質化して見に纏う』能力を指す。
かつての生前から持っていたそれは呼び寄せた雷を剣に変え、鎧に変え、時には盾に変えることもあった。
彼女は《オリジン》エフェクトの使用そのものによっては姿が変わらず、その後にこの起源の能力を使用すると(データとしては存在しない)武器・防具を身に纏って外見が変化する、となる。

※なお私は「エフェクト使用中に起源が強制露出するのは当然として、演出上、外見上だけなら《オリジン》エフェクト使ってなくてもじゃんじゃん起源解放してよくね」派である。
多分もうバレてると思うけど一応改めて。