そこそこ良いとこの家柄の長女として出生する。
厳格な家庭で育てられていたが、自由を感じない環境に嫌気が差して高校卒業と共に家を飛び出す。
新卒で就職した会社がとんでもないブラックな環境だった。
ノルマが厳しく毎日数時間以上の残業や休日出勤を強制され、上司からはパワハラ、同僚からはいじめや嫌がらせ、顧客からはクレームやセクハラを受け膨大なストレスを抱えることになる。
本人の内気な性格も災いし、辞職も切り出せず3年間休む間もなく働き続け、ついに我慢の限界を迎える。
きっかけは、上司から重箱の隅をつつくようなダメ出しの時間に侮辱発言を受けた時だった。
なぜ、そこまで言われなければならないのか──と考えた時には既にその場において、自分にとっての最善を思いついていた。
気がつけば自分は片手に業務用のカッターを握っており、辺りは血の海と化していた。覚醒に伴い暴走と衝動でうっかりオフィスにいた全員を殺害していたのである。
流石にまずいと感じた百舌鳥はノイマンならではの完璧な工作でその場を逃げ出す。なんかこう、ノイマンなのでレネゲイドの痕跡もごく薄く残ったのみで、警察の捜査にUGNやR担の介入が遅れた。
とはいえバレるのも時間の問題だと覚悟していた矢先、当時は北条建彦が代表を務めていた神城グループのメンバーに保護される。
彼女の戦闘における素質と扱いやすい従順な性格を買った北条建彦から、事件の根回しと引き換えに非合法活動を行う部署への配属を持ちかけられる。百舌鳥は捨てる神あれば拾う神あるなぁと思いながらも承諾。契約が成立した。その後、神城グループが凋落する出来事があり、彼女自身の存在や立場がかなりあやふやになり、自由を手に入れる。ラッキ〜！

新しい部署は以前の職場よりも比べ物にならないほどホワイト（なおやってることはド級のブラック、ドブラック）だが、人付き合いに悩み、職場に行くのが億劫で日曜夕方の公園で黄昏ていた時、運命の出会いを果たす。
通りすがりに声をかけてくれたのが、｜迎 碌《むかい ろく》だった。悩んでいる様子を見て心配になって声をかけた……とのことだった。
小学生から大学生まで女子校に通い、恋愛をする間もないドブラック企業に勤め、内向的な性質も相俟って男性との関わりがほとんどないままアラサーに片足を突っ込みかけていたこじらせ女だった百舌鳥はイケメンに優しくされ、コロッと落ちた。新しくなった環境で不安になっているところに付け込まれたのも大きな要因としてある。
そしてあれよあれよという間に恋人まで発展した。

交際中は百舌鳥の気性に合わせ、とにかく優しく接してくれた。百舌鳥が特に不安を示した時は、将来を約束するような言葉を覗かせて安心させてくれた。否、百舌鳥はもうプロポーズされたと思っているのでてっきり婚約者気分だったが。

「こんなに良い人が生き遅れの私を好きになってくれて嬉しい……」
「考えたくないけど、もし私より好きな人ができたなんて言われちゃったら、私──」

その先は本当に考えないようにしていた。どう足掻いても想像されるのはいつもかつての血溜まりの光景なのだから。
必殺仕事人の方は本当に素質があったらしくうまく馴染んでいる。おしごとたのし！
特別な因子があるというよりは『｜自分もしくは誰かのために最大限の力を発揮できる《Dロイスが想い人》』ってだけ。
表に言えないような仕事でも、彼ならきっと受け止めてくれる。彼のためなら、なんだってできる。
「碌さんもそうだよね……？」

一人称

私

二人称

貴方、貴女

好きなもの

恋人、仕事

苦手なもの

家族

超ブラック勤めを経て、現在は神城グループの傘下企業に勤めているOL。
表向きには総務課だが、実際は表沙汰にできない非合法活動専門部署の戦闘員。（IAp.165の下段中央に書いてるやつです）
社内政治について興味はないが、百舌鳥の配属までの経緯がかなり闇深いので神城早月とはあまり良い関係ではない役員が管轄しているところかもしれない。
人見知りで内気。考え込むと悪い方にしか想像できないほどネガティブな性格。
特に男性にはどう接して良いのか分からず警戒しがち。逆に女の子は色んな子と交友関係があったので扱いを分かっている方である。
また、恋人だろうが友達だろうが仕事仲間だろうが、とにかく誰かに強く依存するタイプ。相手に言われた言葉を鵜呑みにしがち。ノイマンなのに！？
敵と感じた相手にはとこっとんひたっすらに慇懃無礼。「ま、どうせ死ぬし良いよね……」と思っている。ストレス発散の一つ。やな女

瞬時に接近してブレインブレイド（包丁）をブッ刺す。
レネゲイドが高まると何度もブッ刺す。メンヘラ刺しと呼んでいます。
FFだったらトンペリや。