1.車輪、レコード、容器の中の液体など、とにかく何かを回転させている。
　2.実験記録によると、小規模な領域における限定的な時間操作に過ぎない。

　むかしむかし、この世界が生まれる前、すべてが無であった頃。宙に双子のきょうだいがあった。ふたりはたいへん仲睦まじいきょうだいで、いつもどこへ行くにも一緒であった。
　ある時、ふたりは好奇心から禁じられた行為に手を出してしまった。それを知った░▒░░▓▓▓の怒りはすさまじく、双子は罰として、二度と共に生きることができなくなった。
　その罰はこのようなものである。
　双子のひとりが世界を生み出すまで、もうひとりは死んでしまう。世界が生まれると、死んでいたきょうだいは目覚めることができるが、その代わり、目覚めた者が世界を滅ぼすまで、もうひとりは死んでしまうのだ。
　双子はどちらも、自分が目覚めている間は、もうひとりのきょうだいの死をひどく嘆き悲しんだ。そして、愛するきょうだいが早く目覚められるよう、懸命に自分の役目をこなすようになった。こうして、世界は破壊と再生を繰り返すのである。

古代の人々は、昼と夜を繰り返す空を眺めてこのような話を思いついたのであろう。この双子はまさに、黎明と黄昏のきょうだいと言える。

とある民俗学者の手記より

ラプラスの悪魔の因果バージョンをやってる。というかこいつ自身が、因果、運勢、エントロピーやその変化そのもの。それらを司るもの。
時間の不可逆性こそがこいつの正体なんじゃないですかね。PLもよくわかってないんですけど。

もともとは「ヴィダートリ」という神からイメージして作ったキャラクターです。糸紡ぎして運命を操る姿が印象的。
プラニスフィアも星座盤とかくるくる回しながら、世界の運行(＝世界の破滅)(＝こいつの本来の仕事)に支障が出ない程度に、生き物どもの因果を弄っております。だから実は時間操作じゃないんですね。対象に訪れうる“果”の並びを入れ替えてるだけなので、対象の過去か未来かにちゃんと揺り戻しが来ます（良い悪い問わず）。

こいつのキャラデータになってる部分は、本来の業務に差し支えない程度に力を絞った端末でしかないのでは……？ともPLは思っているものの。
まるで星座早見盤を回すかの如く、指先一つといわんばかりの軽さで、星の巡りを変えてしまう。そんな上位存在の片鱗が覗いていたらいいですね。

イメソン

Skott - Overcome

此の身は力尽きた
あなたが共に歌うまで　奏で続ける声無き歌
燃ゆる身のままでいらして
あなたは原初の特別な灯り　燃え尽きることが無いのです

闇と塵
今、静かな影が踊っている　我が手を求めて
よくよく堪えているのだ
その全ての意味を飲み込まんとして
理解せんとして

おまえは是迄に考えたことがあるかしら　それ無くしては在られぬものを失うとは、如何様なことか

此の身は走り/廻し続ける

此の身は挑もう
打破しよう
消えゆく星々がこだまし
我らに思い出させるのです、星々は知っていると
我らはあまりにも遠くへ来てしまった、全てを手放し自由を得る為
諦めないで/手放さないで