容姿・経歴・その他メモ

とても気弱そうな雰囲気、猫背、そしてあまり他人と合わない目線。
直接的な人との交流を避けてネットに没頭するタイプの根暗な少年。

UGNに所属しているエージェントとはいえ、彼の仕事は書類作業ばかり。
彼が外回りや任務に赴いている様子は見られないため、本部を訪れれば彼を何度か見かけるかもしれない。
……話す内容があるのかどうか、と言われると難しいところではあるが一度きちんと話してみれば
彼も心を許し、一回目よりかは落ち着いた態度で応対してくれるだろう。


そんな彼の本職は『査察部四課』特に彼はスカウトを受けて参入した期待の新人である。
査察部、なんとあの"ミリオンサンズ"ことアッシュ・レドリックまでもが
彼を評価していると噂されているが、パッと見では彼の本質を推し量ることは不可能だろう。

────なぜなら、彼こそが深淵を覗いたもの(メランコリーとの契約者)だからだ。

過去

彼は孤児院育ち、そして気質であった根暗さから不良たちの言いなりにされ続けてきた。
買い物をして来いと言われれば買い物をし、宿題を写させろと言われたら見せる。
お世辞にも彼自身が文武両道であったわけではないが、無いよりマシみたいなものである。
そんな下僕同然の日々を送っていた彼に、ある分岐点が訪れる。

とある廃墟に連れていかれ、興味本位で目の前の棺を開けろと不良たちに脅される。
もはや自我を失いかけていた彼が言われるがままに棺を開けると────その先にある深い深い深淵を
目の当たりにしてしまう。そこにいたのは七大罪の一柱を担う憂鬱(メランコリー)であった。
神にも引きこもりはいるもので、その"憂鬱"がまさしくそれであった。

『あーテステス。マイクテスト。聞こえる？儂だけど。』

急に日光にさらけ出されたメランコリーはその扉を開けた朔に契約を持ちかける。
何もかもがすり減りきった彼が出した答えは「楽にしてほしい」だった。
神は約束を守り、メランコリーは彼を文字通りに楽にした────

────彼のすべてを縛る不良どもを目の前で蹂躙することによって。

『聞こえてたらいいんだよ。儂の名前はメランコリー。憂鬱の審判者。』

その後にした彼との契約は、審判者として身を明け渡さない代わりに、審判の代わりをすること。
審判というものは人類、ましてやオーヴァード達が悪の道に堕ちた時、堕ちたそのリンゴを
引き上げて、心(罪悪)のままに裁きを行ってから星空まで見上げ、見下すことをいう。

『契約なんて割とどうでも良くてさ。久々に儂の話し相手になってくれたらそれでいい。』
『あ、でもやっぱり常々会話してくれると儂は退屈せんでいいな！！』

彼と交わした数文の契約によって、彼の身体には憂鬱のレネゲイド成分と朔自身のレネゲイド成分が
ごちゃごちゃになった状態となっている。健康診断はそのせいで毎度やたら時間がかかる。

Dロイス部分は全部憂鬱(メランコリー)のやつ。朔自身はただの一般オーヴァードに過ぎなかったのだが、ほとんど
運命共同体のようなものになったため、憂鬱(かれ)の力を制御しながら暮らすこととなる。

『聞こえているんだろう？お前たちには。儂が顕現していることはくれぐれも内密に頼むぞ。』
『凡人たちなら問題ないが、審判者(あいつら)に知られると……ちと面倒なことになるからな。』

どうして彼は査察部になったのか？

力を得た彼の生活は一変した。これはオーヴァード各位に言えることかもしれないが、特段その影響が
強かった方に入るのがまた神門朔である。まったく追いつかなかった勉強はすべて直感的に理解できた。
知らなかったはずの単語もまるで生き字引のように頭に浮かんでくる。今まで過程を大事にしていた
彼にとっては、苦痛に等しい時間であった。答えが分かっても、その過程を未だに理解していない
現状を表すようであったからだ。

ある日、流れ続ける知識、そして自分にしか聞こえない喧しく何の楽しさもない憂鬱の話し声。
面倒くさい性格の奴と暮らすのも長くは続かない。とうとう彼はこの憂鬱(メランコリー)を
なんとかするためにUGNに乗り込み、カウンセリングを受けることを決意。

その道中、ある人とすれ違い、その人が落とした書類を見てしまう。
関東を丸々対象にしたテロを行う計画書を拾った彼はどうすることもできずに当人にその書類を
返してしまった。だが────

「え、えっと……余所者が言うのもなんですけど、秘密はデータにしたほうがいいですよ。
じゃないと、また僕みたいな人に……拾われてしまいますから。」

すれ違った当人は、査察部が長らく追い続けてきたブラックリストの男だった。
彼らからすればそのテロリストを一発で当ててしまった天才にしか見えなかったのである。
カウンセリングで成果は得られず落ち込んで帰る彼の元に、直々にスカウトが飛んできたのだ。


「君の力、君の苦悩は聞かせてもらった。その力、どうか我々にも貸してくれないだろうか。」


査察部として処刑を行えば、メランコリーも審判ができて満足。
汚れ仕事をこなしてくれる神がいるおかげで査察部全体で少しばかりの負担が減る。
そして、まだ成人していない朔を組織として保護してやれること。
ウィンウィンならぬウィンウィンウィンの契約の印が、今ここで結ばれたのだ。



「……いや、僕全然ウィンじゃない…このオジサンをどうにかしてよ…」
『儂を今老害扱いしたか！？小癪な童め……』

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ええい！！！HPが0になったら行動するわ暴走したら人外になるわ大忙しなやつ。
情報で蹂躙、火力は控えめ、終盤大暴走。できたらいいな。

スターレイルの符玄ちゃんの必殺モーションが格好良すぎてあんな感じの必殺やってみてぇ～
ってのがコードネームの由来です。次復刻来たら引こうかな。石ないけど。

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