高等部1年生。得意教科は家庭科。得意料理はアップルパイ。
　不良生徒で授業をサボってばかりいる。そのためクラス委員とは折りが悪く、衝突ばかりしている。当然負けるのはいつも彼だが。
　アナログゲームが好きで、ちょくちょくイカサマをしてはバレて反則負けしている。

　現在は一人暮らしをしている。……事になっているがこっそり子供を部屋に住まわせている。いや、居座られているというべきか。半年前の夜、行き倒れていた子供を助けた。それから妙に懐かれてしまい、なんだかんだで今に至る。

　3年前までの記憶がなく自分が誰かも思い出せない。唯一下の名前だけは持ち物から分かった。ただしひらがなで書かれていたため漢字での書きは不明。名字は憧れる主人公の名前から借りてきた。

　能力は非常に脆弱で、Cランクに振り当てられている。実際はEXランクに相当しているが当人も気付いていない。しかし分かる者には"分かる"らしく、彼の潜在能力に目をつけられている。
　シンドロームはモルフェウス・オルクス・ノイマンだが、まともに錬成はできず因子の操作もままならず特段賢いわけでもない。ただ”大切なこと”は直感的に理解できるようで、それを守るためなら彼は真の全力を発揮することができる。
　敵に接近し、自前の改造銃で3点バーストを放つ。
「狙い定めることは性に合わない。乱れ撃つことは誰かを傷つけてしまうかもしれない。なら、敵の懐から撃ち込むしかないだろ？」

　見た目7～9才くらいの女の子。名前はエミリー。輝くような金髪を長く伸ばしている。出会った当時は髪が乱れていたために黒崎は男だと勘違いしていた。シンドロームははっきりとしていないが、キュマイラかエグザイルには当てはまるだろう。
　基本的に黒崎の部屋にすんでいることは秘密なので、外出することは滅多にない。そのためか日中は退屈しており、いつも黒崎が帰ってくるとテンションが３割増しになる。
「レイ！ ゲームしようゲーム！ ふっふーん、今日という今日はボコボコにしてやるのだ！」「レイ！ 今日のばんごはんはハンバーグがたべたいぞ！ 旗の立ってるやつだ！」
　電子ゲームでは無類の腕前を発揮するが、アナログゲームでは黒崎のイカサマにいつも黒星を重ねている。なお家事全般はできない。