エンジェルハィロゥの力でビームを出し、バロールの力でそれを加速させる。光の速度を超えた光を出す。バロールの魔眼が複数周囲に浮いており、そこからビームを出している。また、重力操作により光を拡散させ、広範囲を焼き尽くす。
天使の外套を使い、天使のような羽を生やし、また宙に浮いている。本当は戦闘が怖く嫌だと思っているが、自信を鼓舞するために偽っている。
浸食率が100％を超えると、堕天し、鴉のような羽を生やし、黒い光を放つようになる。黎にとって人から離れた自分は、醜い姿をしており、決して天使のような姿をしてはいけない、私は嫌われているからこんな姿なのだと被害妄想をしてしまう。
その姿からコードネーム｜堕天《アスト・レイヴン》と呼ばれるようになった。

「舞彩と出会って、惹かれ光れた」
「ご照覧あれい！　です！」
「それが私に課された使命ならば、迷いはしません！」
「大丈夫です。私は、ちゃんと地に足をつけてますから」
「舞彩、これ、好きでしょ。用意したよ。」
「私は、言われたとおりに依頼をこなすだけです。UGNチルドレンとして」
「矢神さん、単刀直入に聞きます。FHに所属していますか？」

天使の羽の形を模した銀製ペンダント
黎が初めて任務を成功させたお祝いに、教育係（候補：シルクスパイダーの玉野椿→ちょっと年齢が近すぎるかも、別の候補を考え中）から送られたもの。（何歳くらいかは考え中。中学生くらい？）
自分の力を認めてくれたと思って、黎は大層喜んだ。
一方教育係は、「我を忘れないように」という意味を込めて天使の羽のペンダントを送ったらしい。

・天使の外套
身長を低く見せている。また、戦闘をするときは天使の羽を生やす。趣味のコスプレもこれで自由自在。ちなみに、制服は支給されたものを着ているらしい。
・ポケットディメンジョン
自分の部屋に入りきらない漫画雑誌を保存している。また、末森舞彩にあげるためのお菓子（たまごボーロなど）をたくさん保存している。
・魔王の玉座
戦闘時、天使のように浮いている。普段は浮いていない。

初めて力が暴走したとき（幼少期）、周りの大人から止められた際についた傷。仲間に背中から撃たれたのだ。

“カナリア”｜末守　舞彩《すえもり　まい》
シンドローム＜バロール＞＜バロール＞
コードネーム：事象の金糸雀＜カナリア＞
UGN チルドレンであり、PC2 の幼馴染。バロールのピュアブリードであり、実力はPC2 と同等。無邪気さの抜けきらない子供のような性格で、好奇心が旺盛。真っ先に戦況の一番危険な場所に気が付き、駆け付ける。その性質と闘い方から、事象の金糸雀というコードネームで呼ばれる。たまごボーロが好き。
得意技は局所的に小さなブラックホールを作り出し敵を攻撃する「リトルブラックホール」
「あなたという帰る場所があるなら。私はいつだって、事象の地平線を跳ぶカナリアになれる！！」

UGNチルドレン。黎と舞彩と同じ施設にいた。ブラックドッグとノイマンのクロスブリード。アームズリンク（Ⅰ110）を使用し、大型拳銃で攻撃する。ストライクハウンド所属。
イケメンで陽キャ。今は黎よりも身長が高い。昔は黎のことが好きでいじめをしていた。今でも黎のことが好きで、黎の身体に性欲を感じている。

それは幼い頃の記憶。UGNチルドレンが集められた施設。その休憩所にて、黎は毎週楽しみにしている漫画雑誌を読んでいた。
「おーい、デカ女、こんなとこで何してんだよ」
獅子堂正臣が取り巻きと一緒に近づいて来る。彼はいつも黎の背の高さやどん臭さを笑っていた。
「っひ……、獅子堂くん」
「デカいし、根暗だし、マジで何考えてんのかわかんねーよな、こいつ。おら、何読んでんだよ、貸してみろよ」
獅子堂が黎の持っている雑誌を奪い取る。
「あっ！　やめて、返して……」
黎はその場から立ち上がり、雑誌を取り返そうとするが――
「なんだよ！　ちょっとくらいいーだろ！」
獅子堂は声を荒げる。怯えた黎は立ちすくみ、目に涙を浮かべるだけだった。
「ぴぴー！　黎ちゃんをいじめるの、禁止です！」
元気な声とともにホイッスルが鳴る。割って入ってきたのは、小柄な女の子、末守舞彩だった。彼女は獅子堂の前にぴたりと立ちふさがり、小さな体を大きく見せるように両手を広げる。
「女の子をいじめちゃだめなんだよ！」
「なんだよ、てめー、生意気だな」
そうだそうだと、獅子堂の取り巻きも口をそろえて言う。
「黎ちゃんに返しなさい！　ほら！」
舞彩の真っすぐな目に、獅子堂はわずかにたじろぐ。その堂々とした態度は、黎の目にはとてもかっこよく映った。
「こら、そこで何をしている！」
職員に見つかると、獅子堂と取り巻きたちはバツが悪そうに雑誌を放り出し、そそくさと立ち去っていった。
残されたのは、黎と舞彩と、少し折れた漫画雑誌。
「黎ちゃん、大丈夫？　またいじめられたら言ってね！」
「う、うん、ありがとう。舞彩ちゃん……」
「いいんだよ！　ほーら、よしよし」
まだ目に涙を溜めている黎を見て、舞彩は背伸びをして黎の頭を撫でる。
「ま。舞彩ちゃん、恥ずかしいよぅ……」
はにかむように笑う黎。その表情はどこか照れくさく、けれど嬉しそうだった。
——泣きそうな顔で笑った、あの日のことを。黎は今でも胸の奥にしまっている。

