生まれながらにしてオーヴァードであり、幼少期からチルドレン訓練施設でレネゲイドコントロールを学ぶ、チルドレンとしてごく普通の出生だった……筈なのだが。よく施設から脱走する問題児として手を焼かれており(特段外で問題行動を起こす訳ではなく、抑圧された空間に厭気が差すことそれ自体は同情の余地を多分に含んでいる辺りが特に)、当時の彼を知る教官達は口を揃えて「色んな意味で問題児」と評している。
ただ、皮肉にもこの『外を知る』という経験を積んだことで、所謂社会性を欠くことなく育つことに成功しており、チルドレンにしては珍しい精神的に安定している根明な少年として今日も生きている。

とは言え、チルドレンらしく通常同年代の少年少女には形成されない“歪み”を抱えている側面はある。例えば、颯太にとって自らの命の価値はかなり低く、戦闘狂である一面を除いても死への忌避感が余りにも欠如している。これは、チルドレンとして仲間の死を見過ぎてしまったが故の歪みであり、何かと命を張りがちな颯太の悪癖とも言える。
数多の仲間の屍によって形成された“誰かが小の犠牲として命を張れば、ピンチの場面でも大を救うことができる”という価値観。それでも、自分が死ぬことで悲しんだり傷付く者がいることは理解しており、できれば避けるべきことだとは考えている。ただ、誰かが死ぬしかないとなれば、颯太は迷うことなく真っ先に自身の命をBETするだろう。

腕に鋭利な角状の鉤爪を生やして相手がくたばるまで切り刻み続ける脳筋戦法。ただし、ピュアブリード、それも超血統のキュマイラに相応しく、無骨な一撃とは思えない程の絶大な破壊力を誇る。レネゲイドの侵蝕もある程度コントロールできており、継戦能力に長けているのも強みだろう。
元は《破壊の爪》によるシンプルな鉤爪だったのだが、鬼哭峠近辺の山中での遭難から帰還して以来、エフェクトが変異して今のスタイルに落ち着いたらしい。また、超血統としての側面が強く表れ始めたのもこの辺りから。

コンストラクションで作成、消費経験点は44点。サプリは上級/EA/LMを使用。

たまにはこういうシンプルに殴ることしか能のないPC①っていうのも乙なものかなと思いピュアキュマイラを久々に作成。コンセプトは「如何に侵蝕を安くするか」です。気安くカバーリングを投げれるので、ロイス管理もそうだけど庇う演出ができるのも強みですね。100%以上《フルパワーアタック》使用時の攻撃力固定値がジャスト50になるのすごく綺麗なのでそれなりに満足してるビルドですが、キュマイラである関係上装甲値やガード値ガチガチにあるタイプのエネミーだと哀しい顔をするしかないという。

キャラ造形としてはハガレンのエドを参考に造形。結果、命の軽さ以外は殆ど闇のないキャラになりましたね。