【容姿】
・高校3年平均よりは小柄。　一見すれば薄くて細くて壊れそうな、儚い印象を持たれるかもしれない。
実生活では常に車椅子を利用しているため他者からはことさらに弱弱しく思われるかもしれない。
白い肌に美しい容姿、長い黒髪が小顔を際立たせている。

・常に手には包帯を巻いている。その下には獣のような鱗や獰猛な爪が隠されている。

【性格】
・育ちが良いことから、表面上は落ち着きのある温厚な性格。
ただし、後述の理由から「ありがとう」等、感謝の言葉　―特に表面的なものを自分から口にすることがほとんど無い。
・気心の知れた相手や、本心を偽る必要がないと思った相手に対しては、皮肉や当て擦り、ニヒリズムぶった露悪症なやけくそ気味な口の利き方をする。　
・自分が可愛いことを自覚している。

【経歴】

・生まれつき体が弱く、歩くこともできず車椅子生活を送る。　
裕福な家庭だった為、医療・生活支援だけでなく趣味としてヴァイオリンも与えられ不自由な中での自由があったと言える。
車椅子生活は不便や不快な思いをすることも多分にあったが、「それでも自分は恵まれている方だ」と受け入れていた。


・疲労によって前方不注意をした救急車に轢かれる交通事故に遭い、大怪我を負う。両腕を失い一人で出来ることは精々寝返りを打つ程度。　
事故は大きく報道されたが、自分を轢いた救急隊員への世間の同情の声は大きく、真っ当に恨むことすらも奪われたのだ。

・白い病室から外を眺める凪だけの｜生活《拷問》。　　「なぜ、私を生かしたの？」
・数か月で限界は来た。なので愛洲　燈は　医師に、看護師に、カウンセラーに、家族に、記者に、自分に関わる全ての人に《感謝》の言葉を欠かさなかった。「｜ありがとう《ころして》」と向日葵のような笑顔でひたすらに媚びるように感謝の言葉を口にした。

・不幸で可哀そうで健気で気丈に笑顔を見せ続けて、機会を待ち続けた。　―そうしてその時は訪れる。
「久しぶりに学校に行ってみたいんです」健気な少女の小さな願いを周囲は疑わずに叶えた。
「病室の窓はちょっとしか開かないから、屋上で風にあたってみたいんです。　この街を眺めてみたくって。」
そうやってトクベツに開放してもらった屋上で、ありったけの力で体を投げ出した　　「やっと終われる」



【覚醒】：死
　「自由に外を走り回ってみたい」　―願い続けていた“普通”いや“普通以上”の身体を手に入れた
　「それでも、本当に私が好きだったのは、　いつも私と一緒にいてくれた｜弦楽器《ヴァイオリン》だったんだ」
　「こんな手じゃあ、弦も弓も もう持てない」

「気づけば我を失って暴れていた。一緒に来ていた担当の看護師さんも殺しかけて…」
「気がついたら 目の前にボロボロの｜アイツ《天野正木》が立っていた」

願いに裏切られ続けている少女。
借りを作ると感謝しなければいけない。　それでも自分はもう、一生分誰かに感謝したじゃないか
こんなに私は不幸なんだから、優しくしてもらっていいじゃないか。　不公平じゃないか。
　そんな風な考えで日々を暮らしている。　　
私は“かわいそう”だから、みんな私に優しくしてね？　そうやって私は今日も車椅子に座る。こんなもの、もう必要ないのに。
大切な人や物がないワケじゃない。　が、それはそれとしてこの世なんてどうなってもいい
どちらかと言えばファルスハーツに近い思想を持っているが、覚醒の際に色々と世話になった人物に対する借りをそのままにしておきたくない（それでも感謝して終わりにするのは我慢ならない）ので、UGNとして活動することとなる。


★
※補足
：覚醒時点で体は完治しており車椅子を必要としていない。必要時はｽｯっと立ち上がる
：セッション中に解決しても良い設定→素直に感謝すること。　化物の腕なりにもう一度音楽を楽しむこと
：セッション中に解決したくない設定→人にやさしくされたい。その為に乗る必要のない車いすを利用し続ける。

■トレーラー
''笑って。キミの笑顔が好きだから
泣かないで。キミの笑顔が見たいから
君に笑って貰えるなら、僕はそれだけで——満足だから。
ダブルクロス　3rd　Edition　『Ziggy Star』
ダブルクロス——それは裏切りを意味する言葉''
【干菓子クロ】
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=x7S28C
『天野 正木 】
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=2JcGF3
【景光 ユウユ 】
https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=2ZhXsU
初めてのセッション。
新人UGNの私の初任務。　あくまで殴ることしか考えていない能天気な仲間達との1週間のお話。