UGN支部長としての立場を確立する以前、常に彼の側に立ち続けた人物。ほとんどの情報を開示しておらず、椿木も進んで彼の話をすることはない。彼の意味深長そうな語りから戦死した、または決別したと語り種になっていたが、別にそんなことはなく今でも親友として仲良くやっているらしい。

椿木の旧友にして、UGNの創設者。UGNが発足して間もない時期に直接スカウトされ、彼の志と理念に惹かれ共に行くことを決める。彼の死とFHへの裏切り、中枢評議会(アクシズ)の台頭から立場を失いかけるが、霧谷雄吾との接触およびコードウェル博士に関する情報提供の結果、現在の地位を守り続けている。

・実のところ、彼は現在のUGNやFHなどの組織について一切の興味を抱いていない。終わりなき英雄譚も、望まぬ力への葛藤も、旧友と共に歩んだ旅路も、すべて過ぎた話なのだから。
・しかし自分に最も適している仕事が現在のものであることは理解しているため、与えられた業務は欠かさず行う。ひとたび戦場へと赴けば、その伝説に恥じない抜群の指揮能力を以て勇士を勝利へと導くだろう。

見ての通りのバッファーです。味方の戦闘移動、攻撃力強化、ついでに達成値強化とやれること全部やる構成。情報収集能力も高いし、(僕が)一番やってて楽しいビルドになりました。Dロイスは「指導者」を使ってみる。一国とそこら一帯を救った英雄なら違和感ないでしょ。立ち絵はアークナイツ(いつもの)のパラスさんを参考に。

彼は辺境の小国にて生を受け、その地に伝わる英雄たちの祭司として活動しておりました。彼はそんな地を、役割を愛しておりましたが、その国状たるや酷いものでありました。彼らの部族は約百年ほど前より大国から侵略と占領を繰り返されており、この行為は歴史や文化に致命的なまでの影響を及ぼしました。資源や貴重な美術品は悉く奪われ、文化に対しても野蛮かつ直接的な破壊を行いました。大国の人々は信仰の撲滅こそが彼らの屈伏に繋がることをよく理解していたのでしょう、華やかな英雄殿や神殿のほとんどは焼き払われ、競技や祭祀活動を禁じ、一時は演劇舞台さえも禁じました。
しかし、部族の反発は一刻たりとも鎮まることはありませんでした。彼は祭司として、英雄たちの預言者として剣をとり、同志を率いる指揮官として……大国に必ず敗北を刻むべく行動しました。転機となったのはある初夏の夜、大国が内部の混乱により彼らに大きな隙を見せたあの日。彼らは「神殿奪還」作戦にて多大なる成功を収め、都市の修繕と復興にまで至りました。
国を救い、人々を導いた“常勝の英雄”。彼は辺境一帯を含む地域と大国間にて相互不可侵条約が結ばれた時を境に姿をくらまし、その存在は御伽噺や英雄譚で語られるのみとなりました。彼が何者だったのか、そもそも実在していたのか、今となっては知る人はいません。