天才発明家を名乗る、黄金の卵。
好奇心旺盛、負けず嫌い。元気で明るい、少し男勝りな少女。
自信過剰な所があるのが難点。たまにやらかすと一日は落ち込んでいる。

「天才発明家」の名はある程度は偽りでは無く、彼女個人でもUGNやFHの研究系支部・セルにも劣らない技術力を持つ。
だが彼女は「まだまだ足り……上に行ける」と信じ、新規実験や勉強等の鍛錬を怠る様子はない。

ときたま、弱音を吐いている姿を見られるかもしれない。其の姿こそが、本当の彼女。
自分が生来持ちうる才を信じる事の無い、努力の人。

パワードスーツを身に纏い、大剣・機関銃の二つの武器を用いて戦うオールラウンダー。
知見も広い為情報収集もお手の物。

5歳のとき。
母が病気で亡くなり、父は仕事の都合上で天文台を離れられず。
姉は病状(のろい)の都合もあり被験者として別の場所に世話になることになり、一家は離散することとなった。
そして仙楼はと言えば、常時メイド服の変人に引き取られ、彼女の背を追って発明家の道を志す事となった。

彼女が育ったのは、『現代の幻想郷』に存在するとある秘密基地。
“逢魔時”の■の一つ、『シャーロック』。神秘の獣を探す、未知の組織。

シャーロックの一員(雑用係)として働きながら多くの事を学び、六年前の時点で並のエージェント以上の実力・知識を持っていたとされる。
四年前に単身東京に渡り、ありふれた高校生活を送りながらとある大学にて“映宙翁(ヴィルヴィ)”の友人である教授の研究室にお世話になる事となった。

毎年欠かさない、姉の誕生日に行く墓参り。
知った顔に良く似た、知らない女が先客だった。
　
「おま……え…………だ、れ？」

「────お邪魔しています。梁擬仙楼様」

その声も、瓜二つだけれど。それで、別人だと理解した。
彼女は、私に脇に置いていたアタッシュケースを差し出した。

「おめでとうございます。貴女は今日から、■■■■■■■です」

「…………ナニソレ」

「平和を守護する、戦士の証です」
「銘を〈アゲート〉」

『仙楼。下がって、』
「何言ってんだよ。私はお前の補佐だろ」

【Set Creation】
【Set】

「一緒に戦う」

【Boost】

【Deployed Powered System】
【Gigant Sword】

『…………分かりました。行きましょう』

『当然だ。〈アゲート〉の銘、覚えて帰れ！』

【Ready Fight】