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「裏切り者には死を、それが私の流儀です」

　性格は冷静沈着で、その口調は誰に対しても敬語を崩さない。
　ただし、それは決して他者を尊重しての行動ではなく、慇懃無礼であると評価できる。

　顔にはいつもクモをモチーフとした仮面をつけている。
　仮面の下の顔は酷く焼け爛れいる。
　オーヴァードのエフェクトを以てすれば容易く完治できる火傷ではあるが、本人は過去を忘れないためにあえてそのままにしている。

　UGNに限らず、オーヴァード相手であればFH相手でも一定の敬意を払うが、普通の人間に対しては多少の嫌悪感を覚えている。
　嫌悪感の根本には、幼い頃に両親に捨てられたことに始まり、今までの人生において人間に迫害されてきたことに原因がある。
　UGNに拾われ、教育されたことで人間に対しての嫌悪感は多少緩和され、日常生活を送るのに問題のないコミュニケーションを取ることは可能になった。
　だが結局、人間に対してある隔意を抹消するには至らなかった。
　一方、自分と同じオーヴァード（特に獣化などによって身体が醜く変化するオーヴァード）に対しては仲間意識を持っており、態度には出さないが結果的に大事にする傾向にある。
　反面、裏切り者に対しては非常に冷徹に対処し、元UGNエージェントなどに対しても処理することを一切躊躇わない。
　また、獣化により理性のタガが外れる為、敵を徹底的に甚振るように攻撃をする傾向にある。
　裏切り者がどのように処理されるかは彼の糸の機嫌次第であり、故に彼は“｜蜘蛛の糸《ジャッチメンター》”と呼ばれるようになったのである。

エフェクト

キュマイラ/エグザイル
戦闘時には獣化を行ない、体にクモのような特徴が出る。腕は左右2本ずつ生え、目が左右3つずつ増える。
糸を口から生成することが可能で、糸は鉄のような硬度を誇り、簡単には燃えない。
口から射出した糸は、勢いを調整することでそのまま体を貫通することが可能。
また、糸を敵に巻き付け、強引に糸を引っ張り敵を切り刻むことも可能。

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