火之迦具土神の伝承を元にしたレネゲイドビーイング。

自分が生まれた直後は自分が何なのかを求めて放浪し続け、そんな日々を延々と繰り返し、何度も何度も季節が廻り廻った頃、黒姫と出会った
当時本部の処理部隊の人間だった黒姫にジャームと間違えて処理されかけるも何とか命を落とすことなく済み、それから自分探しをするために、そしてこの余りにも危うい少女のためにと共に戦う関係になる

そうしていくうちに自分のルーツを知り、自分がなぜ護る力のみを宿しているのかを理解することとなった。
本来の伝承では、生まれ落ちると同時に母を殺し、その怒りで父に殺されるという悲運の運命。
ならば、今度は人を傷つけるのではなく、人を護る力を求めたのだろう、と

数年の月日がたち日本のある支部に黒姫が出向することとなり、日本支部に残ることとなった。
久方ぶりに単独で過ごすことになり、行き場に迷った結果ローザに流を紹介される
すると、そこで日本のルールと共に自分自身で名乗る名が『火之迦具土神』ではなく『火之夜藝速男神』なのかという謎についての解を流により知る機会を得た

知名度の高い名を冠さないことによって自分がその存在であるということを気づかれずに済む。親殺しという大罪を背負った存在であるということから目を逸らし続けるためであるという事実を理解することに



彼女との会話により一つ憑き物が落ち。抵抗のあった攻撃という行為も、炎を使わずにであれば出来るようにとなった。
それからというもの、単独での継続戦闘能力の高さから日本支部エージェントとして各地にしばらく派遣され、エージェントの任務生還率上昇に貢献するようになっていった