〇名前について
天羽→エンジェルハィロゥで、天使のように戦うから
黎→「黒い」という意味の日本語。バロールっぽい。光を表すrayとダブルミーニング
天羽　黎→あっぱれ！

〇コードネームについて
堕天→浸食率が100％を超えると、黒く堕天使のような見た目になるところから。重力によって天から堕ちてしまうのだ。
アスト→「堕落した」「迷った」を意味するastrayから。「レイヴン」と「名前の黎」「光のray」と重なる。幼馴染のカナリアの後ろをついて回った経験から、しりとりのように「あ」から始めたかった
レイヴン→鴉を意味する。浸食率が100％を超えると、黒い鴉のような羽を生やすところから。鴉は不吉の象徴。誰かが死ぬかも。

PC1　｜矢神　逸人《やがみはやと》
１話にて初対面。現在はオーヴァードに覚醒した矢神逸人の保護を命じられている。綾瀬真花との仲が気になる。

PC3 　“｜ソニック・フィスト《ソニック・フィスト》”｜森田　一郎《もりた　いちろう》
配置された支部の支部長。上司と部下のような関係。すぐに食べ物を差し出してきて、黎にとっては尊敬できると同時に悩みの種でもある。

PC4　“｜沈黙者《ヴァリュアブル》”｜宮根　三露《みやね　みつろ》
１話にて初対面。なぜ仮面をつけているのか分からない。ちょっと関わりづらいと思っている。

PC5　“｜合口《アイクチ》”｜六道　直人《りくどう　なおと》→“｜復讐者《リベンジャー》”｜六道　直人《りくどう　なおと》
１話時点では、存在は知ってるが、喋ったことはなかった関係。一緒に仕事をすることで、頼れる人間であると感じる。しかし、その実態はFH所属の裏切者≪ダブルクロス≫であった。絶対に許さない。

・導入
対象の監視を一人でしているが見失う
同時刻、バス炎上横転事故発生
事故の中からPC1復活
・メインフェイズ 導入
ＰＣ３のシーンにて、ＰＣ３に報告
引き続き矢神秀人（やがみひでと）の監視を命じられる。監視任務の為対象の学校に潜入する任務となる。ここで、カナリアがわがままを言って一緒に潜入したいと言う予定。
・１話後の成長
経験点15点を使い、黒の鉄槌LV２→４、マスヴィジョンLV２→３
・１話でとったロイス
矢神秀人（やがみひでと）　好奇心　／　〇猜疑心　FHのエージェントかという疑いを持っている。もし本当にそうなら、UGNとして確保しなければいけない。→シナリオ中で、秀人をFHのエージェントであると知る。タイタスにして昇華し、秀人を絶対に倒すと誓った。
矢神逸人（やがみはやと）　〇親近感　／　脅威　親近感「彼の大切なものを守りたいという気持ち、分かります」／脅威「オーヴァードになったばかりなのに、あの強さ……。凄まじいですね」
森田一郎（もりたいちろう）　〇信頼　／　厭気　信頼「頼りになる支部長ですね」／厭気「すぐに食べ物差し出してくるなこの人……」
六道直人（りくどうなおと）　〇誠意　／　不信感　誠意「とても真面目で仕事熱心な方ですね」／不信感「ちょっと胡散臭い笑顔ですね……」

・２話後の成長
経験点20点を使い、エフェクト〈戦いの予感〉LV２を取得。
・２話でとったロイス
矢神 逸人（やがみはやと）　〇興味（綾瀬さんとの仲はどうなの？）　／　嫉妬（オーヴァードに覚醒したけど、楽しそうに日常を送っていますね……）
寺島優子（てらじまゆうこ）　私とちょっと似てるかも……　／　〇なんて姿に……、絶対に倒します！　→シナリオ中でタイタスにして昇華。
六道直人（りくどうなおと）　ここまで隠してたなんて、なんて実力のある人！　／　〇裏切者≪ダブルクロス≫だったなんて、許せない　→シナリオ中でタイタスにして昇華
獅子堂（ししどう）　 本部所属なんてすごいですね　／　〇やっぱり、彼は苦手です……
・ロイス整理で消したロイス
両親　〇信頼　／　猜疑心　両親に言われたことは何でも聞く。しかし、成長するにつれ「本当に両親の言うことは全て正しいのか」疑問を持つことができてきた。　昇華するとき、黎は自分自身の意思で戦うことを意味する。

・導入
第２話から２か月後。黎は、舞彩、獅子堂との過去を回想する。その後、黎は目覚め、ＰＣ３から死んだはずのカナリアが暴れている情報を聞き、末守舞彩の討伐を命じられる。

現状：FHの襲撃により、舞彩が命を落とした。

三日三晩泣いた黎は決意した。舞彩の敵を討つことを。
FHの襲撃があって忙しい支部。黎もその仕事を受け持ち、その上でFH、舞彩を殺した相手について情報収集をする。しかし未だ何も分からず、仕事にも忙殺され、歯がゆい毎日を過ごしている。
「舞彩を殺したの、誰なの？　絶対に殺す……」