一番の家族だった少女。彼女がいなくなってから退屈な時間が増えた。

自分養子に迎え入れようとしてくれている男性。まだ距離感が掴めない。

瑞樹の親代わりだった人物。翼が大人を信用しきれてない理由。

暮らしている孤児院のシスター。幼少期の頃から世話になっており頭が上がらない。

・～小学生時代
孤児になった後(理由未定)孤児院で瑞希と出会う。
・中学二年
瑞希との別れ。柴染柊木の変化から問い詰めたところ亡くなったことを伝えられ自分が子供だから伝えられなかったと勘違いしており若干大人たちのことを疑い気味。(ここで【ストライクチップ】を受け取るがどういうものかはわかっていなくとりあえず身に着けている)しかし孤児院に世話になってるのも事実であり高校卒業までここで暮らすことに。
・高校生活
瑞希が健在の頃に「高校生に早くなりたい」「先に高校生になれるのずるい」など話していたことから高校には通うことにした。成績は中の上から上の下くらい。友達はそこそこにはいるが後述の生活によって友達付き合いが悪い。そのため一部女子グループからは嫌われていたりする。部活や委員会などは入っていない。

・6時
起床。孤児院での朝の準備、登校。
・16時
学業終了。バイトへ向かう。
・22時
バイト終了後帰宅。孤児院の手伝いしたのちに授業の復習などをする。
・1時
就寝。

彼女が物心ついた時から居場所は孤児院であり、家族はそこに住む同じ境遇の者達だった。
その中でも瑞希とは特別仲が良く、いつも一緒にいるところが見れただろう。

中学2年生の頃、瑞希は自分の目の前が姿を消した。最初は納得しようとしていた。しかし周りの態度、反応から何も感じないほど彼女は鈍感ではなかった。彼女の親代わりであったあの人に聞いた、聞いてしまった。
「瑞希は今どこにいるんですか？」
その返答は翼にとっていいものではなかった。なぜ亡くなったことを隠すのか。その理由を知らない彼女は信じるものを二つ失った。また、彼女との思い出をしまうはずだったペンダントは空白を生んでしまった。
中学卒業の時、そのまま働こうと思っていた彼女であったがふと瑞希が翼に対して「先に高校生になれるのはズルい」と話していたことを思い出し、自分を置いていった彼女への当てつけのように高校に進学を決めた。
なおこの時から孤児院にお金のことはあまり頼らないようにしており高校も奨学金制度を使って入学している。

そして現在、高校二年生。学生生活をしながらバイトをこなすようになった彼女はそこそこの成績を収めていた。しかし人と遊ぶような時間を作らなくなった彼女は友達があまりいない生活を送っており、クラスメイトの一部からは嫌われていたりしている。少し気にしている模様。