一般家庭で生まれ、そのまま生まれた町で育ち、危険とは無縁の生活を送ってきた少女。
ヒーロー物や特撮が好きなオタク趣味を持ち、普段離せない反動で話し出すとは少々早口でまくし立ててしまうタイプ。

数ヶ月程前の長期休みの際に家族と共に都会に遠出したときに凶暴化して街に潜伏していたジャームと遭遇しその恐怖から覚醒した。

その場は近くを捜索していたUGN所属のオーヴァードに保護され無事に事件は解決、その後近隣のUGN支部まで事情説明のため同行しレネゲイドとオーヴァードの世界について知り便宜上UGNイリーガルとして訓練と登録を行った。

その後所在地に戻った後も度々イリーガルとして活動を行っているが、覚醒当初の恐怖からか調査任務などには同行するが、戦闘が必要な場合は消極的な姿勢を見せる。

また、その事件以来遠出する際も近場で済ますなど今だ事件のショックを払拭し切れていないところがある。

元気が良く明るい調子で話すが少々繊細な一面もある少女。

一人っ子として両親から愛情を込めて育てられつつも両親が仕事で忙しく中々構ってもらえなかったため少々甘えん坊気質で誰かに嫌われる事を非常に恐れる。
その為かヒーロー物や特撮が好きなのだが、幼少期に周りから理解を得られず浮きからかわれた経験から自己表現が少々苦手な側面がある。(この幼少期の出来事は彼女の内面に非常に影響を与えている)

少々思い込みが激しい部分があり、その矛先はもっぱら自分に向くほど内罰的。
その為、憧れているヒーローの様に誰かを助けたいと思うなど根は善良なのだが体や思いが付いてこず覚醒当初の恐怖を引きずって戦うことを避けている自分を情けなく思っており自尊心が低い。

覚醒理由がジャームからの逃走だったためかウロボロスシンドロームの力で咄嗟に得たハヌマーン由来の健脚が優れており、炎に耐性も高いことから様々な場所の任務に赴ける。

また、見様見真似でやり続けた憧れのヒーローの剣技を会得しておりサラマンダー由来の炎操作能力で武器を強化することもできるがあくまで出来るのは見栄えの良い殺陣擬きであり実際の戦闘剣術にはほど遠かったりする。

父は長距離トラック運転手で母は看護師をしている。
両親とも誰かの生活や治療のために奔走する自慢の両親のためその背中を見て育った火凛も自然と自分も誰かの為に頑張れる人間になりたいと思うようになった。

しかし同時に幼少期から疲れて帰ってくる両親に無理をさせたくないという気持ちからあまり我儘やおねだりをしてこなかったため誰かに頼ることを無意識に避ける要因になっている。

憧れているヒーローは炎刃戦士ファントムブレイザーという名前で、常に自信満々で誰かの為に一生懸命、そして何よりどんなことがあっても諦めないそんな折れないスタンスと自分と正反対なその姿に憧れて思わずコードネームに入れてしまうほどのめり込んでいる。