元になったオリジンは、"救済"の意味を込められた絵画。何者かによって描かれた絵画だったが、山の中に捨てられていた。
その山は不法投棄の温床となっており、家電や生活雑貨などが積まれていた。この絵画も不法投棄されていたものの一部。

ある日、その山で落雷があった。件の不法投棄物に落雷が直撃したのだった。
生じた強力なエネルギーと、それぞれの物品に込もった念、絵画に込められた想いが共鳴し、シアが生まれた。
エネルギーがシアの生成に変換された事により、落雷の二次災害として生じる山火事は起こらずに済んでいる。

シアは山の中を探索しつつ、自身の特性の理解や、どんな事が可能かを試していた。
その結果、電気と化したレネゲイドを体内に蓄積する特性がある事、立体映像であるホログラフを作る能力がある事を理解する。
絵画と家電が混ざりあって生まれた結果、描いた絵をホログラフとして具現化できるようになったらしい。
とはいえ、ホログラフについては中々上手く作れず、暫く時間が経つと消えてしまう状態であった。

そうして山を探索していた中で、自身と同じく落雷によって生まれた不定形のRBを発見する。
不定形故に自身のレネゲイドを留めておく事ができず、消滅の危機に瀕していた。

何とかして彼を助けたいと考えたシアは、彼の為に鳥の形をしたホログラフの身体を用意した。
助けたいという想いが強く込もったからか、今まで以上の完成度のホログラフが造られた。
シアの思惑を理解したRBは、そのホログラフに入り込んだ。実体のある身体を得た事で、そのRBは一命を取り留めた。
シアに感謝の念を覚えたそのRBは、シアに同行したいと申し出る。初めての仲間ができ嬉しく思ったシアは、これに同意した。
それに際し、RBはシアから「フラー」の名前を貰うこととなった。飛行を意味するFlyから取られている。

山の探索を終えたシアとフラーは山の外へと降りた。そこでシアは"プランナー"と初めて邂逅する。
どうやら、シアの能力を見込んでゼノスへの勧誘に来たらしい。

彼女から他にもまだ仲間がいる事、フラーと同じく助けが必要なRBがいる事を聞いたシア。
自分の力が助けになるのならと考えたシアは、これを承諾した。
そうして"プランナー"の助力を得たシアは、フラーと共に各地を飛び回る事になった。

それからシアは旅を続け、フラーと同様に弱っていたRB達を保護し、自身の仲間として迎え入れている。
チーターのホログラフの身体を得たRBは「ラッシュ」の名を、獅子のホログラフの身体を得たRBは「メナス」の名を、魚の群れのホログラフの身体を得たRBは「ジーラ」の名を貰っている。
それぞれ、閃光を意味するFlashと、威迫を意味するMenaceと、警戒を意味するVigilanceから取られている。

雷のエネルギーから生まれた為、レネゲイドが電気と化す特性を持つ。
自身の身体を電子機器に接続して電力供給を行う事や、お供のRBへのレネゲイド供給を行う事が可能。(EE:人間発電機)
また、描いた絵をホログラフとして実体化させる事も可能。(EE:土くれの金貨)

更に自身の元となった家電に込もっていた念は、タブレットとして具現化されている。(ミーミルの覚書)
タブレットはシアの主な電力供給先であり、充電と称して定期的にレネゲイドを放出している。

自身の体内に蓄積した雷を使用した攻撃を行う。雷は攻撃だけでなく、行動速度の強化としても使用可能。
球状の雷を相手に向けて射出したり、お供のRBと協力し広域に大量の落雷を発生させる事が可能。

名前

タッチ！カービィに登場する敵「ドロシア」より一部引用

コードネーム

星のカービィ スターアライズのBGM「組曲：星羅征く旅人」から一部引用

コードネーム(読み)

デュエル・マスターズの「「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト」、
「「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード」より一部引用

口調等

艦隊これくしょんに登場する「阿武隈」

絵画からの生まれ

タッチ！カービィに登場する敵「ドロシア」の設定

ホログラフの身体

星のカービィ ロボボプラネットに登場する敵「ホログラフ防衛システムズ」

フラーの名前

マジック・ザ・ギャザリングのキーワード能力「飛行(Flying)」

ラッシュの名前

マジック・ザ・ギャザリングのキーワード能力「瞬速(Flash)」

メナスの名前

マジック・ザ・ギャザリングのキーワード能力「威迫(Menace)」

ジーラの名前

マジック・ザ・ギャザリングのキーワード能力「警戒(Vigilance)」

コンボ「スプラッシュフラッシュ」

タッチ！カービィに登場する敵、ドロシアの技「スプラッシュラッシュ」

「タブレットも充電よし。お尋ねすればいい所は一応把握してあるし……」
――N市の協力者候補のリストアップと、同行しているRB達の電力供給用タブレットの充電を済ませるシア。
　　なおタブレットの充電は、一時拠点としているビルのコンセントから拝借している。勿論無断。

「あっちょっ……や、やだーっ！！　う、うわーん！　なんでこんな事に～！！」
――N市支部に不正アクセスした事がバレてしまい、追いかけ回されるシア。
　　本人には悪気は無く、手持ちの情報が古くなっていないかの確認の為のアクセスであった。犯罪である事に変わりないのだが。

「……でも、やっぱり慣れないですね。ちゃんと相手を倒さなくちゃいけないの。暫く前の事で慣れたつもりだったんですけどね」
――プランナーからの指令で、賢者の石そのものが変質したウロボロスシンドロームのRBジャームと対峙した事があった。
　　自身の手が届く相手だったかもしれないという思いから、その時もシアは躊躇っていた。

「電力充填状態を確認せり、過充填状態の場合は一旦電力消失寸前まで放出よし」
「各員、雷撃一斉放射！　予備電源についてはあたしが保証します、ありったけの電撃をぶつけて下さい！！」
――最初のグレイプニル、アナイアレイターに向けて四体のRBと共に電撃を放つシア。
　　確実に仕留める為に、上空・地中・背後・正面の四方向から電撃を放っている。